top of page

雨の中でも大盛況!「うすき食文化フェス」

臼杵市は2021年11月にユネスコ創造都市ネットワークの食文化部門で加盟認定されました。臼杵市の加盟認定についての詳細は、当時取材した記事がありますのでこちらからどうぞ↓


それまでも臼杵市では度々あった食関連のイベントが加盟認定以降増えてきたわけですが、これまでで一番大きな食イベント「うすき食文化フェス」が3/24に行われました。

生憎の雨にも関わらず、多くの人が楽しんだイベントの一部をレポートします。


臼杵市のイベントチラシ
食文化フェスのチラシ


食べ物だけじゃなかった!子どもが楽しめるワークショップ多数

ユネスコ創造都市ネットワークに加盟認定された都市は、日本にいくつかあります。

臼杵のように食文化で認定されているのは他に山形県の鶴岡市だけですが、デザイン分野、クラフト&フォークアート分野などで登録されている都市もあります。今回のイベントでは、その中から5都市が臼杵を訪れワークショップを行ってくれました。

子どもも参加できるワークショップの案内
子どもも大人も楽しめたワークショップの数々

私はその中の2つを事前予約。姪たちと一緒に参加しました。

最初に参加したのは北海道旭川市(デザイン分野)が行う「端材を使って動物を作ろう!」。

見本となる動物の人形を選び、形の異なる木の端材を組み合わせて動物を作っていきます。

端材で作った動物たち
めちゃくちゃ可愛い完成例の動物たち

木だけではなく、布や合皮のハギレもあるので上手にいろいろ組み合わせていくのですが、これがなかなか難しい。

工作をする子供
いつになく真剣に取り組む9歳姪M

でも、ペンで目などを描いていくとそれらしく見えていくので不思議です。

私はカバを作ったのですが、カバというより恐竜。でも、人形と並べるとそれらしく見えます。

木の端材を使った工作
50歳伯母の全力

一方、9歳姪Mの出来は私よりも数段上。彼女は絵画もなかなか上手で私のブログにも時折登場しますが、今回もきれいに仕上げ、旭川の方たちからも褒められてまんざらでもない様子。可愛いアザラシができました。

アザラシのおもちゃ
見本と同じくらい可愛いMの作品

午後からは兵庫県丹波篠山市(クラフト&フォークアート)の「丹波焼の貯金箱に絵付けをしてみよう!」に参加しましたが、私は仕事の都合で参加できず、15歳の姪Kと前述のMが参加。

陶芸の絵付け作業
いろいろな動物型の貯金箱から一つ選び絵付けする

私はてっきり絵付けをしてそのまま持って帰れると思っていたのですが、なんとこれを兵庫に持ちかえり焼いてくれるのだそうです!GWくらいに送られてくるということで、姪たち曰く「絵付けも楽しかったし、後日完成品を見るのもすごく楽しみ」とのこと。それはそうでしょう。子どもの時に焼き物の絵付けの機会などなかなか臼杵ではないので、とても良い体験になったと思います。2人がどんな色に仕上げたのか、私も楽しみです。


完売御礼多数!多彩な臼杵の食が集まった「フード市」

食文化フェスというだけあって、食べ物ブースも充実していました。

江戸時代から続く400メートルの八町大路と大手門公園に並んだテントは30店以上!

雨の商店街
雨の石畳に並ぶフードスタンドテント

臼杵の食材を活かした料理やスイーツ、加工品など色とりどりの食が並び、私も姪たちのランチ用にたくさん購入。


まずは臼杵の新鮮な魚介類を扱う「磯端会議」さん。

フードスタンドで販売されるお惣菜
臼杵に住んでいても自分では作らないものがずらりと並ぶ

ここのたこ飯はずっと食べてみたかったのですが、いつも売り切れて買うことができませんでした。今日は開店一番に行ったので無事購入!また、魚フライのセットも買いましたが、鯖のフライが絶品でした。冷えても美味しいフライってなかなか無いのですが、とにかく肉厚な鯖の身に圧倒されました。次回どこかのイベントで遭遇したら再度買おうと思います。


