臼杵市歴史資料館の古地図にハマる

最終更新: 2019年5月15日

4月26日に展示内容をリニューアルした「臼杵市歴史資料館」。

Uターン移住する前はその存在も知らず(あそこに何か大きな建物がある、という程度)、もったいないことをしていました。


Uターン移住してからというもの、整体で出会うご年配のお客さまから八町の昔の様子を聞くたびに「古地図を時代ごとに見てみたい」という思いがつのり、その情熱を別のお客さまに語っていたら「歴史資料館に行ってみたら?あそこたくさん古地図があるよ」ということで、早速時間を作って見学に行ってみました。


今回は私の好みに焦点を当てすぎた感のある取材内容をレポートしたいと思います。


情熱は「八丁ってどこ?」疑惑から始まる

これまでLINEトラベルjpという旅行検索サイトに、ライターとして旅行ガイド記事を100本以上寄稿しています。その中で我が地元・臼杵市について紹介している記事もあり、その執筆調査をしていた際、富士甚醤油さんのサイトで臼杵市街地、特に商業地域である八町の由来について触れている箇所と出会いました。


物心ついた時から「八町」「唐人町」などと書かれた法被で祇園祭に出ていたくらいなので、私は中心街のことを何の疑問もなく「八町」と思っていました。ちなみに八町とは唐人町、新町、掛町、浜町、横町、田町、畳屋町、本町のことを総称して呼びます。祇園祭も毎年二町が山車を曳きまわし、4年に1回当番年がやってくるという仕組みです。


しかし、富士甚醤油さんのHPに記載があった中心街には「八丁」という呼称もあったのです!詳細はこのページ↓

「富士屋甚兵衛HP」


「八丁と呼ばれる通りはどこだったのか?」という疑問にフツフツとしていたころ、唐人町に住む御年83歳のHさんからは「昔は唐人町の裏の通りはお堀だったのよ」と聞かされ驚愕。


確かに私の実家から市立図書館の方向へ向かうと少し下り坂になっている部分があるのです。「あれは水辺に降りる坂だったのか!」と本当に驚きました。タモリ先生レベルになれば見抜けるかもしれませんが、私のようなぺーぺーは臼杵の生き証人たちの証言に驚かされるばかりです。しかも、埋め立てたのは昭和40年位とのこと。大正くらいの話と思ったら、とんでもない、つい最近です(←昭和48年生まれには「最近」)。


「これは古地図を手に入れて自分でいろいろなことを検証するしかない!」

と思い立ったものの、どうやって古地図を手に入れるのかも分からず悩んでいたころに「臼杵市歴史資料館」(以下、資料館)がリニューアルオープンしおススメされたのです。


古地図マニア垂涎のコレクション

現在、資料館の大人の入館料金は320円。通年手形と呼ばれる上の写真の「年間パス」は驚きの640円。2回の訪問で元が取れるなんて、ディズニーの年パスと比べたら本当にかわいいもんです。しかも資料館の年パスデザインは5種類から選べて、臼杵市の古地図も含まれています!老眼が始まった私には、その詳細は小さすぎてもはや肉眼で見ることはかないませんが、八町あたりの古地図の年パスを購入しました。

受付の正面には関連本も販売。今度時間のある時に古地図集があるか探索してみようと思います。絶対に10代の時には買わなかったであろうものが40代でこれほど魅力的に見えてくるとは、やっとネギを食べられるようになった昨年に続き、自身の経年の変化に驚かされます。


そして館内の展示室の一つには、床一面の地図↓

江戸時代の市街地図の下には現在の臼杵市を上空から捉えた写真もあり、掛町にある私のお店も分かる大きさ。両図の道を辿ると、私の実家前の道が江戸時代にはなかったことなどが判明。取材に付き合っていただいた館長さんそっちのけで床にへばりついて「えー、この道もなかったの!?」と「江戸時代には無かった道探し」をして一人大興奮していました。


これら古地図の展示は、市街地以外の人でもマチナカを仕事や買い物、スナック巡りなどで利用している方には興味深い内容のはず。移住を検討している方にも臼杵の町づくりの起源や流れを見ることができる面白い展示になっていると思います。


野津でリアル宝探しができるかも?

4月26日にリニューアルオープンしてからの展示テーマは「祈りの歴史と文化」ということで、当然展示は古地図だけではありません。婚礼道具や茶弁当など、絢爛豪華な江戸時代のお道具類も見ることができます。

古地図以外に個人的興味度が高かったのはこちらの十字架の破片↓

野津町にある下藤地区キリシタン墓地で出土した十字架の一部です。


江戸時代に大きな迫害を受けその墓地も次々と破壊されたキリスト教ですが、なぜかこの下藤の墓地では墓標などがほぼ完全に近い形で残っていたそうです。但しこの十字架に関しては下の部分は出土しておらず不明。イエスの罪状でもある「INRI」(ラテン語IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」の頭文字)と記された部分から下が欠けているのが逆にカッコよく見えます。


こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが、館長さんから「上の部分しか出土しなかったんですよ」と伺った時に、つい

「宝探し企画でもして、残りをみんなで探したらいいのに」

と口走ってしまいました。


2011年~2015年にかけて市が行った調査で掘り返したのは南北約35メートル、東西約18メートルだったので、十字架の残りの部分が何かの事情で調査区域以外のどこかに転がってることが無きにしも非ず。「価値のあるものを発見した人にはプレゼントをあげる」というような企画があれば、私は甥っ子や姪っ子と是非参加したいものです。「発見した時は触らず笛を吹く」のようなルール付きで。イベントの前に座学などを行えば臼杵の歴史も学べて、大人も子供もロマンいっぱいに楽しめる1日になると思います。教育委員会の皆さん、ダメですか?


お庭がさらに素敵

充実した展示が揃う資料館ですが、最後に紹介したいのがそのお庭からの景色↓

臼杵川→大橋寺→鎮南山という私の大好きな臼杵の風景を眺められるお庭です。

出来ることならここをカフェにして、展示見学後に美味しいコーヒーでも飲めたら言うことなしですね。


臼杵市在住の方も、これから移住してくる方にも是非行っていただきたい臼杵市歴史資料館。古墳時代から江戸時代までの祈りと文化をテーマにした展示は9月2日まで行われています。是非年パスで何度も通ってみてください。


さて、今月は臼杵市が参加する移住フェアが東京と大阪で行われます。

今週は関西から移住を念頭に物件を見に来られた方が整体施術を受けに来ていただくなど、自分のUターン移住を回想させるような出会いがありました。

是非多くの方にこの臼杵市を見ていただきたいので、「田舎暮らしをしたい」「地方に移住したい」という方はまずはこれらの移住フェアで臼杵ブースを覗いてみてくださいね。


【第2回おおいた暮らし塾in東京 移住起業家ママの暮らしX地域】

日時:5月19日(日)11:30-14:30

場所:東京交通会館4F


【おおいた暮らし塾in大阪】

日時:5月26日(日)13:00-16:00(受付は12:30~)

場所:阪急グランドビル26F





【関連リンク】

臼杵市歴史資料館

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