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今年こそ水行から見学!法音寺の節分大祈祷会

今年もやってきました、節分恒例の法音寺大祈祷会。

昨年は仕事の都合で水行を見学することができず悔しい思いをしたのですが、今年は気合を入れてこの日の午前中の仕事は入れませんでした。ちなみに昨年の様子はコチラからどうぞ


昨年に引き続き、煩悩たっぷりの8歳姪Hと共に臨んだ法音寺の大祈祷会をレポートします。

臼杵市法音寺の大祈祷会の菓子蒔き
姪Hにとっては節分大祈祷会=菓子蒔き

見ているだけで凍えそうな水行

子どもの頃には必ず見ていた水行ですが、昨年は見逃してしまい、今年の訪問はこれが目当てだったと言っても過言ではありません。それほど迫力のある水行。檀家さんはもちろん、信心が浅い私のような参加者の為にも祈祷してくれる住職をはじめとする僧侶の皆さんが身を清めるために行います。


実はこの日も10時から始める水行に少し遅れてしまい、山門から階段を駆け上がると既に水かぶりの真っ最中!急いでシャッターを押した為ベストショットにはなりませんでした。

法音寺の節分大祈祷会の水行
ギャーッ!見てるだけで心臓が止まりそう

伝わりづらいかもしれませんが、とにかく寒い中でのふんどし一枚での水行。民の為にお清めしてくれるお坊さんは凄いなぁと感激するばかりです。


その昔の即身仏のように、民の苦しみを一身に背負って祈祷する心が、宗派関係なく仏教にはあるのかと感じ入ってしまいます。


院首による今年の運命のお話

まず、昨年のブログを訂正しないといけないのですが、法音寺の大祈祷絵は「毎年2/3の節分の日」と書いていました。でもよく考えたら節分って2/3だけではないですね。立春の前日が節分という決まりで、そこから1年が始まるという考え方ですが、地球の公転が365日きっかりではないために立春の日も変わる年があるのです。2025年の今年は立春が2/3だったため、節分は2/2となったわけです。


そして院首(前住職の意)である加藤顕瑩さんのお話は大変興味深い内容で「へー、知らなかった!」というような開運情報が満載です。2/3の立春から始まる1年、「この方角で何かをしたら災いが起きるので要注意」とか、「大厄の人も家さえ建てれば大逆転!」とか参加者も笑いながらなるほどなるほど、というお話でいっぱい。

臼杵市法音寺の院首、加藤さん
2025年、最凶中の最凶方角を語る院首

例えば家の前に水を撒くのは魔除けの為の「水切り」という行いだそうで、特に柄杓を使って水を撒くことで家の前を清めて良い気を家の中に招く、という意味があるのだそうです。

家や店の前に水を撒くのは単に気温を下げるとか、ほこりが立たないようにする為だと思っていましたが、お清めの動作だったのですね。

 

今年、どこかで木の桶と柄杓を手に入れようと思います。ちょうど新しく引っ越したお店に桶と柄杓が合うのです(笑)


大祈祷会と姪H待望の菓子撒き

院首のお話を私は興味津々で聞くことができますが、残念ながら8歳の姪Hでは時間が持ちません。そういうわけでHは昨年に続き大祈祷会から参加。

大祈祷会の様子
大祈祷会も菓子まきのことで頭がいっぱいの8歳姪H

昨年は本堂に入るのを怖がって渋っていましたが、今年は全くそういうそぶりも無し。1年の成長が見て取れます。昨年住職を引き継いだ加藤圓清さん。「うたうお坊さん」として臼杵でもかなり有名で、やはりお経をあげる声も良い。昨年と同様に背中を撫で撫でしてお祓いをしていただきました。

今回が2回目のHも合掌し背中を撫で撫で。慣れたもんでした。


そして今年もお待ちかねの大福引き大会と菓子蒔きタイム!

福引きは残念ながら今年もハズレてしまいましたが、菓子蒔きで昨年は飛んでこなかったお供え物が今年は見事に飛んできて、帰宅後父Y雄がご満悦で供物のリンゴを食べていました。


菓子撒きでは、煩悩たっぷりの姪H、ここぞとばかり一心不乱に拾いまくります。彼女は自宅に自分だけのお菓子袋を持っており、そこにお菓子各種が増えていくのが楽しくて仕方が無いのです。虫歯ができやすくママから制限をかけられているので、最近は食べるよりも収集癖が増している哀しきお菓子モンスター。どうか今年は虫歯ができませんように、と伯母は祈るばかりです。

菓子蒔きで拾ったお菓子
これだけ拾えば満足でしょう

節分は気持ちを新たにする機会

私にとって節分は単なる豆まきイベントだったのですが、「1年の始まり」で福を呼び込むための祈りの機会なんだと今回初めて学びました。


こういったときに信仰のあるお寺さんで祈祷をしてもらったりするのもいいですよね。

法音寺の祈祷会には生まれて1年未満と思われる赤ちゃんもチラホラ見かけたので、この後ご祈祷してもらったに違いありません。


移住してきて1年目とか何かの節目に移住生活を円満に過ごす意味も込めて、機会があればぜひ法音寺の節分大祈祷会に参加してみてください。


<関連サイト>

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