プロが解決!古民家のお悩みを修繕

更新日:3月16日


「古民家」。

ネットで検索するとその定義はいろいろです。私個人としては、戦争を生き延びた建物を大事にしたいという想いがあるので「戦前の建物=古民家」説で一応定義しています。


私が臼杵市に移住し賃貸している建物については、下見から入居時のDIY、そしてその歴史についてもいろいろなトピックで語ってきましたが、築100年以上経過する古民家です↓

その古さからくる生活の不便さは、関東でのマンション生活のすぐ後では想像を絶するものでした。

「寒さ」「虫」「歪み」、これらが古民家生活での三重苦と言えます。

1年目は寒さで人生初の便秘を経験し、毎年秋になると遭遇する25センチクラスの超巨大蜘蛛に寿命を縮め、春になると建物の隙間から降り注ぐスギ花粉で呼吸困難・・・。


しかしこの3年間で、尻の寒さはホットカーペット、「蜘蛛はどこにでも出るもの」とマインドコントロール、壁の細かい隙間はシーラント、と不便さから学ぶこともさまざま。段々古民家生活も快適になってきました。


加えて「これは私の力ではどうにもならない」という点は管理人さんにリクエスト。いろいろな不具合について修繕を検討していただける管理人さんや大家さんで本当に助かっています。


今回は我が家が抱える古民家の「ガタ」の修繕について。

今後古民家を買ったり賃貸したりする方は「こんなことも起こるかも」と参考にしてみてください。


これこそプロの技!壁名人、隙間を埋める

前述したように、年間を通じて生活をすると「これは私ではどうにもならん・・」という家のガタに音を上げる時がやってきます。


昨年は私の背丈を優に超える高さの土壁がボロボロと崩れてきて、壁から陽が射すように。天使が舞い降りてくるかのように光の筋が何本も壁から出てきたので、昨年の秋前に「冬になる前に漆喰壁を修理して欲しい」と相談しました。

丸見えの竹小舞はもはや恐怖の光景

業者さんが確認し、予算や強度などを検討した結果、モルタルで壁を塗るということになりました。横幅7メートルくらいのモルタル塗りは二日間で完了。


モルタルというと、山崩れなどを防ぐ為に地面を上から固めている「灰色のなんかゴッツイもの」というイメージ。職人さんに「大丈夫ですか?モルタルなんか塗って・・」と疑問を投げかけましたが、職人さんは「1週間くらいで完全に乾くと色が白くなって漆喰みたいに見えるから大丈夫大丈夫」と気楽に答えてくれたのでそれを信じて待つことに。


そして1週間後の姿がコチラ↓

誰もが漆喰と信じて疑わない壁に生まれ変わる

プロの技で隙間を退治しこの見た目!今年はこの壁から冷風が吹き下りることもありませんでした。


これこそプロの技!建具名人、ドアを替える

今年の年始早々、家の引き戸の鍵が壊れました。今だからこそ言えますが、3月上旬にドアを替えるまで約2か月、我が家の守りは南京錠1個のみ、という悲惨な状態でした。


元々経年の影響で相当な歪みがある家。引き戸は梅雨になると湿気を吸収し、開かなくなっていました。

照明が灯っているにも関わらず、ドアが開かないため「休みだ」と帰ってしまうお客さんもいたほど。鍵も壊れたしドアも限界、ということで管理人さんに相談しました。

抜群の吸水力だった引き戸。鋸でやっつけられた

熊崎地区にある「河野建具店」さんが今回の担当。今回は「引き戸ではなく開き戸にしてほしい」という私の希望が採用され、事前に作っておいたドアを持参。

鰹節のように鉋をかける熟練の職人さん

当初は1時間くらいの予定だったのですが、さすが古民家。歪みが職人さんを苦しめます。鉋で細かい歪みに合わせてドアを調整。

蝶番で設置したら鍵の取り付け。ドアを細かく削って鍵の設置個所やドアの開閉部分を作っていきます。歪みに時間を取られましたが、鍵の設置だけなら30分もかからず終わっていました。本当に熟練の職人です。


そして完成したのがコチラ↓

凄く綺麗なドアが完成しました。マッサージに来た常連のお客さんも

「ワッ!ドアが開く!!」

と変な驚き方をしています。


ちなみに私が店を構えている町八町(城下町の商業地区)は景観保護条例の対象地区。建物の外装には漆喰や木材など、景観に沿った素材を使用しなくてはいけません。

ギラギラのネオンは許可されませんので、移住して町なかでお店をする人は注意が必要です。


ドアの製作から設置まで約6~7時間ほどかかったそうなので、素人だと3日間位かかってしまうのでしょうか?歪みがあるかどうかでDIY時間が大きく左右されるようです。

また、年度末は職人さんは大忙し。依頼する時期が年度末の場合は早めの予約をおすすめします。


室外機カバーを塗りなおす

前述のリフォームに関しては到底私の出来る技ではないですが、3年間で古ぼけてしまったペンキを塗りなおすくらいはできます。ここ最近気になっていた室外機カバーを塗りなおしました↓

写真で見るとその酷さがハッキリわかります。よくここまでほったらかしていたと我ながら反省。45分で下写真のように綺麗になりました↓

テントのクリーム色と柵のカラーを合わせれば良かったと完成して思う。

ついでにお店の看板も足の部分を塗りなおし。

3年経つといろいろと色褪せてくるものです。今度は写真にある植木のアクセサリーの「ミニ椅子」と家の木壁を塗りなおす予定です。


今回使用したのはホームワイドで購入した水性ペンキ(1個650円位)の赤と白。刷毛は100均で買いました。今日たまたま100均に行ったのですが、少し小さいサイズの水性ペンキが100円!私のDIYレベルなら100均で十分だと思います。


プロに頼むものとDIYできること。上手に使い分けてコストと時間のバランスをとってみてくださいね。