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臼杵市移住希望者向けツアー「うすきおためし暮らし」に参加してみた~臼杵市街編~

前回は野津町を巡った移住ツアー。農業をやってみたい方に最適な場所だと思います。

今回は野津町に比べると「ややシティ」な臼杵市街を中心に巡ります。人口の密集具合などを考えると、集客が必要な事業を起こすにはやはり市街の方がお勧めです。

では早速ツアー2日目をレポートします!


野津町から臼杵市街への道は「臼杵銀座」

野津町から臼杵市街へ向かうと、高速道路(東九州自動車道)の出入り口でもある野田地区に入ります。ここは市街地から車で3~5分ほどの距離で、大型スーパーやホームセンターが立ち並ぶエリアです。私が子供の時にはこれほど活気のあるエリアになるとは思ってもみませんでした。


生鮮品が買えるスーパーが4軒、ホームセンター、ドラッグストア、ヤマダ電機やベスト電器などの家電量販店に加え、モスバーガー、マクドナルド、しまむら、西松屋、スーパー銭湯などなど、もはやここが臼杵の銀座!人口が3万7千人しかいないのになんでこんなに店が溢れているのか、個人的には「臼杵の七不思議」の一つに数えています。


「どんなお店か中も見てみましょう」ということで、臼杵銀座に居並ぶスーパーの一つ「HIヒロセ」に15分程度立ち寄りました。

臼杵市のホームセンターHIヒロセ

HIヒロセは生鮮スーパーとホームセンターが一体となった大型店です。私も帰省時にはここの魚屋さんでお寿司を買うことがあります。「海無し県・埼玉」に長年住むと、臼杵であればスーパーの値引きシールが貼られたお寿司だって超新鮮に感じてしまいます。

地物の鯵はまるまると太って美味しそう。

臼杵市の新鮮な魚介類

そして私が個人的にお勧めなのが「やないの胡麻とうふ」。

臼杵市の名産品 やないの胡麻とうふ

白くてねっとりした弾力のある胡麻豆腐に、右の甘じょっぱい椎茸たれをつけて食べるのですが、日本国中探しても多分こんな食感と味の胡麻豆腐は無いと思います。しかもこの美味しさを堪能できるのは生産されたその日のみ!次の日になると若干硬くなってしまうのです。移住ツアーで臼杵市に来た方は、ぜひこの胡麻豆腐を食べてみてください。


ちょっと話はズレましたが、この臼杵銀座に来ればおそらく臼杵市でのお買い物の不安は無くなると思います。しかも大分ならではの食材や商品を堪能できるので、移住後スーパーで楽しく時間を過ごすことも多くなることでしょう。


10:30 臼杵市街はそのまま住める物件多し

臼杵市街の物件は野津町とは明らかに違います。野津町は農家が空き家になったパターンが多く、空き家になってから年月がかなり経ち、手入れが必要な分安くてとにかく広い。臼杵市街の物件はサラリーマンをしていた方が高齢化の為に引っ越して空き家になったというようなパターンで、それほど年月が経過していない物件が多く見られます。傷みが少ない分、即入居可能なのが利点。


例えばコチラ。高台の住宅地にある平屋一戸建てで、前述の臼杵銀座まで車で5分程度。

庭を利用すれば2台駐車可能。

補修工事などは必要なく、あとはどの程度綺麗にしたいかという感じ。DIYでコツコツやっていけば移住後の楽しみにもなりそうですよね。こちらは見学当時、売買物件で500万円位でした。

*詳細は記事下にあるリンク、臼杵市の空き家バンクのページでご確認ください


11:00 城下町「二王座界隈」の見学

移住ツアー参加者のCさん(福岡在住・50代女性)は「城下町に住みたい」という希望があったので、臼杵市を代表する江戸の風情が残るエリア「二王座」の物件も見学。


二王座にはイベントなどで使用される「サーラ・デ・うすき」という施設があり、この日も子供イベントが開催されていました。以前の記事でも触れましたが、本当に臼杵市民はイベント好きです。

