臼杵市の移住ツアー「うすきおためし暮らし」

最終更新: 2019年11月25日


毎週水曜日に更新するブログですが、昨日は「臼杵酒場放浪記」というイベントの取材に出かけへべれけになり、気が付いたら朝に・・・。勝手ながら本日21日の更新とさせていただきました。


さて、今回は11月9日―11日に行われた移住ツアー「うすきおためし暮らし」について。

ちなみに、昨年の8月に私が参加したツアーの様子をレポートしたのがコチラの記事↓

「うすきおためし暮らし」に参加してみた~野津町編~

「うすきおためし暮らし」に参加してみた~臼杵市街編~


今回は、今年度第2回目の「うすきおためし暮らし」について、参加者のお悩み等交えてレポートします。


*企業名や店名については敬称を省かせていただきました

第2回目のチラシ。来年1月に行われる3回目のチラシは鋭意製作中の模様

1日目午後:臼杵市のブランド魚「かぼすブリ」を体験

移住ツアーには毎回メインとなるテーマがあり、今回は「お仕事」ということで、臼杵のいろいろなお仕事現場に訪れました。スケジュール順にご紹介していきます。


臼杵と言えば「ふぐ」ですが、近年人気急上昇のブランド魚が「かぼすブリ」です。抗酸化作用のあるカボスを一定の割合で餌に混ぜると、足が早く変色しやすいブリの身の色が長持ちする、ということで養殖が始まったそうですが、生産してみるとその脂身もさっぱり、後味の良いブリに仕上がりました。


私も初めて食べたときには衝撃を受けました。刺身醤油を付けただけなのにカボスの香りが口にふわっと広がり、その芳香が信じられなくて「二度食べ」したほど。生産を始めてから来年で10周年という若さですが、既にその質の高さには定評があります。


この日見学した重宝水産(株)は、紺碧の佐志生の海でかぼすブリの養殖を行っています。

移住ツアーでは、そのかぼすブリの生産現場に船で乗り付け↓

かぼすブリが実際にはどういうものなのか実物を見ながら説明を受けます↓

そしてお待ちかねの実食タイム↓

この日はお刺身とカルパッチョ↓

グルメの町臼杵ならではのプログラム。これから住む地域に、豊かで安全な食材があることは、どんな人にとっても重要なポイントだと思います。


そして就業、起業も漁業には目が向かない人がほとんどだと思いますが、実は大きな収入が見込める業種でもあるのです。昭和40年代や50年代には一晩で収入が10万円以上になる漁師さんもたくさんいたそう。今は後継者が少ない状態ではありますが、寂れさせてしまうにはもったいない業種だと思います。


私個人としても美味しい地魚は今後も食べ続けたいので、声を大にして「漁師求ム!」と叫びたいところです。


1日目夜:移住経験者と移住検討者の交流会

私もこの日の交流会に移住経験者として参加↓

会は夕食も兼ねており、移住者が経営する飲食店の食べ物なども会場に並びました↓

移住者のストーリーを聞き、移住者が現在自立しているその技も食べるという貴重な時間でした。


移住ツアー参加者のこの日の宿泊先は臼杵市街地。マチ泊ということで私の運営する民泊にも、BさんとIさんが宿泊しました。この日は私も準備万端(←ウィスキーやおつまみなどいろいろ用意)。「さぁ質問どんとこい!」という感じでお二人とお話ししました。


Iさんは看護師資格を持っており、どこに行っても就職できるので仕事面での不安は無いようでしたが、Bさんは「醸造業に携わりたい」という希望を持っていました。「醸造の町・臼杵」としては嬉しい人材だと思うのですが、就職や収入についての不安が。


確かに収入面では、私もそうだったように不安を抱える人は多いかと思いますが、実際にフンドーキンやフジジンといった地元企業にはたくさんの従業員がいてきちんと生活されているので、それほど生活に不安を覚えることもないかと思います。


就職希望する企業がハッキリしている場合は、まずは人事部に履歴書と臼杵への移住を希望する旨、そしてその企業への情熱も送り、雇用条件など確認してみてはいかがでしょうか?


