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臼杵市の「夜市」がやっぱり凄い

  • 執筆者の写真: 藤谷 愛
    藤谷 愛
  • 7月9日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月11日

Uターン移住した2019年、久しぶりに行った夜市に感動し、2022年のコロナ禍明けの夜市復活にまた感動。そして2025年の夜市、なぜかやっぱり感動してしまうのです。


<2019年の夜市の様子>ウソウソしたくなる臼杵・6月の夜

<2022年の夜市の様子>帰ってきた「うすき夜市」


なぜこんなに臼杵の夜市に感動してしまうのか?今回はその点をフカボリし、今後の夜市に期待したいことも併せて「考察・うすき夜市」を書いてみようと思います。

うすき夜市の射的ゲーム
大人も子どもも真剣に狙い撃ち!

物凄い人出だった2025年夜市第1回

今年の夜市は6/21から毎週土曜に28、7/5、7/12の合計4回の開催。

構成としては中央通り商店街(本町、畳屋町)の企画露店(ゲーム、飲食など)、市内外からのキッチンカーや飲食出店、商工会議所青年団や町八町若衆の有料ゲームなどが中心です。

うすき夜市の磯畑会議
イベント出店常連!臼杵の「磯畑会議」さんの絶品料理が並ぶブース

加えて祇園祭当番町(今年は掛町と畳屋町)によるお囃子の競演やダンスフェスといったイベントも。約400メートルの商店街にかなりの数の出店やイベントがあるので、来訪者の受け皿としてはまずまずです。

うすき夜市の祇園祭お囃子競演
畳屋町若衆によるお囃子の様子

そして特筆すべきはこれらの出店やゲーム企画のほとんどが「子どもを楽しませるため」というその一点に的を絞っているということ。もちろん飲食店などが出している露店は採算を考えなければいけないので、こどものおこづかいだけでは足りないお店もあるかと思います。しかし商店街や地元の団体はボランティア精神で出している飲食やゲームのお店がほとんどで、その価格は100円~300円!

「こどもの為にやってくれてるなぁ」

というのをひしひしと感じます。

うすき夜市の手裏剣投げゲーム
男子が夢中になっていた「手裏剣ゲーム」は的によって商品が異なる

結果、例えば私の8歳・姪Hは夜市に夏のすべてをかける子どもに成長しています。

自分のおこづかいを自分で考えて自由に使えるこの時間。Hだけでなく多くの子どもたちも、私自身がそうだったように、時代を超えてドキドキワクワクしながら商店街に集うのです。それは第1回目の人混みを見れば分かります。

八町大路商店街
「うすき竹宵子ども版か?!」というくらいの人の多さ!

ちなみに姪Hは夜市が始まる2週前くらいから小銭稼ぎに奔走し、何度私の店の庭掃除に来たかしれません。約30分の作業で100円、暑さ手当で+100円と15分休憩のドリンクとお菓子付き。

草むしりをする少女
日よけ帽子も被って草むしり。途中のおやつも多分頑張る目的の一つであろう8歳姪H

汗水流して稼いだ健全なお金は第1回目のかき氷とポテトフライになりました。社会勉強に自ら進んで邁進させるパワーを持つ、なんて素敵なイベントなのでしょう!

カニ醤油の綿菓子
毎年恒例、カニ醤油の綿菓子もこのご時世で嬉しい200円!

華々しい商店街の夜市

私が夜市に感動するポイントは、前述した

①    主催者と出店者のボランティア精神

②    子どもの社会勉強に繋がる

という点のほか、やはりノスタルジックな風景の存在があります。

昔ながらの輪投げや射的に時代が変わっても心から楽しむ子どもたちや、その遊び方などを教える大人たちの、そういうコミュケーションの風景に感動してしまうのです。

高村ふとん店横の輪投げ
昭和生まれの五十路には懐かしくて仕方ない風景

加えてその風景を眺めていると、同時に昔の夜市の映像が重なって脳内を巡ります。


昭和の商店街は400メートル両面びっしりと軒を連ねて営業する数多くのお店があり、アーケードがあったので雨天でも関係なし。現在「うすき中央こども園」が入る敷地には2階建ての「マルショク」があったし、大分銀行のある場所には5階(ゲームセンター付)まであった「臼杵トキハ」、その正面には2階建ての「コープうすき」が営業しており、夜市のある時にはその全てが夜9時まで営業していたのです。ですので、当時は臼杵だけでなく津久見の人たちも来ていたし、それはそれは凄い人混みだったのです。まさに夏の一大おでかけイベントでした。


昭和の終盤、不景気と共にシャッターを下ろす店も増えてきて夜市も寂しくなった時代がありましたが、現在は主催者のコンセプトや参加者の頑張りと共に盛り上がってきているのを凄く感じます。


私が子どもの時は商店街に七夕飾りもあり(←関係者に聞くと8月に開催)、学校でも七夕まつり(←こっちは7月)が行われていました。今の夜市をさらに盛り上げるべく、市内の小学校に協力を仰いではいかがでしょうか?学校の時間で七夕飾りを制作してもらい、夜市の間飾るのも楽しい雰囲気と華やかさが出ていいのではないかなあと思います。祇園祭の山車がその中をかき分けて進む光景をいつか写真に収めたいなぁと願ってやみません。


7/12は今年最後の夜市!

さて、このブログを書いているのは7/5、3回目の夜市の日の朝です。今日は八町大路火災から学ぶこととして、子どもたちには消火体験が行われます。その後消防車から菓子まき(!)という臼杵のイベントでは欠かせないお楽しみもあるため、おそらく多くの子どもたちが来るでしょう。

菓子まき
当日の菓子まきの様子。やはり凄い数の人がやってきた

そして来週12日は今年最後の夜市。ダンスフェスイベントがあり、市内のダンス教室の子どもたちがダンスを披露してくれます。


子どもがとにかく楽しめる夜市。そして親子のコミュニケーションもいつもより生まれるであろう夜市。臼杵市はもとより、近隣の皆さんもぜひ一度訪れてみてください。   

唄う仏壇屋、山本鳳凰堂
「唄う仏壇屋」こと山本鳳凰堂のしんちゃんも夜市を実況中継で盛り上げます!

<夜市開催情報>

日時:7/12(土)17:00-20:00

会場:八町大路

*ダンスフェスは18:00-19:15、カニ醤油の駐車場で行われます

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