52歳で初見物!ノスタルジックな「国宝臼杵石仏火まつり」
更新日:3 分前
地元民だからこそ「行ったことない」とか「よく知らない」ということが皆さんにはありませんか?
臼杵市民の場合、実はあまり行ったことないのが「国宝臼杵石仏火まつり」なのではないのかなぁと感じています。私も今年まで一度も見に行ったことはありませんでした。
しかし、整体のお客さん・Kさんが深田在住で、私が施術中に「石仏火まつり、1度見に行ってみたいんですよね~」と話したところ
「え!?イノシシが出るから危ないわよ!もし見に行くなら私も主人(猟師)も同伴してあげる!」
と、仰ってくださったので、齢52歳にして初見物することになりました。
今回は、臼杵市民もなかなか見たことが無い(?)「国宝臼杵石仏火まつり」(以下、「火まつり」)をレポートいたします。毎年8月の最終土曜日に行われる行事なので、次は2027年になりますが、来年の訪問の参考にどうぞ! *ちなみにイノシシには全く遭遇しませんでした、ご安心を!

「国宝臼杵石仏火まつり」とは?
火まつりとはそもそも何なのか?
他の市町村の農村地帯も同じような行事があるともいますが、臼杵の火まつりも五穀豊穣の祈願がその原点となります。
例えば同じような目的を持った行事として有名なのが、三重県熊野市の千枚田で行われる「虫おくり」。
千枚田の段々に並ぶ松明と、害虫を外に追い払う為に老若男女が松明をもって千枚田の周辺を歩く様子は、現代においては幻想的ですらあります。

臼杵の火まつりは、60体以上の「国宝臼杵石仏」にお祈りしながら、松明で虫おくりも行う昔ながらでありながら国宝見学もできる貴重な祈願祭と言えます。

「国宝臼杵石仏火まつり」でコレを楽しむ!
そもそもいつ始まったのか分からない位長く続く民俗行事ですが、発展してきた現在の火まつりではいろいろな企画も行われていて、大型バスで来るツアー客や地元の人々を楽しませてくれます。限られた時間の中で何を楽しむか、ポイントを絞ってみたいと思います。
1) 幻想的な風景
火まつりの見どころはなんと言ってもこれにつきます。
この時期の日没は大体18:40。松明への点火が19:00になるので、夕焼けが残る中での点火となり、真っ暗になった後の風景も楽しめます。

私は点火する前にKさんご夫妻宅に行き、そこでいろいろとご馳走になってしまいおしゃべりしていたら、点火直後の夕暮れ時を逃してしまいました・・。しかも三脚無しでの撮影だったため、真っ暗な中での撮影は至難の業!来年写真撮影を目指す人は、点火後すぐがおすすめです。

ただ、石仏の周りには適度に照明も点いており、写真撮影はなかなかしやすいと思います。

また、里山の素朴な道にも火が灯されていて、これもなかなか素敵でした。
ぜひ皆さんに刺さる幻想風景を探してみてください。

2) 企画と特産品を堪能する
毎年そうなのかは分かりませんが、今年は19:15~と20:15~「豊後吉四六太鼓」の演奏がありました。女性だけのグループですが、その演奏は力強く、松明の火の勢いと相まってなかなか見ごたえあり。

ちなみに「吉四六(きっちょむ)」というのは、おそらく一休さん、彦一さんに並ぶ野津の民話キャラクター、「日本3大とんちスター」の一角です。実在の人物をモデルにしたかどうかについては、まだ確たる証拠がなく不明です。
野津では基本何でも「吉四六」。それが野津のアイデンティティーの1つとなっていて、今回のように「豊後吉四六太鼓」というだけで、見たことがなかった私も「野津のグループか」となるので、その認知度は凄いなぁと臼杵エリアの人間は思ってしまいます。
この和太鼓演奏に加え、同じ広場(石仏バス停前)ではかぼすの無料配布が行われたり、「ウスキボウル」と呼ばれる焼酎+かぼすのお酒が飲めたり、ぎょろっけ(お魚コロッケ)が食べられたりします。地域色満載な時間を楽しむことができるおすすめスポットです。
3) ミニ縁日も
臼杵焼で有名なうすき皿山の南舎周辺では、子どもたちが楽しめそうな縁日も行われています。子ども連れで観に行く人たちには昭和な風景を覗けますので、お子さんと一緒に楽しんでみてください。

交通規制は要事前チェック
今回お世話になった猟師を夫に持つKさんが
「当日は交通規制が入るあたりにお迎えに行くわよ」
と言ってくださり、私も「じゃあ石仏入り口の信号機で原付を降りて、Kさん宅まで押して行けばいいか」
と軽く考えていました。実際信号機のところでバイクを降りるつもりでウィンカーを出した途端、警察の方が猛ダッシュ!
「コラー!!ダメダメ~!!ここ交通規制中なんだから降りちゃダメでしょ!!!」
と、大人になってからこんなに怒られたことが無い、というくらい怒られました。要はもうちょっと手前か先で降りればよかったのですが、信号機のところで降りたのが危険でダメだったようです。ご迷惑をおかけしました。
あとからきちんと調べたところ、主催の臼杵市観光協会HPに交通規制の詳細が書かれていました。
私のように町なかに住んでいる市民は、車やバイクを臼杵駅に駐車して、そこから有料シャトルに乗るのが一番楽なような気がします。その他、どこから来るのかにもよりますが、石仏に近い場所であれば旧臼杵商業高校に駐車して有料シャトルという手もあります。
多分、石仏周辺の方以外の臼杵市民があまり火まつりを見に行かない理由が、この「交通規制」の面倒さと、交通規制のイメージで「見物客が山ほど(竹宵くらい)いるんじゃないか」という点にあると思います。
しかし見物客の数は、私の想像と違ってそんなに多くはありませんでした。広い場所なので混雑を感じなかったのかもしれませんが、落ち着いて夜の石仏や松明の光を楽しめる素敵なイベントでした。
ぜひ臼杵市民も移住してくる方も、事前に交通規制やシャトル案内を確認していただき、この貴重な幻想風景をお楽しみいただければと思います。

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