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市民レベルで知る臼杵市と海外の町でのコロナ対策

大分県でもお盆明けから一気にコロナ感染者数が増え、ここ臼杵市でも22日の感染者数は8名に上りました。ちょっと臼杵市でも深刻さが増してきたのか、飲み歩く人たちも少なくなっているような気がします。

そんな中で22日、満48歳の私のワクチン接種1回目の順番がやっと回ってきました。


今回は臼杵市でのワクチン接種の模様と、アメリカ・カリフォルニア州・コスタメサ市に住む友人家族と、イギリス・ノースヨークシャー州・ヨーク市に住む友人家族のコロナ対策状況(教育面)を市民目線で比較してみようと思います。


個別接種と集団接種

私の年代まで接種可能となった7月末、封書が届きました。中には接種予約方法や予測される副反応などの書類に加え、問診票も。

8月24日現在、臼杵市では個別接種と集団接種を行っていますが、集団接種の予約は現在停止されています。今から予約を入れる方は個別接種のみ。地域のかかりつけ医など小さなクリニックでも接種することができ、8月23日からは電話予約も可能になっています。接種可能な医院など、詳細はこちらのページから確認を↓


個別接種は最初スケジュール調整が大変だと聞いていたので、好きなスケジュールをネット予約できる集団接種で私は申し込むことに。22日に最初のワクチンを接種しました。これがなかなか手際が良く、全く混乱などありませんでした。


集団接種会場は先週のブログでも登場した臼杵市中央公民館。

区画割ができていて効率が良い会場

予約時間に行くと一旦待合室へ。私は朝9時5分の予約だったので、9時に到着した途端すぐに呼び出され、体温、血圧、予診などパパパッと終了。その後医師の問診を受け、あっという間に接種。公民館に到着して多分10分位で終了したと思います。


その後15分間の安静タイム。

なぜか「うすき美食道」のCMが大スクリーンで途切れなく流れる。

「ユネスコ食文化創造都市」の認定に向け、今臼杵市がとても力を注いでいる活動なのです。

お腹を空かせる美食映像ばかり流れる

生唾を飲みながら観ているとアッという間に15分経過。そして次回の接種で必要なものがまとめられたファイルを渡され帰宅。

解熱鎮痛剤の情報などもきちんと書いてあって、ツッコミどころがない完ぺきな集団接種でした。


このように臼杵市の集団接種の効率の良さには感心したのですが、その他のコロナ対策には「もうちょっと早く着手してほしい!」 という点が多々あることも事実。

海外在住の友人たちから聞いたアメリカとイギリスで実施されているコロナ対策の「これが素晴らしい!」という点をご紹介してみたいと思います。


アメリカのオンライン授業

現在大分県では「2学期をいつ始めるか?」という問題がニュースになっていますが、そもそもオンライン授業の構築はしていなかったのでしょうか?2020年春、全国一斉の学校閉鎖になった時、オンライン授業をしなければ!というトピックがあったと思います。小学校には1台ずつタブレットが配られているはずなのに、未だに「学校に行くか行かないか」で議論しているのにはちょっと驚きました。都会ではオンライン授業をしているところもあるので、こういう所で教育格差が生まれることについては早急に改善しなければいけないと思います。


アメリカカリフォルニア州のコスタメサ市に住む友人には子供が4人います。23日(月)に学校状況をインタビューしてみました。


アメリカで初めてコロナ感染者が出たのが2020年の1月ですが、3月には友人の子供たちはすでにオンライン授業を受けていました。とにかく学校側はすぐにアクションを起こしたのです。パソコンも自宅のものを使ったり、授業の映像が途中で途切れたり、いろいろと不備は当初あったそうですが、改善しながら進めるというやり方でした。

2020年、ダイニングテーブルでオンライン授業を受ける子供たち

初めてなんだから不備があっても仕方がない。全員で協力して子供たちの学習の機会を奪わないことのほうが大切だと思います。

2020年3月から始まったオンライン授業ですが、途中から午前か午後か学校に行くようになったそうです。その時の感染状況によって、子どもたちに対面授業も併用して取り入れることができるのは強みですね。決して授業は遅らせない。

そしてこれからの新学期、全対面授業に切り替えるそうです。


町なかのドラッグストアなどで無料かつ予約なしでワクチンが打てるので、個人で接種のタイミングも計って安全を確保。現在マスクをしていない人もかなりいるそうです。

直近で行われた子供たちのボーリング大会

マスクはしたほうが個人的にはいいと思いますが、やはりそこは自由の国。写真でもマスクをしている人としていない人がいます。

車で15分!「ショータイム」を満喫する友人

とにかくオンライン授業の構築の早さと活かし方が素晴らしいアメリカの例でした。


イギリスでは中学生でも自宅で抗原抗体検査!?

NHS(National Health Service)と呼ばれる国民保健サービスが無料で医療を提供するイギリス。この制度には難も数多くありますがまたそれは別の話として、ノースヨークシャー州ヨーク市在住の友人にインタビューしました。


友人の中学生に当たる年齢の娘は、週に2回自宅で簡易抗体検査(lateral flow test)を行い、陰性ということを確認して登校するそうなのです。

NHSのサイトから申し込むと自宅に無料で送られてくるこのキット、鼻の奥を綿棒でグリグリやって、妊娠検査キットのようなもので簡易的に調べるそうなのです。これが陽性ならPCR検査へ。

中学生でも自宅で簡単にできる検査。コロナが拡大している中で子供たちを学校に行かせるなら、せめてこういった簡易検査キットを使用したうえで通わせたほうがいいと思います。国や自治体にはこういった海外の方法を真似して感染リスクを下げながら、学校を再開したりオンライン授業をしたりとバランスを取りながら子供の教育機会を確保してほしいと思います。

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