二日目午前:野津町田野地区で餅まき体験

二日目の朝は、臼杵市街地にある空き家物件を少し見学してから野津町へ。

夏からのブログで臼杵市には菓子撒きや餅まきがイベントの度にある、ということを書いてきましたが、ツアー参加者も初餅まき(拾うほう)体験↓

臼杵よりも人口の少ない野津町での餅まきは穴場かもしれない

私は野津での餅まきには参加したことはありませんが、臼杵市街地の餅まきは老若男女関係なく全力で拾いにかかります。野津で餅まきにチャレンジしたツアー参加者たちも、袋半分くらいまでは餅やお菓子を詰めたようです。首都圏ではもはや希少なイベントなので、楽しい経験ができたのではないでしょうか。


二日目午後:「臼杵市土づくりセンター」を見学

就農希望の参加者もいた今回、野津にある「臼杵市土づくりセンター」も見学に行きました↓

土も十分に時間をかけて作っているため、豚糞など使用していても全然臭くない

ここがどんな施設なのかは以前のこちらの記事を参照↓ 「100年繋がるごはんとご縁」


「有機野菜の町・臼杵」の町づくりを行うために土づくりから行っている臼杵市。おかげで臼杵市民は美味しくて安全な「ほんまもん野菜」を地域のスーパーなどでお手軽に購入することができます。


臼杵市には移住して農業を一から始めたい、という人にも農業学校や補助金などの手厚い支援があります。ご興味のある方は是非移住フェアでその詳細を確かめてみてください!


見学後は市役所の職員と個別相談の後、私も昨年体験した野津町での農泊を行いました。


三日目:醸造会社の見学

私が昨年参加した移住ツアーでは、地元の企業見学などはありませんでした。今回のツアーでは、就職できるかどうかは別にして、企業を通じて臼杵という場所を理解していただく流れになっていたと思います。


前述したように、臼杵市には酒造、味噌、醤油などの醸造会社がたくさんあります。それも100年以上といった老舗がほとんど。そんな醸造会社の中でも3社を最後に見学しました。


まずは野津にある藤居酒造↓

創業1872年の老舗。今年の5月に行われた「四社合同蔵開き」で飲んだ清酒「龍梅」が忘れられません。糀のフルーティーな香りとまろやかな舌触りがちょっとクセになるのです。

この蔵元の特色は、洞窟で寝かせている焼酎があるという点。しかも有機栽培の麦や野津町の湧水を使用しているなど、品質や原料にこだわっているのでその味も気になるところです。近いうちに洞窟かめ囲いの焼酎「有機・豊後の里」にチャレンジしてみようと思います。


そしてギネス記録を持つ世界一の木樽も見学。フンドーキン醤油が醤油づくりの為に作ったものです↓

この樽で3年という月日をかけて醸造する「世界一木樽醤油」は2020年5月販売予定!1回作ったらその次の販売は3年後になるので買い逃すことはできません。ツアー参加者も樽の大きさと共に生産者の情熱にも圧倒される現場でした。


最後はフンドーキン醤油の元となった小手川酒造。私のお店の通りと一本隔てたお隣さんで、臼杵市を代表する小説家、故・野上弥生子氏の実家です↓

現在でも酒造と販売を同じ敷地で行っており、観光客も気軽に蔵見学をすることができます。貯蔵蔵には大きな甕がずらりと並び、20年もの間寝かせた焼酎をその場で購入することも。


食に関わる職多数!

今回の移住ツアーで臼杵市の地元企業を見学していくと、食べ物に関する職に溢れているなぁと感じます。同じく飲食業を起業する人もたくさんいます。私もそうですが、食いしん坊にはかなり幸せな土地なんだと思います。


今回はお仕事がテーマの移住ツアーでしたが、第3回目は以下のようなテーマ、日程で行われます;


【第3回うすきおためし暮らし】

日程:2020年1月31日~2月2日の2泊3日

テーマ:「悠々自適?に臼杵で暮らす」


これまた興味を惹かれるテーマです。

「うすきおためし暮らし」は毎回満員御礼の人気ツアーなので、移住を検討中の方は以下のサイトからお早めにお申し込みくださいね。


「うすきおためし暮らし」参加申し込みページ


【関連サイト】

うすき暮らしナビ