おススメ臼杵散歩・紅葉の「白馬渓」

5足のワラジを履いたUターン移住生活を送っていますが、その仕事の一つが「LINEトラベルjp」という旅行検索サイトに定期掲載していただいている旅記事の執筆。海外の観光スポットの記事が多いのですが、今年はコロナ禍で海外取材が叶わず、大分県内の記事が多くなっています。


先日、掲載してもらったのも臼杵市の紅葉スポット「白馬渓」の紹介記事。詳細はコチラ↓ 「江戸時代の人工渓谷 臼杵「白馬渓」は大分県屈指の紅葉名所」


昨年、数十年ぶりに白馬渓を訪れ、その美しさに感動しました。そしてその歴史を取材すると子供の頃には知らなかった事実も知ることに。


今回は、臼杵市民の誇りに思える「白馬渓」について。

LINEトラベルjpの記事とかぶる内容もありますが、記事だけではお伝え出来なかったことや別角度の写真など満載でご紹介いたします。

秋に必訪の「白馬渓」は、県内屈指の紅葉スポット

江戸時代、二人の男の情熱が作った「白馬渓」

「白馬渓は初めて」という大分市出身の義妹と一緒に、昨年11月中旬、数十年ぶりに白馬渓を訪れました。

紅葉はまだまばらな、入り口から数十メートルの場所

どこにでも紅葉の名所は数ありますが、白馬渓の「ココが凄い!」という点は、自然の森林を残しながら人工的に回遊式庭園のような紅葉スポットを作った、という点にあると思います。しかもそれが江戸時代の話なのです。今なら重機もあるし、電機でいろいろ作業もはかどりますが、当時の作業には大変な時間がかかったと思います。しかも、臼杵市の商人たちによるボランティアでできているのです!


現在でも臼杵市では、情熱あるボランティア精神が「竹宵」(秋の竹灯りのお祭りで、2日間に10万人以上が訪れるビッグイベント)を生み出したりしています。

では江戸時代のその情熱が遺した「自然&文化遺産」がどのようなものなのかを見て行きましょう。


江戸時代から白馬渓を守り続ける橋本家

臼杵市本町の庭園石工だった橋本主馬介真彦と、田町の商人・清水善七は、当時流行っていたお伊勢参りに行けない人たちの為に、伊勢神宮外宮の豊受姫神(とようけひめのかみ)の分霊を祀り、参道を整備することを1833年に藩庁に申請。費用は清水善七がすべて請け負い、橋本真彦は石工や造園の技術を活かして整備を始めました。


宗教的な詳細はよく分からないのですが、伊勢神宮参拝を模しているため、溪内には鳥居や石灯篭なども見られます。

驚くのは、現在でも橋本真彦の子孫が溪内にある大神宮を祠掌(ししょう)として守っているということ。白馬渓への情熱は、今でもその家系によって引き継がれているのです。


紅葉と石橋

白馬渓の素晴らしさは、自然の森林を残しながら人工的に庭園のような演出を施した点にあると前述しましたが、その数々のスポットを見て行きましょう。

白馬渓は標高280メートルの水ヶ城山の中腹にあります。本物の山なので、紅葉は上のほうから始まります。白馬渓の入り口から中腹にある池まで、緑から始まり、池の周囲は常緑樹の中で赤や黄色で埋め尽くされた世界になるのです。

参道は整備されているので、滑りにくい素材の靴なら軽装でも大丈夫。

もみじが降り積もった坂を60代(70代?)くらいの方たちも上れるほどお手頃なハイキングコースなのです。

石工だった橋本真彦が溪内に作った石橋はそれぞれ形も違って、なかなかスリリングなものも。例えば、下の写真の上のほうにある橋。この橋の描く孤がかなり急で、ここだけ年配の方や小さな子供は注意しなければいけません。


上の橋に立って下を向くとこんな感じ↓

アメリカの絶叫遊園地でも平気で楽しんでいましたが、この橋だけは微妙に怖い。

大神宮からは是非紅葉を見下ろしてください。オレンジの絨毯のような風景が広がります。


龍が出る?白馬渓紅葉ハイキングのゴールにある謎の池

小学生時代の遠足コースでもあった白馬渓。昔は参道の整備も今ほどではなく、小川にある石を渡って流れを超える所もありました。遠足の到着地点は山の中腹にある池。紅葉の時期には水面に紅葉が写りこむので、それは綺麗な風景を拝めるのです↓

それにしてもこの池、遠足の時に友達が「ここは龍が出るよ」と話をしていたのを思い出します。何か霊的に感じるものでもあったのでしょうか?

確かに、昨年義妹と散策しているときも、霊感など全くない人なのに

「なんかこの木が気になる・・」

と不思議なことを言っていました。私は試しにその木に両手をつき、

「どうかこの股関節を治してください」

と、そのひと月前にズッコケてから痛み始めた股関節の治癒をお願いしたのです。

次の日股関節の痛みは軽減しました。義妹は

「ホラっ!」

となぜか自信満々でしたが、迷信をあまり信じない私は

「多分往復1時間の上り下りが体に良かったんだろう」

と今でも信じて疑いません。

しかし、信じるか信じないかはあなた次第!是非その真実をご自身で確かめてみてはいかがでしょうか?


例年通り今年も来週あたりから見ごろを迎えるであろう白馬渓。橋本氏や清水氏の熱い思いでできたこの景勝を紅葉と共に楽しんでください。