今年の2月1日に私の運営するビンテージ雑貨のお店「ケレシュ雑貨部」がオープンしました。お店には大分市や佐伯市からもお客さんが来られるのですが、「城下町観光と雑貨屋さん巡りを一緒にしています」と言う方が結構いらっしゃいます。
私の旧友たちも
「最近、アンタ(←臼杵の人は仲の良い友人ほど「アンタ」呼ばわりする傾向アリ)ん所もそうやけど、雑貨屋さんが急に増えてきたでなぁ」
と言うほど。
臼杵市中心街にはここ1年で当店を含めて3軒の雑貨屋さんがオープンし、それ以前にあった雑貨屋さんも含めそのどれもが「商品カブり」していないという奇跡なのです。
今回は、雑貨好きな方には超おススメ、「移住して雑貨屋さんをやってみたい」という方にも参考になる、「臼杵市中心街、城下町観光と一緒に楽しみたい雑貨屋巡り」と題して4軒の雑貨屋さんをご紹介します。
「YUMEYA KAI.」
私が小さいころから「素敵建築物」として印象の強かった元歯医者さんの建物。
大正14年築のこの建物を継ぐために東京から臼杵に移住してきたオーナーの廣田さんは、移住前は雑貨関連の会社にお勤めだったという根っからの雑貨好き。お祖父さまの「カイ」さんから受け継いだこの建物で、お客さんが雑貨によって夢を膨らませることができるお店作りをしたい、という気持ちを込めて「YUMEYA KAI.」をオープンさせました。
「YUMEYA KAI.」さんがどこのお店とも違う点は「臼杵推し」の商品を多数取り扱っていること。中には廣田さんと弟さんでデザインした、臼杵がテーマのTシャツやバッグ(ふるさと納税品にもなっています!)もあるので、観光客のお土産利用としてはもとより、県外に住む親戚の方への贈り物としても重宝します。
特にお手頃なお土産として喜ばれそうなのがコレ↓
古園石仏大日如来像の仏頭がパッケージになった臼杵煎餅!昔のお姿(詳細はコチラ→「国宝臼杵石仏のアタマ、どげーするん?論争」)の中に14枚の生姜煎餅が入っています。
私も大好きな「臼杵焼」の器も充実。
臼杵焼は深田エリア(石仏のある場所)にある窯で製作されていますが、その流通はYUMEYA KAI.さんで行っているため、商品のラインナップが多いのも納得です。磁器物、土物の両方を製作しているので、お料理にどう活かそうか考えることができ見ごたえがあります。
中には騙されて食べてしまいそうな臼杵焼も↓
アクセサリー類など女性にも喜ばれる品揃え↓
建物の雰囲気も楽しめるお店です。
【YUMEYA KAI.の基本情報】 所在地:875-0043 臼杵市二王座160
電話:0972-62-8062
営業時間:10:00-17:00(土日祝は18:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日がお休み)
ホームページ:http://www.yumeya-kai.com
「b.Blanket」
私が子供のころから通っていたお寿司屋さんの跡地が、素敵な雑貨屋さんに変身しました。
大分市にお店のあるb.Blanketさんが臼杵市に出店したのはこの3月。「暖かく包まれるような雑貨屋さん」という店名(Blanket=毛布)の由来通り、自然の温かみが感じられる商品がたくさんラインナップされています。
お店に入るとすぐにドライフラワーやプリザーブドフラワーが大量にお出迎え↓
まさにこのフラワーたちがこのお店のイチオシ商品でもあります。他のお店と大きく違うのは、多種類のフラワーを少量販売していて、お手頃価格(100円台~!)になっているという点。お客さんそれぞれの好みに合わせて選ぶ楽しさも膨らむはず↓
選んだお花を自分でアレンジすることはもちろん、スタッフが製作した完成品を購入することもできます↓
店内にはリースなどの完成品もたくさん飾っているので、「こういう合わせ方もアリだな」という参考にも。
その他、1950~70年代のレトロな昭和ガラスもあり、屋根裏部屋に眠っているお宝を探すワクワク感を感じたい方におススメです。
そして、b.Blanketさんにはナント別棟もあります↓
こちらは前述のお店と同じ並びにある臼杵長屋という建物。私が子供のころに、これまたよく通っただんご屋さん(長屋の一角)跡地です。ここの前を通るだけで、こしあんで綺麗に包まれたおだんごの味を思い出します。
ここにあるのは昭和レトロな家具類↓
今となっては水屋箪笥も貴重です。雑貨類の雰囲気を存分に活かすために家具から探したい、という方はぜひこちらの棟もご覧になってください。
【b.Blanket臼杵店の基本情報】 所在地:875-0041 臼杵市臼杵浜町610-1 1F
電話:070-4726-1218
営業時間:11:00-18:00
定休日:水曜日
Instagram:b.blanket_zakka
「和輪話」
2018年・夏にオープンした「和輪話」(わわわ)さんは、25名ほどのハンドメイド作家さんの作品がズラリと並ぶお店。
