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むしろ新鮮!臼杵市のアナログな転入手続き

本日の本題に入る前に1日にオープンしたお店のホームページが完成したのでお知らせです。引っ越し前までに構成やデザインは仕上げておいて、店舗を仕上げながら校正や写真撮影をしたのですがかなり大変でした。結局約2週間遅れなので、これから移住して開店する方はぜひこのスケジュール感も参考にしてみてください。




さて、本題です。1月22日にサカイ引越センターによる臼杵市での荷物搬入が完了し(その様子はコチラ)、新居の古民家をお店に仕上げるのと同時に行ったのが、転入に関する諸々の手続きです。

単なる引っ越しであれば転入手続き、年金・健康保険手続きのみとそれほど面倒ではないのですが、私の場合は古物商許可証の取得と4月から行う観光業の一環である「民泊」の申請手続きがあるためかなりバタバタする手続きになりました。とはいっても転入前に手順をまとめておいたので午後の2~3時間ほどですべて完了。


今回は、臼杵に移住したら早々に済ませておきたい転入手続き+アルファについて、市役所内部の様子も含めてご紹介いたします。


とりあえず住民票

以前の居住地であった自治体で転出の手続きをするともらえる「転出証明書」。これと身分証明書と印鑑を持参すれば転入の手続きができます。重要なのは引っ越してきてから14日以内に行うことです。これを超えると罰則があるので要注意です。私はサラリーマン時代に海外と日本を行ったり来たりしすぎていてすっかりこの作業を忘れ、後に罰金を支払ったことがあります。のんびりしすぎるとどこで罰金の請求書が来るか分かりません。要注意です。


こちらが臼杵市役所内の転入手続きをする市民課。とっても優しいお姉さんが丁寧に対応してくれました↓

臼杵市役所 市民課

以前住んでいた埼玉県狭山市(人口16万人)でも「結構アナログだなぁ」と感じていましたが、臼杵市役所はさらに上を行くアナログシステムです。私はもはやこのレトロとさえいえるシステムに興味津々で好感さえ持ってしまいました。これならお年寄りも迷うことがないからです。


大きく書かれた種々の手続き書類。この日私は住民移動届と住民票の書類を記入しました↓

移住者が必ず遭遇する臼杵市のアナログな転入手続き

番号札も超レトロ。画面操作は一切なし!↓

これでもかと主張する番号札

市役所の方がきっちり目を配っていて、「〇番の方ぁ~」と呼んでくれるので待つこともそれほどありません。というか市役所に全然人がいないのです。私が行ったときには温かい館内でうつらうつらしているおじいちゃんが一人いるだけでした。この方も本当に市役所の手続きに来ていたのか昼寝に来ていたのか、もはや知る由はありません。いずれにしろ、都会の延々と続く番号待ちというのが臼杵市にはないのでかなりストレスフリー。

「この日、私の前に66人も手続きする人がいたのか?」

というくらい、午後の市役所は静寂そのものでした。

そのくらいの人数なので、高価な機材(番号札や電子表示板など)は必要ありません。無駄遣いしていない点も好感が持てます。


窓口のお姉さんが「住民票を出すのに少しお時間がかかるんです。」ということだったので、その時間を利用して市役所の3軒向こう側くらいにある中部保健所に行ってくることにしました。


臼杵市で民泊をする人にとっての最強書類

オリンピックに合わせて全国でベッド数を増やしたい安倍政権ですが、民泊に関する限りこの手続きの煩雑さは大失敗と言わざるを得ないでしょう。年始の大分合同新聞の記事を見る限り、大分県は全国でも民泊の届け出が最下位で、県内でたったの17軒しか届け出していないらしいのです。臼杵市に至っては以前移住ツアーで見学にお邪魔した「臼杵家」さんのみ。


私も11月から書類集めをしていますが、11月末には「民泊ノイローゼ」になるかと思いました。県の担当部署に何度もストーカーのように電話し必要書類確認していましたが、しまいには私が電話をすると「あ、埼玉の藤谷さんですね。」と声まで覚えられたほど。それほど謎の書類が多いのです。

その煩雑な書類作業でも最強書類がこちらの「水質汚濁防止法の届け出」です↓

臼杵市での民泊に必要な最強書類

自治体によって提出書類は様々ですが、臼杵市で民泊をする方は、残念ながら全員この書類を提出しなければいけません。何度も言いますが最強書類です。この最強書類に加え、その他の煩雑な書類があるために民泊を断念する方も多いと聞きます。

「お・も・て・な・し」などというゆるい感じの書類ではないので、民泊を志す人はどうぞ腹をくくって取り組んでください。


この書類に必要な最後の情報の為に、購入した洗濯機のデータ(ヤマダ電機の初売りチラシ)とともに保健所を訪問。書類を仕上げて提出しました↓

ヤマダ電機のチラシですべての情報が埋まる!

手続きも終わり脱力して保健所でふと周りを見渡すとこんな小旗が↓

保健所で見た臼杵市のゆるい健康促進俳句

訳:「いつまででも、食べて歩いて、笑いましょうよ」

このゆるさが民泊手続きになぜない!?


ちなみに民泊の認可は市ではなく県が担当なので、市の方にはなんの罪もありません。移住者の皆さんもノイローゼになりそうになっても決して市の方に怒りをぶちまけませんように。


そうこうしていると市役所の丁寧なお姉さんから「住民票できましたよ」と電話が。こんな気の利いた電話、他の自治体でやってもらったことがないのでちょっと感激しました。


住民票を手に入れたら免許証と古物商許可証

市役所に戻ったら、住民票をゲット→ゴミ出し案内のパンフ受け取り→健康保険と国民年金の手続きを流れ作業で行い、その後猛ダッシュで警察署へ。


以前のブログで触れましたが、市役所と警察署は自転車で1分。保健所はちょうどその中間にあります。

私が子供のころは「臼杵警察署」だったのですが、今は「臼杵津久見警察署」。ということは津久見市の方は免許の書き換えなどに臼杵市まで来るのでしょうか?その辺はよく分かりませんが、移住してきて臼杵市街地に住む方にはこの「市役所→保健所→警察署」の並びは大変便利です。一気に手続きが終わります。


警察署の入り口に入ってすぐのところが免許関連の部署↓

臼杵津久見警察署での免許証の住所変更も忘れずに

こちらで先ほど取得した住民票と免許証を提出し住所を書き換えてもらいます。そして古物商許可証申請には先ほど手に入れた住民票(本籍地の情報が必要)やその他の必要書類、そして印紙代として19,000円が必要です。印紙も写真の場所で購入できます。


ちなみに警察署にも保健所と同様にゆるい方言ポスターが貼っています。

警察でも発見!方言交じりの啓発ポスター

「なるほどねぇ」

という感じで免許証の仕上がりを待ちました。

万が一「お金を忘れた!」ということがあってもご安心を。すぐ近くに郵便局の本局があるのでそちらでお金をおろすこともできます。私もすっかり忘れていたので自転車で疾走すること30秒でATMに辿り着きました。


こうして警察署の生活安全課に必要書類と印紙を持参して古物商許可証の申請も完了。

これで大体2時間半くらいだったでしょうか。

引っ越しの片づけ最中は大変ですし、同時に起業をされる方は時間を作るのがとても大変だと思います。引っ越し前に全ての書類を整えて、警察署や市役所の受付時間なども考慮し、1日で手続きが完了するように頑張ってくださいね。


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