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臼杵の夏、おすすめの海水浴場はココ!

夏といえばやはり海!臼杵は海がとても近い町ゆえに趣味で魚釣りをする人も多く、海水浴に行く人もたくさんいます。数十年間埼玉県民だった私もUターン移住してから(いや盆正月に帰省するたび)

「やっぱ海っていいよなー」

と心から思ってしまいます。そして海にはたくさんの思い出も。


今回は、私が体験した昭和の海体験の思い出も交えながら、臼杵市でおすすめの海水浴場をご紹介したいと思います。臼杵在住の人は「そうだった、そういうこともあった」と昔を懐かしみ、移住者や移住検討者にはお役立ち情報としてこのブログを読んでいただければ幸いです。

今回おすすめの海水浴場がある佐志生エリアの海

おすすめ海水浴場その1「黒島海水浴場」

臼杵で海水浴といえばまず出てくるのが「黒島海水浴場」(以下、黒島。地図はコチラ→黒島MAP)。

臼杵市街地から車で20分、そして渡船に乗りたったの3分で行ける黒島は、私が子供の時から人気のスポットでした。小学生の頃は夏休みの間一度だけここに家族で泳ぎに来ていました。

ただ、現在は過疎化が進み昔のような大賑わい、という感じではなくなったそうですが、むしろコロナ禍では丁度良い感じになっているのではないでしょうか?

7月20日(火)、夏休みの大混雑が始まる前に黒島に行ってみました。

写真の渡船代に加え、車やバイクで来る人は駐車(輪)代が1日500円
昔よりちょっと立派な乗船場。すぐ向こうに目的地・黒島が見える

この日、切符売り場に誰も居なかったので電話をかけるとおじちゃんが来てくれ、船を呼んでくれました。

「え!?私一人の為に船を呼んだんですか!?」

と聞くと

「え!?だって渡りたいんやろ?」

とごもっともな返し。シーズンオフの時は待ってても誰も来ないので一人でも船に乗せてくれるのです。凄い、海のハイヤー。そしてあっという間にハイヤーが到着↓

昔乗っていたのとちょっと違うタイプ

この渡船、昔はなんとグラスボートだったのです!船の中央がガラス張りになっていて、乗船中ずっと海底を観ていました。子供の時にはこれが凄く楽しくて、魚やヒトデなど海底生物を3分間ずっと堪能していたものです。

なかなかワイルドな現在の船の中央。たった3分なので私は外で風景を楽しむ

昔は4隻あったという渡船も現在では写真の船1隻。これが壊れたらどうなるんでしょう。

渡船の将来を思い描く間もなく早々に黒島に到着。

船着き場のすぐそばがビーチ

現在の黒島には「按針商店」という売店があり、ここで浮き輪などの海水浴グッズを借りることができます。もちろん持参でもOKです。

子どもに人気の大型フロートは借りたほうが楽

その他、かき氷やカップ麺なども販売していますし、自動販売機もあるので足りないものはここで買ってはいかがでしょう?お値段も島なのにお手頃ですよね。

按針商店、2021年度版料金表

さて、実際にレンタルしたら準備体操をして早速海へくりだしましょう!

7月20日は私以外に1ファミリーのみで、もはやプライベートビーチ状態

この日、雨が前日まで降っていたこともあって、「若干水が濁ってるかも」と按針商店を運営する中野さんは言っていましたが、それでもこの透明度↓

陸が凄く近いのに黒島の水の透明度はなかなかのもの

私は写真撮影があるので今回は膝まで浸かった程度。でも本当は泳ぎたいくらい外気温と水温のバランスが良かったです。30度越えの快晴の中、ひんやり気持ちいい水の中で泳ぎたかった・・

仕方がないので、ビーチで唯一の日陰となるテント下でちょっと休憩

シーズン中はミニテントや日傘持参を推奨します

休憩中、沖のほうを見ていて昔あったあるものが無くなっていることに気づきました。

それは「飛び込み台」です。


私の記憶では2~3メートルくらいの高さの飛び込み台が昔あったのです。大人もヤンチャな小学生もみんなチャレンジしていて、今は飛び込んだらそのまま沈んでしまいかねない父Y雄も若かりし頃は飛び込んでいました。私もそれに見習い、小学生女子としては稀でしたが飛び込み遊びをしていたものです。余談ですが、私の唯一の「黒島での黒歴史」はその飛び込み台に向かう途中での出来事です。


