昼も夜も楽しめた、12年ぶりの「うすき竹宵」

今年で23回目を迎えた臼杵の秋の風物詩「うすき竹宵」。

町中の小路は2万本の竹ぼんぼりで埋め尽くされ、由緒あるお寺さんなどにはきれいなオブジェが飾られたり、その中で音楽イベントが行われたりする、臼杵で今一番観光客を呼ぶ一大イベントです。

竹宵前日の撮影会での風景。当日は歩きやすいように道の両端に竹ぼんぼりは寄せられる

1回目が開催された23年前と言えば、私はまだ大学生。2年間のイギリス留学から帰って来る直前でした。

2回目の時は戦場と化した実家の洋食屋を手伝いましたが、3万人強の人口だった臼杵市にその3倍以上の観光客がやってきて、当時はどこの飲食店も押し寄せる人波をさばけず大炎上していました。


その後、竹宵の時期に帰省したのは2度くらいだったと思いますが、当然レストランの手伝いをしていたため、正直なところゆっくりと竹宵を観たことがないのです。いつも午後8時半くらいから走り回って1か所か2か所観る程度でした。


27年ぶりの臼杵生活を始めて初の竹宵。やはり今年も洋食屋の手伝いで全く落ち着いて観ることはできなかったのですが、暇だった昼間の時間に竹宵のメインストリートでもある八町大路を覗いてみると、興味深い光景が広がっていました。


こんなイベント首都圏には無い!移住検討中の皆さんに是非読んでいただきたい、「うすき竹宵の昼と夜」をご紹介いたします。

二王座にある旧真光寺のオブジェ

昼は大行列店からチェック!「カニ醤油」の味噌すくい

うすき竹宵で一番の行列を作るのは、やはり八町大路にある老舗「カニ醤油」ではないでしょうか?

これでも比較的空いているカニ醤油の行列

創業1600年、臼杵藩主として移封された稲葉の殿様と共に岐阜からやってきた可児家。蟹みそや蟹の醤油を売っているわけではないので、移住者も市外からの旅行者もお間違えなく。年配の方は「鑰屋(かぎや)」と屋号で呼ぶことが多いですが、私の年代(←昭和48年生まれ)あたりの人は「カニ醤油」とか「カニさん」と呼んでいます。


この店で竹宵恒例となっているのが「味噌すくい」。こんな企画、以前いた埼玉では見たことがありません。

人気の「あわせみそ」をしゃもじで思いっきりすくいます。私の幼馴染であるMちゃんは、毎年自己記録を更新すべくチャレンジしています。彼女に聞いた味噌すくいのコツをご紹介しましょう。


まずは持ち上げられる量をペタペタと形作る。昨年の彼女の記録は1.6キロだったので「どうしても超えたい」という思いがこの「ペタペタ」時に闘志となってビンビンに周りにも伝わります↓

「おいおい、スゲーな」というお店の人の心の声が聞こえてきそう

そして、ココ重要。「手の力ではなく腰の力で」持ち上げる!

手首をやられるので持ち上げ時は必ず両手で!味噌がベタベタついても気にしない!手洗い水もお店で用意

結果、今年の記録1.8キロ(!)

1回のチャレンジ費用は300円!通常1キロ450円以上する商品で、1キロ未満の場合は1キロまで必ずお店の人が足してくれます。絶対に元が取れるしお値段以上に楽しめます。


ちなみにMちゃんは、同じく八町大路にある「富士屋甚兵衛」でフジジンの味噌も夜すくっていました↓

闘志みなぎるMちゃんのすくいっぷりにお店の人もつい拍手

今年のカニ醤油での味噌すくい、最高記録は他の人が出した2.4キロだったとのことで地団駄踏んでいたMちゃん。来年は絶対に2キロの壁を超える!と意気込んでいました。


カニ醤油の味噌すくい、夜は30分以上待つディズニーのような大行列になります。昼間はそれほど混まないので、少し早めにチャレンジするのがおすすめです。


下ノ江の早生みかんが詰め放題

大分早生(わせ)と呼ばれる品種は、露地ものとしては日本一早く収穫されるみかんとして有名です。青く見えても結構甘くて9月中旬には収穫されるとあって、早い時期から大分の人はみかんを楽しんでいます。その早生みかん、臼杵市の下ノ江地区でも作られているのですが、竹宵では詰め放題を行っていました↓

詰め放題は1回300円!

