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スーツケースは必須アイテム!フンドーキン起業祭&住吉まつり

今年の1月まで住んでいた埼玉県狭山市には、ホンダやロッテといった巨大企業から中小のお菓子会社まで、工場やオフィスがたくさんあり、各企業は年に一度「創業祭」「感謝祭」などと銘打って、大々的なお祭りを行っていました。

ホンダにいたっては芸能人のコンサートが開催されたり(無料)、社員一丸となって販売する食べ物屋台も大体100円という激安揃い。食品会社は破格値で自社の商品を販売していました。


臼杵でこのようなお祭りは全く期待していなかったのですが、臼杵市民はもちろん、市外からも参加者多数の企業祭りがあると移住後に知りました。今回は、臼杵のマチナカで「ゴロゴロゴロゴロ」と異様な音が響き渡ったフンドーキン起業祭と住吉まつり(2019年7月27日)についてレポートいたします。


午前中から目立つ異様な光景

臼杵市を移住候補地としてご検討中の大分県外在住者の中には、「フンドーキン」が何なのか分からない人もいるかと思います。こちらは私が書いた臼杵の醸造蔵元を紹介した旅行記事。フンドーキンを紹介している箇所があるので、どうぞ読んでみてください↓ 美味しい城下町「大分・臼杵」を大人旅!醸造観光ルートで出会う酒蔵、味噌蔵、醤油蔵

金運アップ間違いなし!と思わずにはいられないフンドーキン工場

このフンドーキンが行う起業祭と、隣接する松島神社で行われる住吉まつりは毎年7月下旬の同日午後から行われます。


飲み屋街である我が掛町界隈と写真のフンドーキンの工場とは目と鼻の先ですが、通常だと午前中は静寂あるのみ。工場からラジオ体操の音が穏やかに聞こえてきます。しかしこの日はお昼前から何やら大勢の人の話し声と「ゴロゴロゴロゴロ」という奇妙な音が。表を見るとたくさんの人がスーツケースやキャリーケースを引っ張って、川向こうのフンドーキンに続々と進軍中。まさに戦闘モードです。


午後2時、戦いは幕を開ける

フンドーキン起業祭の開始は午後2時。今年は例年通りのゲームや抽選会に加え、「FUN1オリジナルグルメ選手権」という臼杵や大分産食材を使用したB級グルメのベストを決めるイベントも開催されました。


私もこのブログに載せる写真撮影のために午後2時に行きましたが、噂に名高いゲームコーナーは既に長蛇の列↓

祝祭日のハーモニーランド以上、週末のディズニーランド以下といった感じ

ゲームコーナーがどこにあるのかさえも分からないほどの大行列です。


この日は35度に届こうかというほどの危険な気温。写真のみを撮影して退散しましたが、係の人にゲームコーナーのシステムを聞いてみると

1)輪投げやバスケットボール入れなど、1ゲーム300円払う

2)300円払った時点で味噌や醤油などかなりの品をゲット

3)ゲームで成功すると尋常でない量のフンドーキン商品をゲット


そしてお楽しみ抽選会(新聞に祭りの広告が入り、それが抽選券との引換券になる)ではニンテンドースイッチなどの豪華景品と共にさらにフンドーキン商品が当たります。

大人も子供も当選した人にジェラシー

結果、このような人たちが夕方近く多数出現↓

「この為だったのか!」と午前の異様な光景の理由が解決

家族総出で大量に持って帰る味噌、醤油、ドレッシング・・・「1年間何も買わなくていいくらいの調味料が手に入る」。それがフンドーキン起業祭なのです!


ポイントは「辛抱して並べるか?」ただこの一点のみ。10分以上待てない私にはムリですが、都会で行列慣れしていて今後臼杵に移住してくる人には、苦も無くお値段以上のものが手に入る絶好のイベントと言えるでしょう。


午後5時半、住吉まつりの戦いが幕を開ける

一方、隣接する住吉まつりの物品獲得戦は午後5時半の「餅撒き」から始まります。

主催する臼杵商工会議所青年部の方の話によると、実際には餅が入っているのではなく、お菓子や雑貨、そして黒いボールが入っていて、この黒ボールは花火と交換できるという特典付きだったそうです。