チャレンジショップとして女性グループが経営・運営していましたが、8月からはチャレンジショップ期間も終わり店名も新たに同じ場所で営業を行うそうです。
実は2月に行われた臼杵市の起業セミナーで、私も彼女たちと一緒に勉強しました。コンセプトも商品もしっかりしていて、商品がBOX内にギュウギュウに並んだ一般的なハンドメイドショップとは全く違うお店作りをしています。
お客さんと商品を見ながらお話ができるように通路にも十分なスペースが。
「お客さんと輪になり和んで話をし、お互いの世界を広げていけるように」
という店名に繋がるお店作りの一つです。
和輪話さんオリジナル商品の一つで人気があるのが焼物。 コチラはアクセサリー類。「輪」が基調です。
コチラもオリジナルの「hanatome」↓
これらの焼物作品は、臼杵市中心街から少し離れた雑貨屋「swallow」さんで陶器を販売されている「ちひろ工房」さんとのコラボ商品。今回swallowさんはご紹介できませんでしたが、お車で臼杵に来られる方は是非そちらも訪問してみてください。
店内に並ぶ布もの作品の多くがカスタムメイド可能です。形は同じでも生地を替えることであなただけのオリジナル商品になります↓
プレゼントにもオススメのエプロンもオーダー可能↓
私の整体のお客さんは、和輪話さんで購入した基礎化粧品類がお気に入り。
「凄く滑らかでいいのよぅ」
と絶賛のやぎミルクでできた石鹸など↓
「あったらいいな」というお客さんの声から拾い上げた作品多数の和輪話さん。もし店内に希望の商品がなくても、彼女たちならアナタの欲しかった商品を作ってくれるかもしれませんよ!
【和輪話の基本情報】 所在地:875-0041 臼杵市臼杵627-1
電話:080-4690-7533
営業時間:11:00-17:00
定休日:不定休
Instagram:3.wawawa
「ケレシュ雑貨部」
移住の過程で何度か私の整体のお店や民泊について触れましたが、今回は経営事業の一つでもある「ケレシュ雑貨部」に焦点をあてて最後に少しご紹介させていただきます。
10年前からネットショップで販売を行っていたケレシュ雑貨部ですが、2月1日に掛町にある築85年の古民家で実店舗をオープンしました↓
映画監督・大林宣彦氏が臼杵市で行う映画塾などの拠点として使用していた喫茶店があった場所です。その内装は大林映画の美術監督が手掛けたほどなので独特な雰囲気があり、ケレシュ雑貨部の扱う海外のビンテージ商品がカチッと合う素晴らしさ↓
「ケレシュってどういう意味ですか?」
とよく聞かれます。
私がビンテージ雑貨と出会ったのは、サラリーマン時代に長期出張を数年繰り返していた、中欧の国・ハンガリー。
正確ではないのですが、ケレシュというのはハンガリー語で「探す」という意味を持つ言葉で、ケレシュ雑貨部(又はケレシュ雑貨部での出会い)を通して、お客さんや私自身が「何かを探して見つける」ことができれば、という気持ちで名づけました。
ケレシュ雑貨部の主力商品は1950~70年代の海外のビンテージ食器。商品が割れたりするリスクがあるので最近のアンティークショップは割れ物を避けている感じがしますが、ケレシュ雑貨部では2年に1度の買い付け(イギリスやアメリカ中心)で、蚤の市、骨董市、ディーラーに直接など、とにかくビンテージ食器探しに邁進しています。
8月末まで開催中の「ブリティッシュ・ビンテージフェア」の商品の多くは昨年の戦利品↓
買い付け時点では日本でそれほどブームになっていなくても「これは来る!」という直感で購入。特にこちらのJAJ Pyrexのシリーズは、只今日本で右肩上がりになっています↓
また、布ものはロンドンにある問屋さんの倉庫に眠っているビンテージ品をひっくり返して買い付けているので、日本でもなかなかお目にかかれないデザインのものばかりです。昨年は、ローラアシュレイのビンテージ生地を中心に買い付けました↓
その他、イギリスや北欧の古着も↓
食器の飾り方なども楽しんでください。カップ&ソーサーの陳列には公文塾のカード棚が最適↓
都内でも手に入らない商品が多数なので、ぜひアナタのお気に入りを探しに来てください。
【ケレシュ雑貨部の基本情報】 所在地:875-0041 臼杵市臼杵513
電話:080-1773-8228
営業時間:13:30-17:00
定休日:不定休(毎月末、翌月の店休日をHPやフェイスブックで告知)
ホームページ:https://www.kereszakka.com
いかがでしたか?これら4軒の雑貨屋さんは、臼杵市の城下町観光をしながら徒歩で全て立ち寄ることのできる距離にあります。それぞれ個性とこだわりのある雑貨屋さんですので、是非遊びに立ち寄ってください。
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