年に2回の呑み助たちのイベント「四社合同蔵開き」について前回はご紹介しました。 このイベントで「臼杵のお酒ってそれぞれ個性があって面白い!」「こんな風に飲むと美味しいんだ」というような出会いを体験したら、次は是非その製造元である酒蔵やその直営ショップを訪れてみませんか?
今回は、私のお店「ケレシュ雑貨部」や「臼杵 整体&リフレクソロジー ケレシュ」がある臼杵市中心街の掛町に隣接する「久家本店」さん、「小手川酒造」さんの酒蔵やショップの直撃レポートです!
江戸時代の酒蔵が臼杵のアイコン的施設に「久家本店」
1860年創業の「久家本店」は、現在江無田地区で本社業務と酒造を行っていますが、元々本社があったのは横町エリア(下の写真)。私の整体や雑貨のお店から徒歩8秒位の距離です。
この本社跡が今ではアンテナショップとなっており、その正面には「久家の大蔵」と呼ばれる江戸時代からの酒蔵があります。ポルトガルのアズレージョタイルで側壁や内部を装飾した、いまや臼杵観光のアイコン的存在で、日々観光客が見学に訪れるほどの建物なのです。
アンテナショップ「満寿屋」でお気に入りのお酒を探す
久家本店の屋号「桝屋」を由来とするアンテナショップ「満寿屋」では日本酒や焼酎はもちろん、お酒がそれほど強くない方が喜びそうなリキュールもたくさん揃っています。もちろんその多くを試飲できるので、お気に入りの一本をじっくり探すことができます。
日本酒でおススメなのは、大正8年に誕生した久家本店の代名詞ともいえる「一の井手」。もちろん種類も豊富なので、酒度や酸度(甘さや辛さを見る度数)などで好みの一の井手を探してみてはいかがでしょうか?
例えばANAのビジネスクラスで採用されたことがある特別純米酒の一の井手(下の写真右)は、辛口でキレが良いので魚介系のお食事との相性も抜群↓
また、焼酎のおススメは「常蔵」BREESE↓
写真の背後にも写っていますが、2018年にロサンゼルスで行われた蒸留酒のコンペで金賞を受賞しました。香りがスッキリしていてこちらもキレがいいのでソーダ割りやカボス割が楽しめそうです。
私が個人的に大好きなのが「黒麹/はだか麦 常蔵」。日本酒でも私はフルーティーなまったりとした感じが好きなのですが、こちらの焼酎はとにかく芳香が素晴らしい。ウィスキーとブランデーのいいとこどりをしたような濃厚な薫りで、初めて飲んだ時はウットリしてしまいました。間違いなくロックがおすすめです。
家でいろいろじっくり飲んでみたい方は、いっそこちらの商品でまとめ飲みをどうぞ↓
期間限定!お酒の副産物が見逃せない
お酒を造っているといろいろな副産物が生まれます。例えば4月は酒粕。満寿屋でも格安で買うことができますが、期間限定の人気商品の為、6月の今はもう店頭にはありません。私は4月に買って冷凍保存し、少しずつ使っています。そして今のお勧めはコチラ↓
梅酒を作ってできた梅!500グラムで216円って・・私も今日2袋買いましたが、衝撃価格の為すぐ無くなるそうなので、興味のある方はお早めにどうぞ。
作家の故・野上弥生子氏の生家「小手川酒造」
「秀吉と利休」や「迷路」などで有名な小説家、故・野上弥生子氏の生家「小手川酒造」(創業1855年)が、掛町にある私のお店からこれまた徒歩1分ほどの距離の浜町にあります。母屋となまこ壁の酒蔵、ショップが一体となった当時の風情を残す建物はもはや文化財的存在感を放っています↓
30年物の希少な焼酎も!
ひんやりとした空気と独特の薫りを持つ建物に入ると日本酒や焼酎がずらりと並びます。現役の酒蔵や木樽蒸留器を眺め、案内人の方のお話を聞きながら試飲をすることが可能です↓
小手川酒造では長期貯蔵の黒麹仕込みの麦焼酎が有名で、これだけ長い年月仕込むとまろやかでふくよかな薫りと舌触り、味をもつ希少な焼酎が生まれます。約500リットル入る甕がこちら。蔵にはこの甕が各年毎にズラリと並べられています↓
そしてこの焼酎が瓶詰めされたものがコチラ↓
価格は数万円しますがとにかく希少なお酒。ここぞというときの贈答品、お酒をこよなく愛している呑み助の方には自宅用に1本いかがでしょうか?
日本酒でおすすめなのはやはり「宗麟」。前回のブログでは期間限定の宗麟(大吟醸)をご紹介しました。こちらの山田錦100%の純米吟醸も芳醇でフルーティーですがサラッといただけます。個人的にはロックがおすすめ。
副産物にはホカホカスイーツも!
小手川酒造にもお酒の生産に関わる副産物が多数。私は漬物が食べられないのですが、好きな方におススメの「粕漬」がありました。そして私のイチオシはコチラの酒まんじゅう↓
火曜・金曜の限定品なのでこの日に訪問する方は必買です!ホカホカした酒の甘い香りに、甘党が多い臼杵市民は一発でやられます。市外、県外の方でお酒が飲めない方も必ずや美味しくいただけますよ。そして特筆すべきは饅頭皮。もっちりしていて病みつきになる食感なのです。是非お試しあれ。
写真撮影もさせていただき「さて帰ろう」と思ったらなんと、小手川酒造には可愛い番頭さんも。近所の子ですが時折土間でリラックスしているそうです。どうぞこの子にも会いに出かけてみてください↓
臼杵市中心地にある2大酒造場とそのショップのご紹介でした。私はこの二つのお店に挟まれた場所で雑貨と整体のお店を構えられて本当にラッキーです。ちょっと飲みたいときはすぐに買い出しに行けるし(飲んだ状態で揉むことはありません。ご安心を!)、どんなお酒が今の時期美味しいか、なんて話も気軽にできるのがとても楽しいです。
「臼杵市民だけどこれまで行ったことがなかった」「今移住を検討していて臼杵に下見に行く」はたまた「臼杵観光に行く」という方はぜひこの2店舗を訪ねてみてくださいね。
【関連リンク】
【東日本大震災追悼舞台公演 RADIO311~2019 部屋で見つけた希望】
私も大学時代は演劇部に所属しており、勉強よりも芝居に関わっている時間の多い時がありました。今は全く演劇はやってないのですが、芝居をやっている人たちを見ると応援したくなります。
今週末の8日、9日は臼杵市で素晴らしいお芝居が上演されるそうです。
最近、私のお店の並びにある「久家の大蔵」で毎日大喧嘩をやってるな、と思ってたら芝居の練習でした。2011年の東日本大震災をテーマにしています。私は東京で震災を経験したし、ボランティアで気仙沼にも行ったことがあるので是非観に行きたかったのですが、既に整体の予約が入っているので今回は無理そうです。観に行ける方は貴重な体験になると思いますので是非どうぞ。詳細はコチラから↓
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