「おいしいみかんの見分け方教えてください」とお尋ねすると、暇な時間ならでは、ということでじっくりご教授いただきました↓

右のみかんは大きいですが、枝から切り取った部分が結構太いです。これは大味なものが多いとのこと。水分をたっぷり含みすぎたものがこうなるそうです。したがってミカンは小ぶりなもののほうが良いとのこと。その隣のミカンには後ろの部分に窪みがありますよね?これも美味しいみかんのポイントらしいです。

(1) 小ぶりで

(2) 切り取り口が細く

(3) 裏側に凹みがあるもの

これが重要な3ポイントとのこと。昼ならじっくり吟味しながら詰め放題できます。


暖かいお昼間は地魚のお寿司で腹を満たす

海の幸が豊富な臼杵市。県外からの移住者にも観光客にも是非その美味しいお魚は堪能していただきたいです。こちらは市内のスーパーにも鮮魚売り場を出している「安東水産」の出店↓

お寿司の隣にタピオカドリンクも準備!ビジネス的にもそつがない

色々なお寿司が並んでいて、その全てが新鮮。私は普通の握りも好きなのですが、一緒にバッテラが並んでいると、どうしてもそちらが優先になります。酢でしめたものが大好きなのです。夜は寒いので、お寿司はお昼がおすすめ。

この日、バッテラと共に購入したのが、今が旬の「アカカマス」の押しずし↓

臼杵にUターン移住して幸せと思う瞬間の多くがサカナ絡み

さっぱりした身に甘酸っぱい酢飯が合う~!!!かなりのボリュームなので、二人で分けて丁度いいかもしれません。特上寿司と海鮮丼を除いて全て500円!昼間なら選び放題ですよ。


「臼杵の地もの」をお土産に

今年から始まったという新コーナーが、臼杵の地元土産を集めたコーナー「うすきの地もの」。確かに市外からの観光客が多いイベントなので、こういうところでアピールするのは効果大だと思います↓

今年は「サーラ・デ・うすき」が会場に

定番の臼杵煎餅の他にオーガニック製品やカボス商品がずらりと並んでいましたが、私の買いたかったコレは売り切れ↓

野津町のジビエ商品です。生産者である「山川屋」はイベントでもよくジビエの串焼きを屋台で出しているお店で、私の4人の姪や甥はこの串焼きの大ファン。3歳~10歳の子供4人が「旨い、旨い」とおいさん並みにジビエ串に喰らいつく光景はなかなかシュールなものです。その山川屋の「猪みそ」を食べてみたかったのですが、残念。何とかして近々手に入れようと思います。


この「うすきの地もの」コーナーは今後もぜひ続けていただき、移住者や移住検討者にも是非臼杵の味を試していただければと思います。


駆けずり回って見学した、夜の竹宵

ご紹介したように、昼間は行列するお店でのお買い物にいそしんでいただき、夜は竹宵の美しさだけをじっくり見学、という流れがおすすめです。


時代絵巻のような般若姫行列を堪能し↓

町中を行列が練り歩く。行列が来たら大騒ぎしていた味噌すくいも少し静かになる

お寺さんにある綺麗なオブジェにウットリし↓

旧真光寺のオブジェが色彩的には一番鮮やか

各種団体が製作したオブジェで感動したり↓

市立図書館エリアのオブジェ

怯えたり↓

「臼杵ミワリークラブ」(薄気味悪いを臼杵弁で表現した臼杵の妖怪伝説普及(?)団体)のオブジェ。久家の大蔵にて

昼から夜までずっと楽しめる「うすき竹宵」。

移住検討中の方、もしかしたら来年はこの竹宵のオブジェを作ったりしているかもしれませんね。

皆さんが臼杵に来て、いろいろなスタイルで一緒にこの竹宵を堪能できる日をお待ちしています!


【関連サイト】 うすき竹宵

カニ醤油

富士屋甚兵衛