「私の地元、臼杵で良かった」と痛感することの一つに「豊かな醸造文化」があります。
私は下戸にも関わらずかなりの酒好き(悪酔いはしません)なので、海外に行ったら必ずその土地のお酒を飲むようにしています。それが、臼杵にUターン移住して開店したお店の場所が、臼杵市を代表する酒造会社「久家本店」さんと「小手川酒造」さんに挟まれた立地。まさに「極楽地区」と言っても過言ではありません。
友人が遊びに来たり民泊で外国人が宿泊したりするときなどは、必ず2軒お邪魔させていただき「これが美味しいんだよー」と紹介しています。そして先週の土曜日、私が移住後かなり楽しみにしていたイベントが行われました。
今週と来週は、臼杵に観光でくる方、移住の下見にくる方、また臼杵市在住でも酒蔵やその直営ショップに行ったことがない(!)という稀有な方必読の「臼杵お酒情報」をお届けします!
年に2回の「四社合同蔵開き」は酒好き必訪イベント
5月25日(土)に臼杵市中心地にある観光プラザで「四社合同蔵開き」が行われました。
2014年から毎年2回行われているこのイベント、前述した久家本店さん、小手川酒造さんに加え、野津町にある赤嶺酒造さん、藤居酒造さんなど4社の新酒や各社イチオシのお酒をいただくことができます。今回は、先日佐伯に「麹の杜」をオープンしたぶんご銘醸さんも参加し、合計5社のお酒を楽しむことができるイベントでした。
角打ちスタイルで臼杵の美味しいものを満喫
16時開始で16時半くらいに行きましたが、臼杵の海鮮いろいろを提供する「磯端会議」さんのそばでは、立ち飲みスタイルのブースに集う方たちがいかにも楽しそうな角打ちタイムで既に出来上がっていました↓
他にも臼杵の農家さんやお店がブースを出し、おつまみにピッタリの逸品を販売。
こちらは私の姪や甥の大好物、野津町「山川屋」さんの串焼きジビエ。ちなみに4人の姪や甥は2歳~10歳。渋すぎる好みです↓
館内に入るとさらに食べ物とお酒と人でごった返していました。
野津のほんまもん野菜を作られている農家「yomoyamaya」さん手作りのカボススイーツも。これは日本酒に合うかも↓
いつも元気いっぱい、「ウエムラブレッド」さんはサンドイッチ販売↓
そして5時になると一斉に「カンパーイ!!」
なんて陽気で楽しいイベントなんでしょう💛
ここでしか味わえない「限定酒」は外せない
もちろんイベントのメインであるお酒も各社ラインナップ。
赤嶺酒造さんのこの日の限定酒は芋焼酎「昇陽」。常圧蒸留と減圧蒸留を組み合わせてブレンドしているので、風味を残しながらもすっきりとした味わいに仕上がっています↓
大吟醸酒「龍梅」の背中で語る藤居酒造さんは斗瓶囲いの限定品を販売。ちなみに「斗瓶囲い」というのは袋吊りという方法で一滴一滴絞ったお酒を一斗瓶(一升瓶10本分)で低温熟成させたもの。手間暇かかるので大量生産はできません。藤居酒造さんでも製造は70本のみという希少品です。
小手川酒造さんは大吟醸酒「宗麟」。この大吟醸、実は自然の温度が12度以下の2月に製造されるため、大量生産ができない商品。本数が限られているためネット販売も行われず、浜町の酒蔵で販売されるのも4~6月までという期間限定品なのです↓
久家本店さんの限定酒は「大吟醸無濾過生原酒」。大吟醸はお米の精米歩合が高く、より贅沢な味わいになるのですが、これで作ったお酒を絞ったままの姿で飲むという「すっぴんの日本酒」を味わいたい方向けのもの。ツウの方にはもちろん、なかなか体験できないものでもあるので、初心者の方にもぜひ味わっていただきたいお酒です。
撮影はツライよ
観光でも移住でも在住でも、臼杵に関連し美味しいもの好きな方には外せないこのイベント、次回は11月に開催予定です。下戸の私は今回撮影で手がブレないように、試飲は泣く泣く1杯のみ。次回はお店も休んでガッツリ角打ち参加する予定です。
さて、来週のブログではコチラで紹介させていただいた4蔵のうち、私の店のご近所にある小手川酒造さんと久家本店さんの蔵とお店に直撃!イベントでは紹介できなかった商品も併せて、蔵でしか手に入らないお酒やスイーツもご紹介しようと思います。どうぞお楽しみに!
【関連サイト】
【「うすきおためし暮らし」の受付が始まりました!】
私も昨年8月に参加して、移住後の物件などを決定する場となった移住体験ツアー「うすきおためし暮らし」の日程が決まりました。参加希望の方は下記のサイトからその詳細をご確認いただき、お申し込みを行ってください。
この夏の回は「臼杵の自然体験と子育て」がテーマのようですね。私の周りでは1家庭の子供が4人というお宅が結構あります。臼杵は子育てがしやすいのかもしれません。そして自然も豊か。海でも山でもいろいろな体験ができるんですよ。そんな臼杵をぜひ夏休み体感してみてくださいね。
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