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無料朝食でどこまで感動を提供できるか?

2010年に埼玉県で起業した整体事業。2019年1月に大分県臼杵市にUターン移住し、古民家でこの整体事業「臼杵 整体&リフレクソロジー ケレシュ」を引き続き行っています。


「埼玉と同じことをしたのでは面白くない」「料理が好き」「臼杵にないサービスをやりたい」ということで、朝8:00-11:00に整体を受けたお客さまには、ご希望であれば朝食を無料でサービスしています。


ネットで「無料」「朝食」「整体」などと検索すると、ホテルのホームページに交じって「臼杵 整体&リフレクソロジー ケレシュ」が唯一整体院のサイトとして登場するので、今のところ全国でも初の試みではないかと思っています。


これから臼杵市に移住してくる方で起業される方も多いかと思いますが、なるべく他がやっていないことにチャレンジしていただいたほうが競合も少なくていいかと思います。また、いろいろなお店が増えると臼杵市自体も楽しい町になりそうなので、そういった思いも込めて、今回はケレシュの「無料朝食付き整体」について書いていこうと思います。


臼杵の女性は働き者

臼杵市で開業してから「臼杵と埼玉のお客さんで大きく異なる点」に気づきました。それは臼杵市では当日予約が数倍多い、ということ。


私が女性ということもあり、お客さんの割合は9:1で女性のほうが多くなります。施術中はライフスタイルについてよくお話をしますが、埼玉では主婦が多かったのに対し、臼杵市ではほとんどが外で何らかの仕事をしていらっしゃるようです。

お子さんがいる家庭にいたっては、朝家族を送り出す→家事→外で仕事→帰宅してまた家事・・。自分よりも仕事や家族を優先するライフスタイルで、結果的に整体予約も当日になってしまう、という感じなのです。パワフルウーマン揃いなのがこの臼杵市の特徴だと思いますが、40歳を超えたら少しは自分の健康も重視してほしいといつもお声がけをしています。


そういうお客さんの状況を聞くうちに、「無料朝食でどこまで感動を提供できるか?」というのが、最近の私のテーマになってきているような気がします。

開業準備時期は「無料だからトーストに茹で卵とコーヒーでいいか」くらいに考えていましたが、それでは驚きがないし、驚きがないので感動もありません。

「無料でこんなのが出てくるの!?」

というものを提供できれば、心身ともに疲れた方も元気になって帰宅できるような気がしてきたのです。


オペレーションに四苦八苦

では、これまでに提供してきた無料朝食の一部をご紹介します。


「世界の朝食」をテーマに、いろいろな国の料理を出すのが特徴です。こちらは中華料理の回で、大根餅と中華粥↓

整体が終わったらすぐに台所に行って朝食の準備をするのですが、できるところまでは事前に準備をしておきます。この大根餅、大根をすり下ろすのに私の腕がやられそうでした。仕事に支障をきたしそうだったので、今後の提供については検討中です。


オペレーション的になかなかの問題作だったのが、アメリカ朝食の回「ふわとろパンケーキ」↓

お客さんからは「パンケーキ屋みたい!」とふわとろ加減を絶賛していただきましたが、このふわとろ状態は焼く前の卵白の泡立て具合が全てです。整体が終わってからシャカシャカと卵白を泡立て始めたので、お客さんからは「そこから!?」と驚愕されました。次のお客さんが来てもまだシャカシャカやってる始末だったので、こちらのメニューも今後要検討。


一方、先週提供したスペイン料理「ソパ・デ・アホ」(ソパ=スープ、アホ=にんにく)はオペレーション的には超簡単。事前準備も5分程度でできるので、朝もずいぶん楽でした↓

お客さんには大好評でしたが、小学生の姪や甥からは「パンが柔らかくて気持ち悪い」と酷評。「今週のお客さんには好評なんだけどねぇ」と弁解すると10歳の姪Kからは「大人と子供じゃあ味覚が違うけんな」とえらい批評をされてしまいました。


失敗しても無料だからご愛嬌

無料だと多少失敗してもお客さんも楽しみながら食べていただけるのがいい点です。このストレスの無さが無料サービスを継続するポイントのような気もします。

こちらはスキレットを使い始めた当初、火加減がつかめずに失敗したフランス朝食の回「キッシュ」↓

キッシュは通常オーブンで焼き上げるのですが、オーブンがないのでスキレットで焼きました。手前半分の表面が焦げてます。これを出したお客さんはなんとプロの料理人!でも凄く優しくて「スキレットの火加減って難しいですよね。」とフォローしていただき完食してくれました。その優しさが身に染みる四十路独女でございます。


珍しい料理にも感動がある

これまで食べたことのない料理との出会いもまた感動です。私は雑貨の買い付けで、ラッキーなことに2年に一回は海外に出かけます。その際は訪れたことがない場所に行ったり、食べたことのない物を食べたりするなど、いろいろなチャレンジをするようにしています。


2014年に行ったグルメ旅はスペイン・バスク地方の「サン・セバスチャン」。この町は人口16万人しかいないにも関わらずミシュランの三つ星が3軒もあります。しかも町中のバルでは前衛的なピンチョ(おつまみ)が目白押しなのです。


こんな感じのおつまみに三日三晩度肝を抜かされながら飲み歩きました。感動しすぎてフェイスブックのヘッド写真は未だバルの風景です。


このような素晴らしい料理を作ることはできませんが、海外で出会った食べ物再現にも挑戦しています。


今週がちょうどそのようなメニューで「フィッシュタコス」。カリフォルニアに住んでいた時によく食べたもので、タコスと言えば通常ひき肉なのですが、カリフォルニアではこのフィッシュタコスが主流。しかも白身魚をグリルしたものを挟みます(カメラが不調で低画質、失礼いたします)↓

事前に焼いたトルティーヤに野菜と魚を挟んで、お好みでこれまた手作りのサルサソースとランチドレッシングをかけてどうぞ!

無料朝食メニューは週替わりで、週に1回のペースで整体に来られる方も毎週違うメニューを楽しむことができます。今後もなるべくお客さんが驚いてくれるような無料朝食作りに頑張っていこうと思います。


これから臼杵市に移住してくる方にも是非起業していただいて、美味しいものや楽しいものを提供していただければと思います。個人的にはご近所に朝7時くらいに焼きあがるパン屋さんがあると嬉しいです。いろいろと空き店舗はあるようなので、どなたかよろしくお願いします!


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