佐志生で堪能するうどん

首都圏に住んでいた当時、私は完全に「蕎麦派」でした。

九州では蕎麦を食べるよりもうどんを食べることのほうが多く、18歳までは蕎麦の美味しさや食べ方が分からない人間でした。

大学受験の時に島根に行ったのですが、そこで蕎麦湯を出されてそのまま飲み、帰宅後

「凄いマズイ物を飲まされたので、合格しても島根には行きたくない。」

とバカ発言をしたほどです。ちなみに当時は島根のほうからお断りされました。


その後首都圏で生活をしてみると、麺食の主流は蕎麦。特に長年住んだ埼玉県は秩父地方を筆頭にそば処が多く、その辺のおじさんたちが「蕎麦クラブ」を作り、週末に集まっては麺打ちを行い実食するという活動を行っていました。挙句の果てには週末だけ蕎麦屋をする、という「埼玉版・職人おいさん」まで登場。その蕎麦屋がなかなかの人気店だったりしたのですから侮れません。美味しいお蕎麦には数十年お世話になりました。


しかしUターン移住しうどん市民に戻った今ご紹介したいのは、佐志生にある「さしう大丸」さん(以下、「さしう大丸」)。私の主観で表現するなら、ゆで加減が九州うどんと讃岐うどんの間、まさに佐多岬的硬さなのです。メニューも撮影許可をいただいたので(スマホ撮影の為、荒い画像はご了承ください)じっくりレポートいたします。


舞台は海辺のガソリンスタンド

「さしう大丸」は手作りうどんと手打ち蕎麦のお店。両方を愛する私にはもってこいのお店です。最初に行ってまず驚くのはその外観でしょう↓

間違いなく元・ガソリンスタンド!

この潔い外観のせいで、私はシンプルな讃岐系のうどん屋さんと勘違いしていました。メニューは「ざるうどん、かけうどん、温玉うどんの3種類のみ」みたいなものを想像していたのです。

しかし、お店に到着してそのメニューの多さに驚愕↓

全6ページくらいあります!私にとってはこの消されたおでんが相当気になる存在。


私はどうしても月替わりの「クロメうどん」が食べたかったので初志貫徹。しかし「大丸スペシャルうどん」も気になって仕方ありません。お店の屋号を冠に掲げているメニューは良いに決まっているのです。これは一緒に行った父Y雄・74歳に注文してもらいました。そして父・私ともに「せっかく食べに来たのだから悔いを残したくない」という思いで1.5玉に挑戦。待ち時間も胸が躍る74歳と46歳。


こだわりがたくさんのうどん各種

店内はカウンター席もあるのでお一人様でも気兼ねなく入ることができます。あとは4人掛けや二人掛けのテーブルもありました。


父Y雄とペラペラしゃべって10分も待たずに出てきた私のクロメうどん↓

私もかなりの大喰らいなのですが、

「普通に1玉で十分だった・・」

と、ちょっと息をのむくらいの大盛です。

大好きなクロメに加え、春らしく菜の花の天ぷらも付いていました。


ちなみにこちらが父Y雄に注文してもらった「大丸スペシャルうどん」↓

わかめ、甘く炊いた肉、月見、きつね、かまぼこ、葱と全てがのっかっており、まさにスペシャル!しかもかき揚げと海老天まで付いているのです。


出汁は添加物を一切使っておらず、羅臼昆布一等、大分産干し椎茸、焼津産花かつおなど天然素材を使用しているので、味がとにかく上品。変に濃くなく、食べている間も食後も水を飲みたくなることはありません。


麺には香川県の地粉を使用しているそうです。麺の硬さは人により好みがそれぞれなのですが、前述したように私の主観での硬さは、讃岐と九州の間位だと思っています。

父Y雄・74歳は「硬すぎる麺は疲れる」と元々言っており、さしう大丸の麺の硬さは「ビンゴ!」だったようです。


私が感動したのは前述の出汁に加え、「かき揚げ」↓


何種類ものお野菜が入っていて、それぞれの味がしっかりしていたのです。

「かき揚げは塩でバリバリ食べたい派」

の私にはまさに揚げ具合がビンゴ!特大のかき揚げが2個で200円という驚愕のお値段なので、今後行く方は、是非このかき揚げを付け合わせにどうぞ。


何とかギリギリで完食し夜ご飯もいらないほどお腹いっぱいになりました。

それでもなお「やっぱり大丸のおでん食べてみたいなぁ」と妄想してしまったので、今度「さしう大丸」に行くときには、その思いのたけを店主に伝えてみようと思います。


【さしう大丸】

所在地:臼杵市佐志生3655-2

電話:0972-68-3344

営業時間:11:00-14:00

店休日:月曜日