飛び込み台があった場所は、大人の足でも全くつかないような深さ。私は飛び込み台に向かうときに、その深さが急に怖くなり溺れかけたことがありました。側にいたのは兄である現在山男(キャンプが仕事)のM。私は溺れかけていたので、必死で兄にしがみついたのですが、当時すでに兄の体重をゆうに超えていた私の重さに耐えかねて、兄が沈んでいきました。どうやって助かったのか分かりませんが、現在我ら二人とも生きています。


「あ~、そういう無茶をする子供がいるから撤去されたんだな」

と飛び込み台が撤去された理由を休憩中に悟りました。それにしても当時父Y雄は何をしていたんでしょう?多分その夜母K子にこっぴどく叱られたことだと思います。


楽しい思い出、そのような黒歴史のような思い出など、多くの臼杵市民が黒島に関する数々の思い出を持っていると思います。


その他の思い出といえば島にある「黒島荘」。小学生の臨海学校はここで1泊して行われました。

未だ現役の黒島荘

私の中で昔の売店は忘れられない場所↓

昔あった手・足洗いの水道がそのまま残る旧売店

旧売店には熱々のうどんやラーメンが出てくる自動販売機(多分250円くらいだった)があり、これが海水浴のランチには最適でした。瓶で飲むコーラやファンタオレンジ・ファンタグレープも冷え冷えで本当に美味しかった記憶があります。


黒島で唯一気になっていたのがシャワーや更衣室設備。確かに古いのですが、ペンキは今年綺麗に塗りなおしたそうで、私が子供だった頃のような恐怖感はありません。

シャワー室、向かいには更衣室もあり、両方とも使用は無料

足元が気になるようであれば、100均などで売っている小さなすのこを持って行くといいと思います。子供でも綺麗に体を洗って気持ちよく帰宅できると思います。排水設備や環境のこと、次に使用する人のことを考えたらシャンプーや石鹸は使用しない方がいいでしょう。

とりあえず海水を落とすだけの十分な設備はあります。


その他黒島にはいくつかおすすめスポットが。

こちらは前述したビーチとは反対側にあるビーチ↓

売店の先を行くと、島の反対側に出る

こちら側には日陰もあるし、

子どもが海の生物を見つけることができる岩場も↓


黒島は1600年にオランダの商船「リーフデ号」が漂着した島で、後に三浦按針と名乗った英国人、ウィリアム・アダムスもこの船に乗っていました。彼は日本に初めて来たイギリス人です。歴史が好きな人は島の中に凄く小さいですがリーフデ号の模型などがある建物もあるので島をぐるっと周ってみるのもおすすめします。


この黒島でこの夏もいろいろな思い出が生まれますように!


おすすめ海水浴場その2「さしう浜公園」

同じく佐志生地区にある「さしう浜公園」(MAP)は渡船要らずということもあり近年人気の海水浴場となっています。

こちらも黒島と同じく透明度が高い

こちらはのビーチは砂浜で、黒島の砂利系ビーチとはちょっと趣が異なり、小さなお子さんを連れてきている家族が多いように感じます。


環境的にもイマドキな感じで過ごしやすそうですが、やはり紫外線対策は必要です。

屋根の吹き飛び防止なのか、隙間があるので日傘は忘れずに

こちらも駐車場代金は500円。本来ならシャワー&更衣室設備があるのですが、コロナ禍で閉鎖されています。水道はあるのでそこで簡単に海水を落とすことならできます。

お手洗いも完備ですが、多目的トイレ以外は和式なので、和式を知らない子供は要注意。

実は私、今回この浜公園には初めて来ました。子供時代にあったのかどうかも分からないのですが、ここも綺麗でおすすめです。


この夏、是非臼杵の海をご家族で楽しんでくださいね。


【関連サイト】





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