臼杵市の観光拠点サーラ・デ・うすき

そして武家屋敷を利用した飲食店「長屋門」の前を通り、

臼杵市のカフェ長屋門

テレビや映画撮影の御用達、寺町の風景。私が現在住んでいる埼玉県にある「小江戸川越」にも匹敵する風情の良さです。

臼杵市二王座

下の写真は、私の同級生の実家でもあるお寺さん。

そのお寺の正面にある和洋折衷建築の元歯医者さんを改装して営業している雑貨カフェ。

観光客も「こんな路地にこんな建物が」というように発見を楽しみながら散策するエリアです。11月のお祭り「竹宵」の時には、これらの通りが竹灯籠でライトアップされてさらに素敵になります。


11:30 ゲストハウス「臼杵家」を見学

私以外の参加者は「臼杵市でゲストハウスをしたい」という要望があったようで、移住後にゲストハウスをされている先駆者「臼杵家」の見学に行くことになりました。

場所は二王座界隈を抜けた場所にあり、門が立派な平屋一戸建て。国内外からのお客さんをたくさん受け入れているので、壁のローマ字表記も外国の方には分かりやすいですよね。


やはりゲストハウスとしての内装工事をかなりされたようで、お風呂は取り換え、トイレも一つ増築していました。個人客用のドミトリータイプ、鍵の付いた個室、一棟貸しなどいろいろな要望に対応した造りになっています。お庭にはピザ窯もあり、宿泊者も有料で利用ができるとのこと。本格的なゲストハウスをする場合、やはりかなりの出費を覚悟しないといけないだろうなぁ、という印象でした。

臼杵市のゲストハウス 臼杵家

臼杵家はカフェも経営しています。ゲストハウスから徒歩3分程度なので、宿泊している人もランチなどで利用できて便利です。

臼杵市 農民カフェ

場所は八町大路と呼ばれる商店街。平成に入ってからの廃れ方がハンパなかったのですが、商店街の皆さんと市と市民が協力して暗い雰囲気を醸し出していたアーケードを取っ払いました。外装工事をする際には景観保護を念頭に置き、その風景も変化してきているのが昔を知る人間にはよく分かります。

シャッター店舗になった物件に、これからたくさんの移住者がお店を出すことができたら本当に素敵な町になりそうです。臼杵家もその一角にあり、前回紹介した野津町の「NAZUNA Café」同様、地元野菜をふんだんに使用した料理が好評です。移住ツアーの2日目のランチはこちらでいただきました。

臼杵市でランチ

ランチ後、市役所の方が不動産屋さんを通じて手配してくれた物件見学の為、私は別行動。他の方は臼杵の町を散策しながら、最後は質疑応答やアンケートを記入して終了、という流れだったようです。


今回臼杵市の移住ツアーに参加してみて思った5つのこと;

① 臼杵市役所の人がかなり親切に相談に乗ってくれる

② 移住希望者の目的にあった物件、仕事環境、学校環境などがかなりある

③ 移住希望者の要望がバラバラの場合、時には別行動など柔軟に対応してくれる

④ 既に生活を軌道に乗せた移住経験者の経験談をたくさん聞ける

⑤ 手厚い移住補助があり、経済的負担が軽く済む


就業、就農、起業のどれをとっても自分を活かせる場所がある臼杵市なので、地方移住を考えている人にとって、候補地の一つとして検討する価値がある場所だと思います。


さて、このブログをアップした本日11月19日、私はこれから臼杵市へ出発!

内装工事の手配や大家さんへのご挨拶、設備機器、什器等の手配、看板製作の打ち合わせ、民泊届け出の情報収集など、かなり時間刻みのスケジュールです。


こういった山ほどある移住準備には数日取らなければいけないことがあると思います。そんな移住活動の拠点にピッタリの無料宿泊施設「うすきおためしハウス」というところがあるのですが、ここは後日詳細をご紹介させていただきます。


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