八町大路の「幟市」に出店してみた
- 藤谷 愛
- 11 分前
- 読了時間: 6分
2019年に臼杵市にUターンする前に住んでいた埼玉県狭山市では、自宅のマンションで女性専用の整体業をしていました。インターネットで雑貨販売をしていたものの、現在のように実店舗は無かったので、地域のイベントやチャレンジショップに時折出店していました。
臼杵に帰ってきてからというもの、雑貨販売の実店舗が出来たため、イベント出店することはなかったのですが、八町大路の商店街が火災にあってから「少しでも商店街を盛り上げていきたいなぁ。」と思うように。
今回は、微力ながら商店街の活動に雑貨屋として参加してみた「幟市レポート」。「てしごと作品を売る場が無いかなぁ・・」と考えている方は必見です!

八町大路「幟市」
このブログでも臼杵市で行われている「マーケット」については時折レポートしています。オーガニックなどの農産物を中心に販売している石仏公園での「ひゃくすた」や、海産物を中心に販売する佐志生の「按針朝市」、そして城下町エリアの中央通り商店街で毎月第1土曜日の10時から行われる、美味しいものと雑貨の販売が行われる「幟市」です。

私のお店は商店街から徒歩1分の場所にあるのですが、幟市はいつも10時から30分程度しか見たことがありませんでした。というのも実家レストランの手伝いを毎日11時~13時半にしている為、いつも酒まんじゅうの為に猛ダッシュするのがせいぜいで、ゆっくり見たことがなかったのです。

今回は11月に実家レストランにお休み宣言をし、幟市に出店することにしました。
出店者もお客もリラックス
「〇〇市」というと、目玉商品を求めてお客さんが殺到するイメージや、物凄い人混みでワイワイガヤガヤしているイメージがありますが、八町大路の幟市は「のんびり&ほんわか」なムードが漂います。出店者もお客さんも9割以上が地元民。私も商品を見てくれるお客さんの中にちらほら知り合いを見かけ、日常会話が飛び交います。

私は雑貨販売で出店しましたが、雑貨関連のブースがこの日は5店舗ほどあって、みんな「うすきケーブルネット」の軒の下で販売を行っていました。

お隣は就労継続支援B型事業所「あらかし商会」さんで生産されたプラかごを販売するブース。よく見ると花柄などが細かくあしらわれていて可愛いし、何よりプラかごは軽くて丈夫です。ペットを連れたお客さんが熱心に商品を見ていましたが、確かにワンちゃんのお散歩バッグとして重宝しそうです。

その他に手仕事作品や昭和レトロな食器を販売しているブースも。それぞれが個性のあるお店ですし、何より皆さんお客さんとの会話を楽しまれているようで、常連さんたちが立ち話に花を咲かせていました。

出店者、美味しいものを食べる
この日は快晴でポカポカ日和。お客さんが少ない時間帯はウトウトするくらいの陽気で、忙しい日々を送る私にとっては最高の時間でした。

また、ほんわかムードに輪をかけたのがこの日商店街で行われた「豚汁のふるまい」。つまり無料配布です。「食べたいけど出店中は1人だから取りに行けないなぁ~」と思っていたら、商店街の「ふじわら京染店」の藤原さんが「豚汁だよ~」と出店者に豚汁を持ってきてくれたのです(涙!)。
カニ醤油の味噌を使った豚汁は100人前ほど用意されていたそうで、さすがに100人前の材料から出た甘さや出汁が身に沁みる美味しさでした。

このように幟市では食べ物出店もあれば、商店街からのふるまいも時折あるので見逃せないのです。
この豚汁でお昼を過ぎた私の胃腸にもエンジンがかかり、目の前の「カニ醤油」のカフェで提供されていたランチを出前してもらうことに。

この日のランチは蟹から出汁をとったカニ醤油の「本日のまかないランチ」(850円)です。

ますます一般のお客さんが勘違いしそうですが、カニ醤油は創業者一家の名字が可児さんであって、醤油に蟹を使っているわけではありません。
この他、前出のB型事業所「ジョイントリー結」さんの酒まんじゅうまで食べ、雑貨販売しているのか、食い倒れをしているのか分からないような3時間を過ごさせていただきました。

売上やいかに!?
実店舗の都合でたった3時間しか出店していませんでしたが、売り上げは人口16万人の狭山市で6時間出店していた時と同じくらいありました。もちろん初出店だったので、珍しい感じで見てくれたお客さんが多数でした。今後出店を繰り返した場合、売り上げがどのように推移するのかは分かりませんが、テーマ性を変えて商品を入れ替えるなど目新しさを出していけば、お客さんもマンネリを感じずにお買い物を楽しんでいただけるのでは?と感じています。

一方、実際人通りがちょっと少ないのも事実で、どのように集客を増やしていけばよいのか、私なりに考えて商店街の方に提案できたらなぁと感じています。

ただ、何よりも出店者や主催者の皆さんがとっても温かい方ばかりでほんわかムードなのは大きな魅力。関東で過去にイベント出店した時は「あそこの出店者が枠からはみ出している!」とかで言い争いをしていたマーケットも見たことがあります。そんなギスギスしたマーケットにはなってほしくないので、このままののんびり感をキープしつつ、出店者もお客さんも増えていくような楽しい幟市にこれからも参加していけたらなぁと思っています。
ちなみに前回も書きましたが、幟市の出店料金はわずか500円!「売り上げの何%を追加で支払ってください」(←他では時折このルールを見かける)、というようなこともありません。てしごと作品販売や食べ物販売をされている方、臼杵市八町大路の幟市への出店を検討してみてくださいね。
<幟市に関するお問い合わせ先>
中央通り商店街振興組合事務局 TEL:(0972)63-8525






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