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臼杵に無い物に恋する休日

新宿から電車で50分の距離にあった埼玉県狭山市には、臼杵にUターン移住する前の8年間住んでいました。人生でこれほど長く住んだ町は、18歳まで過ごした地元臼杵市を除き狭山市だけです。脱サラ後の起業と同時に狭山市に引っ越したので、サラリーマン時代のように転勤が無かったのも長期居住した理由でもありますが、要は住みやすかったのです。都内のように家賃は高くないし、人もゴチャゴチャしてないし(狭山市は人口約16万人)、必要なものは全て電車で10分の隣町、小江戸・川越市で揃うのです。


流行ものやファッションには全く興味がない性格なので、もはや都会にいる必要はなかったのですが、いざ臼杵市にUターンしてみると、臼杵に無い物を求めて別府や大分をウロつくことも。


今回は、「臼杵に無い物を求め歩く」とある休日をレポート。臼杵に無い物は近隣の市で満たせばよい!移住検討者もこれを参考に都会生活に見切りをつけられるかも?!


大分県といえばやっぱり温泉!

大分県は温泉で有名ですが、その多くは大分市より以北や以西になり、臼杵市のような県南エリアではなかなか温泉が出ません。唯一「湯の里」という場所が臼杵石仏の近所にあり、立ち寄り湯のように利用できますが、別府のような「一町一泉」みたいな状況ではありません。


温泉に入ってストレス発散したいと思ったら、電車に乗って約1時間(車で高速利用なら約40分)の別府へ!

コロナ禍でマスクを着けた、「別府観光の父」油屋熊八の銅像

駅前には手湯があり、ここで早速別府温泉に触れることができます。

油屋熊八像の台座には、熊八の名言も刻まれています↓

別府宣伝の為、このフレーズを記した標柱を熊八は大胆にも富士山に立てた!

別府には300か所以上の温泉施設があるので、お風呂は選び放題!市営温泉、ジモ泉、ホテルの日帰り湯などいろいろなタイプの温泉があるので、その日の気分によって湯を変えてリラックスしています。

駅前温泉は超レトロな建物

私の両親のY雄とK子は別府に住んで2年位で「温泉のありがたみが分からなくなった」(←大丈夫か!?)と言っていました。臼杵に住んでいたら「温泉にはいりた~い!」といつも感じてしまいます。


お手軽な距離に温泉郷があり、そこがリラックスの場所になるのですから、個人的には、たまに別府に行くくらいの「臼杵在住者」で丁度よいと感じています。


映画や美術館で心の洗濯

私の子供時代(昭和50年代)、臼杵市には二つの映画館がありました。ちょっといかがわしい感じのところと、「ドラえもんまつり」などをやっていた臼杵小学校近所の映画館です。残念ながら、現在は全くないので、多くの臼杵市民の映画鑑賞場所は大分市の郊外にある「パークプレイス」(イオン系モール)とJR大分駅の「アミュプラザ」です。ちょっと離れますが、わさだタウンというショッピングモールにも映画館があります。 私のようなペーパードライバーは自然と駅直結の「アミュプラザ」が御用達に。


このアミュプラザには映画館の他にお店もたくさん入っており、私の欲しい物が大体揃っています。その筆頭は「東急ハンズ」。

月に一度東急ハンズに費やすのは1時間弱。歯ブラシコーナーとハンドクリームコーナーでその時間の多くを使います。新宿の高島屋内のハンズはとにかく広すぎて疲れたものですが、アミュプラザのハンズは適度な広さで全然疲れません。また、大きな本屋さんもあるので臼杵で買えない本はここで探すこともしばしば。


また、大分市内には市と県の美術館がそれぞれあり、1日200円で乗り放題の「大分きゃんバス」でその両方を訪れることができます。

この日は「リサ・ラーソン展」を見に大分市美術館へ。

高台に位置する美術館からは別府市も見渡せるほど。天気が良い日には青空に葉を落とした木が映えます。

巨大な象のオブジェのある広場は、とても静かで穏やか

私の仕事の一つは雑貨販売で、海外での買い付けも行っているのですが、イギリスとアメリカがメインで、北欧にはほとんど行きません。リサ・ラーソンの一点ものなどを見る機会はほとんどなく、巨匠スティグ・リンドベリの作品もあり大興奮。

芸術や教育分野ではやはり臼杵に閉じこもるより、大分に出てきた方が刺激大なのです。

たくさんの動物に見つめられるミュージアムショップ

パン屋も毎月何かしらオープン

もちろん、臼杵市にも美味しいパン屋さんはあります。例えば「UEMURAブレッド」さんは私と同じ移住者で愛知県から来られたのですが、今では臼杵市の人気パン屋さんの一つ。

ただ、場所が臼杵市街地から車で15分ほどなので、ペーパードライバーの私はなかなか行くことができないのです。


大分にはそれこそたくさんのパン屋さんがあり、毎月どこかで新しいパン屋さんがオープンしているほど。先日はJR大分駅上野の森口から徒歩1分の「Aclobatics」に行ってきました。

一度見たら何があるのか確かめずにはおれないこの建物

私の好きなハード系のパンの他、おかずパンや甘いパンも種類がたくさん。

お店の方に許可をいただき撮影させてもらいました

75歳の父Y雄は超が付くパン好きなので、よくパン屋さんめぐりを共にするのですが、こちらもまたY雄と訪れてみようと思います。


臼杵に無い物は近隣ですぐ揃います

臼杵は人口約36000人の田舎町なので全てが揃っているわけではないですが、生活に必要なものはあります。足りないものは近隣の市町村に出かけて、リラックスやブラッシュアップ、おしゃれをする場所を作ることもおすすめです。


近隣の町探検にも是非チャレンジを!


【関連サイト】


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