私の10才の姪Kとその友達Rちゃんは汗だくになっても一つゲットするのがやっと。先週の福良天満宮でのお菓子撒きでもそうでしたが、臼杵ではお菓子撒きに老若男女全力で取り組むのが慣習のようです。


6時からはこれまた抽選会用の「うちわ」の販売。このうちわ抽選会、1本100円で販売され空くじなし!裏に記載されている番号の下一桁でフジジン、フンドーキン、臼杵製薬といった会社の商品がプレゼントされます。そして7時から大物商品を目指した抽選会がスタート。ちなみにこれも長蛇の列の為私は購入できず、家族で大量購入したおじさんに写真を撮らせてもらいました↓

たくさんゲットしたうちわ。でもシャイで顔出しNGな臼杵のおいさん

とにかく起業祭でも住吉まつりでも、本気の人はスーツケースやキャリーケースがないと手に負えない量の物品が貰えるのです。2020年、チャレンジしたい方は気温と行列との戦いの為、どうぞ水分補給の準備、日焼け防止対策など気合いを入れてお越しください。


食いしん坊バンザイ!「FUN1オリジナルグルメ選手権」

起業祭で今年から始まった新イベントが「FUN1オリジナルグルメ選手権」(「FUN」はフンドーキンの「フン」)。臼杵や大分県産の食材を使ってフンドーキンが考案したメニュー8品から、お客さま投票でベスト1を決めるというイベント。ベスト1に投票した半券がクジになり3万円分のお食事券が抽選で当たるというオマケ付きです。

大混雑のゲームコーナーとは対照的な食ブース。しかしその後大変な混みようとなり売り切れ続出

投票後ベスト1に入れた半券がクジになる

各ブースとも若かりし頃の学祭のような雰囲気で、フンドーキンのスタッフの皆さんも楽しそうにイベントを行っていました。撮影許可をいただいたスタッフの方々、ありがとうございます!

この日私が購入したのはヒラマサバーガー↓

魚好きには堪らないヒラマサバーガー

ギッシリ入っていて身も厚い

ホルモン焼き↓

鉄板に焦げ付くタレの香りが食欲をそそる

凄く柔らかかったもつ焼き。ご飯との相性抜群!

甘太くんのベーコンチーズコロッケ↓

とろけるチーズが伸びる!甘太くん(甘藷)の甘さとチーズの塩気のバランスよし!

選手権とは関係ないですが、買わずにはいられなかった子供時代のソウルフード、じりやき(紫芋餡)↓

昭和世代の子供のおやつの定番。昔は砂糖を付けて食べていた。皮はもっちり

結局この日ベスト1になったのはフンドーキンの「にら豚のたれ」を使用した「にら豚」。でもどのメニューも美味しかった。特にホルモン焼きの柔らかさと、バーガーにされてもなお「サカナ感」を主張していたヒラマサバーガー・・絶品でした。


このイベントは来年どのようになるかはまだ何も決まってないそうですが、「フンドーキンの調味料x臼杵食材」などのメニューをドンドン生み出してご紹介していただけたらと思います。来年も必ず買いに行きます!


子どもにも楽しい体験コーナー

この二つの祭りの開催場所は臼杵川の中洲にある為、中洲を結ぶ二つの松島橋と住吉橋は通行止めとなり、祭りの間は歩行者天国となります。そして橋の上では出店や無料のイベントコーナーも↓

女子に大人気だったスタンプデザイン

エコバックにスタンプで好きな模様を描きます。そのまま夏休みの工作課題にしてもいいかも↓

夏休みの宿題もここで終わらせられる!?

男の子に人気だったのは重機の体験コーナー↓

プロが丁寧に操作してくれるので安心

クレーン車に乗ることも↓

8才甥っ子T、恐る恐る下を覗きこむ

子どもたちにとっても夏休みのいい体験になることでしょう。


イベントもお土産品も盛りだくさんのお祭りの締めは、「日本初の花火大会」と言われている(?)住吉まつりの花火大会。たったの15分ですがその距離が近く、観客もごった返していないのでゆったりと花火大会の良さを味わえるイベントです。

ご近所さんどうし?古くからのお友達?仲良く夏の夜空を眺めるご婦人方

子連れ移住を検討されている方、臼杵市は子供も大人も楽しめるイベントが盛りだくさん(8月も!)です。是非この夏休み、移住の下見に訪れてみてはいかがですか?


【関連サイト】

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