臼杵石仏公園で開催の「ひゃくすた」とその周辺、行ってみたいこのお店!
- 藤谷 愛
- 9月9日
- 読了時間: 7分
毎月第1日曜に深田地区で行われるファーマーズマーケット「ひゃくすた」に行ってきました。実に2年ぶり位です。メディアに取り上げられることもあり、減農薬や珍しい農産物に興味のある方にはかなり浸透してきたマーケットなのではないでしょうか?
「ひゃくすた」をまだ知らない方は、以前書いたブログ記事を参考にどうぞ↓
*注「うすき海鮮朝市」は現在行われていません
今回のブログは久しぶりに訪れたひゃくすたの様子と、深田地区周辺にできたお店について書いてみようと思います。

食への探求心が掘り起こされる朝市「ひゃくすた」
2017年に始まった「ひゃくすた」は減農薬や有機農法で作られた農産物を中心にしたファーマーズマーケットです。開始当初は本当に農産物がほとんどだったのですが、最近はそれらの農産物で作られたお惣菜や漁師さんが獲ってきた魚介類やジビエ料理の販売もあったりします。
ファーマーズマーケットの楽しさは、新しい食材や料理との出会いにあります。
2年ぶりに来たこともあり、お初にお目にかかったブースでは、立ち止まって店主さんと話しこむことも。話を聞くと結局あれもこれも買いたくなってしまうのです。今回立ち寄ったお店とそこで買ったものをご紹介していきましょう!

①「スズナリコーヒー」のアイスコーヒー
ほぼ毎回参加している「スズナリコーヒー」さん。いつも入り口にブースがあるのですが、この日も暑かったので早速アイスコーヒーを買いました。

スズナリさんのコーヒー豆は独特の風味を持つ上に、自家焙煎されている店主さんの焙煎へのこだわりもあります。同じコーヒー豆でも焙煎家によって味が大きく変化するというのも納得です。コーヒーの演出家なんですね。
今回の豆は「コロンビア・フィンカラロカ」。コーヒーにはいくつかの精製方法があるのですが、こちらの豆は「発酵」タイプとのこと。だからなのかはよく分からないのですが、飲んだ時に「醤油の香りがする!」と思ったのです。それから私の語彙力では追い付けない3層くらいの味がやってきます。この3層くらいの味で上手に「コーヒー」にまとめている、不思議で美味しいアイスコーヒーでした。

スズナリさんでコーヒーをいただくときは、毎回「こんなコーヒー初めて!」となります。
「これは何の味だろう?何でこんな味がするんだろう?」という疑問がいつも浮かび、考えながら飲むコーヒーが面白いのです。ですので、私はスズナリさんのコーヒーを「哲学的コーヒー」と勝手に呼んでいます。
新しいコーヒーの味に出会いたい方、ぜひどうぞ。
②「オーガニックカフェてら・ぷれた」のジビエカレー
今回お初にお目にかかったのが「オーガニックカフェてら・ぷれた」さん。
私は鹿とウサギのジビエはいけます。むしろ大好きです。でもイノシシはダメです。子どもの時に親がどこかの猟師さんからもらったイノシシ肉のステーキが強烈すぎてそれ以来ダメになってしまったのです。
そのことをてら・ぷれたの店主さんに話すと、
「子どもの時のジビエ体験がトラウマになっている人は結構いますが、これは大丈夫ですよ。メスとか子供はそもそもそんなに強烈じゃないんです。」
とのこと。私も大人ですし「1回だけ信じてみよう」という気持ちでチャレンジしました。問題なしです!
食感は豚肉と何ら変わりないし、むしろ脂身が少ないのにジューシーな感じがして美味。
てら・ぷれたさんは佐伯にお店を構えているそうなのですが、佐伯でのカフェ営業は大体週1回とのこと。
佐伯まではちょっと遠いので、臼杵市民は月1回のひゃくすたを目指して食べに行くと良いと思います。

③「磯畑会議」の魚フライセット
海の町・深江地区にある「磯畑会議」さん。私のブログでも何度か登場していて、私はここの魚フライセットの虜です。今回は「サバと鯛のフライセット」を購入しました。

サバフライは絶対外せません。特に今の時期はかぼすが旬入りしているので、これを自宅で揚げて、かぼすをジューッと絞って醤油で食べたいです。身が厚くてフワフワ食感!

この日は他に昨日獲ったという茹でタコや塩サバもあり、何を買おうか本当に悩みました。磯畑会議さんはその場で食べられるお惣菜類も売っています。

アカモクの冷製スープなんてここ以外ではなかなか食べられないですし、海鮮類が好きな方はお見逃しなく。
その他、農産物販売のブースでモロヘイヤを購入しました。太い形のオクラ「ダビデの星」なども夏はあるし、健康野菜がたくさん買えます。また、いろいろなブースが朝食にぴったりのお惣菜やおにぎりを売っているので、毎月第1日曜日は朝のお散歩がてら石仏公園に出かけてみてください。

<ひゃくすた>
日時:毎月第1日曜(夏季、冬季で開催時間は異なる)
場所:臼杵石仏公園
早起きさんは焼き立てが食べられる「Tritici」
ここからは石仏周辺にできたお店をご紹介していきます。 今年2月にオープンしたパン屋さん「Tritici」(トリチチ)。石仏旅館さんのお隣にある、外観は完全民家の建物が店舗となっています。入り口には幟と看板があるので分かりやすいです。

トリチチは臼杵では珍しく朝6時(!)の開店。7時台には多くのパンがずらりと並んでいるので、早起きさんほど選択肢が広がります。オープン当初は10時に行ったらもう完売!なんていう日もありましたが、現在は少し落ち着いてきて、お昼に商品があることも。しかし繰り返し言いますが、7時台がベストです!

こちらのパンの特徴は「あまり余計なものを使っていない」という点にあります。オープン当初に来たときに伺った話では国産小麦にこだわっていて、いろいろと手作りしたものを使用している、ということでした。
この日も「ブルーベリージャムは自家製ですよ」と店主さんが言っていたので、すぐ影響される私はブルーベリージャムが入った商品をまず手に取りました。他にもガーリックトーストやあんぱん、メロンパンの計4つ購入。

帰宅して食べると、ガーリックトーストはガーリックの塩梅がちょうど良く、パリパリが持続していた食感も良かったです。そしておすすめのブルーベリージャムの入ったパン。これも甘さが絶妙!チーズケーキ以外でくど過ぎる味が苦手な私にはいろいろな塩梅が難しいのですが、全てがちょうど良かった。
実家レストランで仕事があったので、一口だけ食べたガーリックトーストは後で食べよう、ととっておいたのですが、仕事が終わってみると姪2人に食べられてました。しかも「凄くおいしい」と言っていたそうなので、次回は5個くらい買って帰ろうと思います。
皆さんも早起きしていろんな種類のパンを味わってみてください。
<Boulangerie Tritici(ブーランジェリー・トリチチ)>
住所:臼杵市深田785-4
インスタグラム:Tritici
ニューオープンのお店も!石仏周辺は朝がおすすめ!
毎月第1日午前は石仏周辺でおすすめのイベント/お店があるのですが、この9月、山から下りてきた名店が石仏の近所でリニューアルオープンします。そちらも午前がおすすめ。

その詳細は次回ブログでじっくりご紹介いたします!

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