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臼杵市桜の名所「大岩の桜」

只今、臼杵市の桜はほぼ満開。


前回は臼杵市の桜の名所をご紹介しましたが、その中でもまだ行ったことが無かった「大岩の桜」に29日の朝行ってきました。

毎年仕事のスケジュールと天気のタイミングが悪く登頂を諦めていましたが、やはり今年も天気は曇り。でも登ってきました。


私の同級生でずっと臼杵在住の友人たちもまだ行ったことが無い人多数の大岩の桜。移住者ならその存在さえも知らないかもしれません。今回は、そんな方へご紹介する「大岩の桜登山の巻」です。


ミニ駐車場も完備!車でも徒歩でもOK

今回紹介する大岩の桜は、私の住む中心街からも眺めることができます。

山の方を見ると明らかに桜がたくさん咲いている場所があるのですが、その一角に下の写真の黄色で囲った部分で岩がゴツゴツした場所があります。恐らくこの辺が大岩だと思います。

町からも見える巨大岩

中心街からの道順をご案内しておきましょう。


まず、辻から臼杵高校へ向かう「本丁」を南に行きます。線路にぶつかり、左手に三好医院が見えますが、この線路も超えT字路まで突き進みます。

左に曲がってまっすぐ行き、竹尾橋手前にある長商店を左に見ます。

この橋を曲がらずに右に行きまっすぐ。次に橋を渡るか右に曲がるか、という所で橋を渡ります。

真っすぐが橋の道

あとはまっすぐ100m位行くと登山口になります。

登山口の前には下の写真のように駐車場があるので車で来る人にも便利です。

4台くらい駐車可能

後述しますが、この地域は東海添という地区で、駐車場も地域の地主さんのご厚意で利用できるし、この地域やボランティアの方の善意で大岩の桜を快適に見ることができます。看板にもありますが、ゴミのポイ捨てなど決してしないように。マナーを守って登山を楽しみましょう。

では早速、登山開始!

舗装道路から始まる登山口

超初心者、痛い目に遭う

登り始めてすぐ、竹の杖を発見。事前情報で「20分位の登山」と聞いていましたが、転んだりすると嫌なので念のために一本拝借。

アラフィフの私にもありがたい心配り

「20分の登山なら余計な荷物は要らない」ということで水も持って行かなかったのですが、ナメてかかったせいでかなり痛い目に遭いました。


まず、入り口から続く約50メートルの舗装道路部分で既に息切れ。かなりの急坂です。

写真では分かりづらい心臓破りの坂

そして興味をそそる遺物の数々。

江戸時代の氷室跡

途中には、臼杵藩主三代・稲葉一通が亡くなった際、重臣の後藤利連が殉死した場所があったり、上の写真のように江戸時代の氷室跡(九州では珍しいそうです)があったりと、桜とは何ら関係なくウロウロしてしまいます。このあたりで既に「しまった」と感じてしまうので、必ず水は持って行くようにしましょう。


そして一向に桜が見えぬまま、綺麗な竹林を通過。

ゴツゴツした岩肌と青竹の道

写真も色々な角度からバシャバシャ撮影。20分どころではない時間が経過していくのです。


ボランティア精神を感じながら感謝の登山

心配りの竹の杖は持っていて正解。運動不足のアラフィフの足は、既にガクガクなり始めていました。しかし、こんなゴツゴツの道でも遭難したり、転げ落ちたりしなかったのは地域の方の心配りのお陰だったと思っています。

「大岩」だけに、段々岩だらけの道になる

上の写真のような短い距離に3つも道案内があり、迷わないようにしてくれています。

しかも、アツイ応援まで↓

「頑張ります!」とつい答えたのは私だけではないはず

最もありがたかったのは、滑らないように階段を作ってくれているところ。

竹の根の合間にうまく作られた階段

そしていよいよ「もうすぐゴール!」という看板を超えて大岩に到着するのです。


苦労のあとの臼杵の絶景

最後の看板を超えてまず目に飛び込んでくるのはまさに大岩↓

中心街から見ても分かるだけの巨大岩登場

そして桜の数々です。大岩の周辺には山桜がたくさんありますが、やはり地域の方が植樹もしているのか若い桜の木が少しずつ植えられていました。


大岩の上に行くと周辺の山桜が良く見えます。

既に散っているものもあれば5分咲のものも

臼杵の町も一望できます

緑と桜の下に広がる臼杵市街地

臼杵湾方面も見ることができ、津久見島がポッコリ浮いています。

若い桜が育つとまた違った風景になるはず

それにしても青空なら本当によかったのに。

晴れの時に再度チャレンジしてみようと思います。

フンドーキンの「金」印も見える山頂

そういえば、この標高223メートルに何分かかったんだろう?と時計を見るとなんと40分。しかも既に膝が笑っています。この倍以上の標高がある鎮南山にはもう決して登れないでしょう。


気を取り直して、とにかく転ばないように急坂を下ります。

他の登山者ゼロ!「絶対コケられない」と細心の注意を払う

帰りは約20分で下りることができました。


どんな山でも登山をナメてはいけません。

先日取材した「コティディアン」でこのあと友達とお茶をしたのですが、まず駆けつけ3杯水をいただくことになりました。

「タルトタタン」@コティディアン

まだ大岩の桜を見ていない方も今年、又は来年、自分のスケジュール、満開、晴れを合わせて登山してみてください。親子で行くにはぴったりのコースだと思います。


5月から月2回の更新となります

さて、新年度から当ブログの形を少し変えていくことになりました。

これまで毎週水曜日に更新してきましたが、この5月からは月に2回(第2,4水曜)の更新となります。そして来月4月は1か月間ブログの更新をお休みいたします。

これまでに少し触れた臼杵市の観光ガイドマップの製作に関わることとなり、4月はその為の取材や記事製作、写真撮影に追われる予定なのです。


もはや「おいさん」に近くなってきている私が言うのもなんですが「女子旅」に焦点を合わせたガイドマップを予定しています。観光目的の他、臼杵市をさらに多くの方が発信できるように、臼杵のフォトジェニックなスポットや面白いスポットをご紹介していきます。


この製作過程も5月以降のブログでご紹介していければと思っています。

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