中臼杵の山の中という立地の為、車の運転をしない私はなかなか行くことができない「UEMURA BREAD」さんも発見。

美味しいパン屋さん
私の好みを覚えていてくれている上村さん

美味しすぎて食い気が勝りまた写真を撮り忘れたのですが、私はここのプレッツェルが大好好きです。本場のプレッツェルと遜色ない品を臼杵で食べられるなんて本当に素晴らしい。


姪たちが絶賛していたのは佐伯から来ていた「揚げパン屋 フクミミ」さん。

注文してからその場で揚げてくれるのでアツアツのフワフワ。昔ながらの砂糖だけをまぶしたものから抹茶クリームまでいろいろな味があるので大人も子どもも楽しめます。2個しか買わなかったのを後悔。姪たちに全部食べられてしまいました。

フクミミさんは実は別府にもあり、私は両親が別府に住んでいるので月に1回は食べようと思えば食べられます。今度の別府訪問時にはリベンジで行く予定。


雨が降っていたのに人出もなかなかあり、12時には完売する店も出ていました。

完売した屋台
雨の中でも完売テント続出

やはりこういう食のイベントは開店と同時に行って、大好物との出会いを果たさなくてはいけません。


臼杵の醸造を担う7社が集結!味噌蔵&酒蔵ブース

醸造の町・臼杵ということで、やはり味噌蔵や酒蔵のブースは外せません。

カニ醤油、フジジン醤油(冨士屋甚兵衛)、フンドーキン醤油(小手川商店)は各店舗で味噌すくいを行っていました。

カニ醤油の店頭で行われた味噌すくい
どこの味噌すくいも行列必至だが雨で比較的楽だった行列

しゃもじですくった分の味噌をもらえるアトラクション(有料)で、臼杵では通常11月の「うすき竹宵」でしか行われません。でも今後は食フェスでも登場するアトラクションになると思います。


大体皆さん1キロ以上はゲットしていますが、2キロの壁を超えるのがなかなか難しいです。

味噌をすくう男の人
簡単そうに見えて実は難しい味噌すくい

しゃもじで2キロってかなりの量です。私は手首をやられたら仕事に差し障りがあるのでやりませんが、幼馴染はいつも挑戦しています。今回の最大量は何キロだったのか気になるところです。ちなみに昨年の竹宵では3.5キロとった人もいました。凄い手首力!


そして私は実家のレストランの仕事でデリバリーがあるので飲めませんでしたが、臼杵市の酒蔵4社が集まった角打ち即売会も行われました。味見をしながら、酒の好みを蔵の方たちと話しながら気に入ったボトルを買えるなんて素敵なブースです。

前回のブログ記事で酒粕レシピについて書きましたが、小手川酒造さんはその酒粕も販売。

日本酒と焼酎の角打ち
小手川酒造さんの販売ブース

例年6~7月位まで酒粕販売をしているそうなので、この機会に腸活を始めようと思ってる方は酒蔵を訪ねてみてください。


詰め込みすぎなくらい充実の1日

雨だったのにかなりの人が繰り出していた食文化フェス。逆に晴れていたら竹宵並みの人手になっていたのではないかとちょっと驚くほどでした。

その理由の一つは各会場で行われたイベントの多さ。いくつかのイベントが重なっていて、到底1日では巡れないボリュームだったと思います。

イベントのパンフレット
1日のイベントとは思えないボリュームのイベント数

「臼杵の町めぐりをしながらイベントも楽しむ」ということを考えたら、次回はぜひ2日か3日に分けて行ってもらえればなぁと個人的に思います。だって、全部のイベントに参加したいですもんね。


晴れたらものすごい人混みだったと思うので、シャトルは必須ですが、この日のシャトルは臼杵の広告付き。

シャトルバス
シャトルは市役所や市民グラウンドの臨時駐車場から運行

今回これなかった方たちはぜひ次回は遊びに来てみてください。大人も子どもも遊んで学んで美味しい素敵なイベントでした。


【関連サイト】

bottom of page