大林宣彦監督ゆかりの古民家を借りる

私は古くて可愛い雑貨や、古くて美しい建築物が大好きです。運営している「ケレシュ雑貨部」では、海外で買い付けたビンテージ食器や雑貨を販売しているのですが、私のそういった嗜好がかなり詰め込まれた事業です。

臼杵市に移住を決めてから、私の事業と住居が一体となる物件に「古くて個性がある」とい条件を付けるのは自然な流れでした。


現在、埼玉県で住んでいる物件は賃貸マンションですが、7F建ての最上階でメゾネット。各階にL字ベランダが付いていて、晴れた日は毎日富士山が拝めるという格安好物件。これまで国内外合わせて多分20軒以上賃貸をしてきましたが、その中でも最高の物件でした。

コチラがそのマンションのベランダからの風景。

臼杵でこの物件に勝つには(←私的には引っ越しは「前よりはいい物件に!」というスローガンのもと、毎回勝負)、もう「個性が醸し出す美しさ」しかないのです。


2018年明けに運命の出会い

これまでの人生、異性に関しての運命的な出会いなんててんでサッパリでしたが、賃貸物件に関してはたくさんの経験を積んで見る目は育ってきました。


2018年1月に臼杵市役所に早速「空き家物件の資料を送ってほしい」とリクエスト。その月に行われた、起業に的を絞った移住モニターツアーの資料をいただきました。この中にあった空き店舗物件がコチラ↓

そう、かつて臼杵市で映画「なごり雪」を撮影した大林宣彦監督とゆかりが深い喫茶「クランク・イン」!大林監督の長女である大林千茱萸(ちぐみ)監督がその作品「100年ごはん」で撮影に使用した物件でもあります。


広さも十分。写真を見る限りかなりボロボロになっていますが、クランク・イン時代のレトロさと古民家の雰囲気に魅かれて2月くらいに市役所に連絡をとりました。


まさかの順番待ち

ところが、後日この物件に関して連絡を入れると「市の施設として利用する案が上がってきているので、この物件は今契約することができません。」とのこと。

仕方がないので地元の不動産屋さんや市役所の担当の方にも希望を伝えて再度物件探索。そうこうするうちに夏になってしまいました。


以前にブログで書いた8月の移住者向けモニターツアー「うすきおためし暮らし」にとりあえず参加したのですが、この時に市役所の方から「実はクランク・インの物件ですが、市の利用案が無くなったので、もう一度検討しませんか?」というお話がありました。

「そりゃあ、願ったりかなったりですよ。ぜひ物件を見たいです。」

ということでツアーの2日目に物件を見に行きました。ツアー中にパンチ物件(←床が抜けそうだったり、壁に穴が開いてたり、傾いていたりという凄い物件のこと)をたくさん見ていたので心の準備はできていましたが、やはりこちらもなかなかのパンチ物件。「雨漏り・白アリ」のダブルパンチでした。


こちらは弟と物件を見に行った際の写真。画面左上に大きくシミがあるのが見えます。 光採りの為の天窓からジャンジャン雨漏りしていたのです。

光庭はとっても雰囲気がある素敵な場所なのですが、借りるとなると雨漏り対策とスペースの有効活用の為何とかしなければいけません。

加えて、1階にはシロアリ痕があり、相当な工事を入れなければいけません。

でも、私の中には確信が湧いてきたのです。

「ここだ!ここしかない!!」

1Fをお店にして、2Fを住居にする。その画が家具の配置にいたるまで頭の中にサーッと描けたのです。これが私的「契約GO」の合図。


モニターツアーの後、市役所の方から不動産管理会社のEさんに繋いでもらい(こちらは空き家バンクではなく一般の物件の為)契約に向かってのやりとりがスタートしました。

声が超渋いEさん(北大路欣也的に):「実はこの物件、ある飲食の方が借りたい、と言っていてその結果をまだ聞いてないんですよ。一応結果をきちんと聞いてから。」

「Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン」

まさかの二度目の順番待ちにショックを受けましたが、欣也に言われたら仕方ありません。大人しく結果を待つこと1週間。

「藤谷さん、順番が回ってきましたよ!」とEさんから待望の電話。出会いから8カ月でゴールインできました!結婚に関してもこれくらい真面目に取り組めば私の人生変わっていたかもしれませんが、もうそれには触れないでおきましょう。


それからいろいろな取り決めをしてきちんと契約書を立てたのが10月。

長い!サラリーマン時代の単なる引っ越しとは違い、Uターン移住&起業が絡む物件契約がここまで時間のかかることだったとは思いもしませんでした。


しかしこれはまだ序の口です。サラリーマン時代と脱サラをしてからの埼玉生活も全てマンション。契約すればお湯がすぐ出る首都圏での住まいと違って、臼杵の一軒家ではどこと話をすればお湯が出るのかも分かりません。線を差し込めばすぐにテレビが見られるマンションとは違い、線の差込口もない古民家。臼杵でネットってどうやって繋ぐの?Ymobile!って臼杵で繋がってる!?などなど、首都圏からの便利な生活と違って謎ばかりの我が地元。今後ブログで細かく紹介していきます。


さて、私がこの古民家物件と運命的な出会いを果たした「うすきおためし暮らし(就業・創業・継業編)」が2019年2月9日~11日に行われます。今日、市役所の移住担当の方とお話をしたら、今の時点で申込者がいっぱいで、残り僅からしいです。興味のある方はお早めにお申し込みください!詳細はコチラ↓

「うすきおためし暮らし」の募集チラシ


【臼杵での物件探しから移住までの流れ】

1)市役所の「秘書・総合政策課」(←移住の担当部門)の方に希望物件の詳細を伝える→「空き家バンク」の物件を紹介してくれる

2)臼杵の不動産業者(下にリスト有り)に電話をして希望物件の詳細を伝える

→一般物件を紹介してくれる

候補となる物件を実際に見に行く

① 移住者向けモニターツアーに参加してその際に別行動などで物件見学に連れて行ってもらう(この場合、空き家バンクの物件なら市役所、一般物件なら不動産会社の方、などが案内)

② モニターツアーと時期が合わなければ「うすきおためしハウス」を利用して臼杵に滞在しながら物件見学に行く

気に入った物件を契約

工事が必要なら個々で手配→工事(2018年12月現在、私は今ココです)

移住

*重要なのは希望の物件を明確に伝えること

① 住む人数や年齢(子供がいるかどうかなど)

② 用途(住むだけか、店舗併用か、店舗だけかなど)

③ 予算

④ 広さ・間取り

⑤ その他の希望(駐車場の有無、坂が無い所、など)


これから長く住むことになる臼杵市での重要な拠点探し。納得できる物件に出会えるように活動していきましょう!


臼杵の不動産会社

旭プラザ(有) TEL:0972-62-2259

旭日産業 TEL:0972-63-3123

臼杵エステート TEL:0972-62-8456

うすき不動産㈱ TEL:0972-62-3177

㈱エイワマリン TEL:0972-63-5138

豊後産業 TEL:0972-62-3694

臼杵市空き家バンク