出会いから始まる新しい活動

臼杵市に移住してきて早1年。この1年間は整体業、雑貨業、民泊業、加えてライター業と全然違う分野の仕事をしていたおかげで、いろいろな方たちと出会うことができました。

その出逢った方たちと一緒に今年仕事の幅を広げていこうと考えているのが、昨年4月に立ち上げた「USUKI TRAVEL GUIDE」(以下、UTG)という、観光に関わるいろいろな仕事を行う事業です。


「移住で起業した人はどんなことをしているのだろう?」 と移住検討者に疑問を投げかけられることも多々あるので、今回は新しい活動も含めたUTGのお仕事を少しご紹介したいと思います。

今のところ、店舗前の看板をこれ以上増やす予定は無い

田舎でもやはりハイシーズンには需要アリ!「民泊」

昨年の4月に事業を立ち上げてから年末までのUTGの主な活動は「民泊」でした。

UTGの民泊の需要は実際のところそれほど多くありません。しかし、ゴールデンウィーク期間やラグビーワールドカップの大分大会、竹宵などの大きなイベントがあるときなどはすべての日が予約で埋まったので、田舎の臼杵市といえどもハイシーズンには大きな需要があるということでしょう。

UTGは12畳ほどのお部屋を1日1組限定で貸し出しています↓

外国人客をターゲットにしているので、洋家具を設置

台所やお風呂などが共同となる典型的な民泊ですが、築85年の建物は外国人にはやはり珍しい造りだったのか楽しんでいただけたようです。


ご希望であれば実家の洋食屋などで、1泊につき2食無料のお食事をサービスで提供↓

1泊6,000円~ですが、バックパッカーの方は「もうちょっと安く泊まりたい」という方もいるでしょうし、「フグも食べられる贅沢な旅館に泊まりたい」という方もいらっしゃるでしょう。そういった方を対象とする宿も臼杵にはさまざまあります。


臼杵に移住して旅館業や民泊業などをされたいという方は、当たり前のことなのですが、自分の宿の「色」をどうするか、また、ターゲットに合わせて通常~閑散期においての値段設定や施設の提供の仕方をどうするのか吟味する必要があると思います。


丁寧な清掃や清潔な寝具の用意など、お客さまをお泊めするには手を抜けない事が多々ありますが、いろいろな方が泊まりに来て楽しいお話もできるので、そういったことを楽しめる方には良い生業(又は副業)になるかと思います。


今年の新たな活動:その1「イベント会場」

前述したように、婚活ではありませんが、昨年は「良い出会い」がたくさんありました。


例えば、私の兄「山男・M」の知り合いで、アンティークの着物をリサイクルし小物づくりをしているWさんという女性がいます。この方の事業である「川道商店」の作品がとても素敵で、ケレシュ雑貨部では彼女の作品を多数販売しています↓

夏季限定で販売したWさんのアンティーク着物で作った日傘

Wさんは根っからの着物好きで、エア月刊誌「岩ときもの」というかなり個性的な情報ページをリリースしています。とにかく着物が映える岩探しをする日々なのです。こちらが2020年1月号の一部↓

臼杵や大分の岩場に着物軍団がいたら、それはWさん一行で間違いない
「私たち、岩を卒業します」というテーマの記事の一部

傍から見ると記事内容はフザけているとしか思えないのですが、地域&着物おこしをしようとする彼女の活動はいたって真面目。彼女のようなユニークな方たちが「こんなことをやりたい!」と言っていると、私はつい片棒を担いでしまいたくなります。


そういうわけで、昨年末「全ての仕事を辞めて着物に全精力を注ぎます!」と言ったこのWさんと、今年からUTGの活動の一つを一緒にすることになりました。それが民泊の宿泊がない時にそのスペースを利用した「臼杵体験」。

つい先日行われた臼杵体験は、「和小物づくりと着物で臼杵」↓

写真提供:川道商店

事前に選んだ着物をUTGでWさんに着付けてもらいます。UTGから着物が映える二王座までは徒歩3~4分程度。臼杵城址公園やたくさんのお寺さんもすべて徒歩圏内なので、着物が初めての方でも無理なく散策できます。

写真提供:川道商店

Wさんが散策中に撮影した写真はもちろん参加者にプレゼント。

散策前にはWさん指導の下、アンティーク着物生地を使用した和小物づくりをUTGで楽しめます↓

今回はミニバッグを製作
真剣に縫ったバッグはお土産に

今回参加した台湾の方にとって、着物をアレンジするなんて多分初めての経験。しかも着物を着て街歩きをして記念写真を思い出に残せる、というのは本当に楽しい体験だったと思います。


今年の新たな活動:その2「翻訳業」

臼杵市に来る外国人観光客は、日本に来るのが3回目以上、という方がほとんどです。それも当然の話で、大体1回目には東京から大阪までのゴールデンルートを辿る人が多く、2回目は沖縄や北海道といった両極端な場所に行く人が大半。そして3回目くらいから「もっとディープな日本を知りたい」という感じで臼杵に辿り着く人が多いのです。


宿泊施設や飲食店など、臼杵はディープな日本すぎて中国語や韓国語はおろか、英語も通じないところがかなりあります。私の実家の洋食屋でも、スタッフ一同「OK」しか言えません。何か分かってないのになんでも「OK」と言ってしまうのです。昨年は和牛のステーキなんてメニューにないのに、私が目を離した隙に「OK」と言ってしまったので出すことになったという面倒なエピソードもあるくらいです。


もちろん、「英語が通じないディープな環境」を求めて来る外国人が多いので英語なんて無くてもいいのですが、やはり安全面などに関してはせめて英語表記などがあったほうがいいと思うのです。


整体のお客様の中には飲食店を営んでいる方も多く、そういう相談を数件いただいていたので、観光に関わる日本語⇔英語の翻訳業を始めることになりました。これも出会いの副産物です。


チャレンジしがいのある臼杵市

今年の前半は、昨年全く手が付けられなかったUTGのホームページ製作や、前述した二つの活動をしっかり展開していこうと考えています。規模は小さいながらも、臼杵がさらに楽しくなる活動の一つとして、個人的にはとてもやりがいのあるお仕事です。


臼杵で生活してみると「こういうものがあるといいのに」というものがまだまだたくさんあります。私はたまたま観光業に関わる活動をしていこうと思っていますが、移住してくる方には「こんなことがまだ臼杵には無くて自分にはこういう活動ができる」ということがそれぞれにあると思います。


皆さんの経験値をこの臼杵で活かしていただければ、臼杵はもっと楽しい町になる! 移住検討中の皆さんのお越しをお待ちしています。


【関連サイト】

USUKI TRAVEL GUIDE(民泊予約ページ)

川道商店・臼杵体験(予約ページ)