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コロナ禍での運動会

今年は本当にコロナに振り回されてばかりの1年です。流行語大賞は全てがコロナ関連になるのではないのかと思っていますし、今年一年を表す言葉も「禍」なんじゃないかと予想しています。本当に気が重くなってしまいますが、今月はコロナ禍での不幸中の幸いともいえるイベントがありました。それは運動会。


私が子供の時は、実家のレストランが忙しかったため、中学3年生まで運動会に来てくれるのは母だけでした。しかも、弁当の時のみ。弁当が終われば母もレストランへ戻っていました。最初から最後まで両親が運動会を見たことは、雨の影響で運動会が火曜日(お店の定休日)になった1回だけだったと思います。


現在でも状況は変わらず、Uターン移住した私も、昨年は姪や甥の運動会を見ることはできませんでした。しかし今年はコロナ禍でレストランも少し暇なため、保育園の運動会見学の許可が出たのです!


今回は、姪が通っているこども園の運動会で、先生方のお仕事に感動した点なども含めてご紹介します。写真はハートマーク多数ですがご了承ください。


見学者数制限があり、望遠レンズで激写する

今年の未就学児、小学生、中学生の運動会は午前中のみ。お弁当も持参する必要が無かったので、保護者の方はある意味ちょっと気楽だったかもしれません。しかし、見学者数には制限が入りました。私の姪が通っているこども園では、当初「見学は両親のみ。片方これ無くても代理参加は不可」となっていましたが、運動会前に祖父母の方は見に来てもいい、ということになりました。残念ながら招かれざる伯母の私は、この距離から望遠レンズで姪たちを追います。

招かれざる客は望遠レンズ越しに見学

最初に感動したのは、この少子化の中でも鼓笛隊があったこと!

このベレー帽は買ったのか作ったのか?とにかく可愛い

私は保育園と幼稚園に通いましたが、その両方では鼓笛隊はなく、臼杵小学校の6年で鼓笛隊をしました。当時は1学年約160名の4クラスだったので、小太鼓やベルリラなどの人気楽器を弾くには、競争率の高いテストをパスしなければいけなかったのです。ちなみに私はテストの2年前から近所の小太鼓先輩に弟子入りをして練習し合格。ドコドコ連打することに快感を覚えていたものです。


年長組の子供たちが一生懸命楽器演奏をするのは本当に楽しそうでしたし、「これぞ運動会」という感じがして良かったです。特に指揮の女の子が最後にポーズをとりながらお辞儀をするのが結構カッコよかった。


先生たちの努力と愛情がにじみ出る場面の数々

私が以前住んでいた埼玉県では、多くの保育園でママさんたちは困難に直面していました。

その一つが「手作りバッグ持参」という課題です。通園バッグ、ランチョンマット、お弁当入れ、体操着入れなど、大体4つくらいを入園グッズとして製作しなくてはならないのです。しかも園によっては何センチx何センチなど、サイズ指定までされていました。


従って近所にあったイオンでは、年明けからミシン実演コーナーが活況を呈すことに。

それでも「裁縫が苦手だし共働きでそれどころではない」というママさんたちから、私はよく通園グッズの注文を受けていました↓

臼杵でもそういう必要性があるかな、と思っていましたが、全くそんな必要性はないようで、買ったものでもおばあちゃんが作ったものでも特に規定はないのです。これはお遊戯会などでもそうで、姪が通っているこども園では、とにかく親はそれほどモノづくりしなくてもOK。その代わり、先生たちの手作りの物がめちゃくちゃ登場するのです。私は

「それでなくてもこれだけ騒がしい子供たちの面倒を見ながら、どこにそんな時間があるのか?もしかして全て残業なんじゃないのか?」

など心配しながらも本当に感謝すべきことだなあといつも思っています。

今回の運動会でも、先生たちが手作りしたようなこんな可愛い帽子も↓

可愛いパイナップルチビ助たち

そしてまた感動したのが、かけっこのゴール地点↓

万年ビリの私と違い、3歳の姪は駿足で1等賞

一生懸命走ってきた子供たちを安全にゴールさせるために先生が待機しているのだと思うのですが、ゴール後の抱きしめ方が愛情たっぷり!最後になった子供もみんな同じくらいギュッと抱きしめ頭を撫でて、「頑張ったねー」的な言葉をかけてあげていました。

「これはビリでも関係なく喜ぶわな」

と、昭和の過当競争で育った私には感動的ですらあった愛情表現でした。

「頑張ったら心から評価してあげる」

ということをすれば、子どもは運動でも創作でもお勉強でもきっと好きになるんだろうな、と勉強させられました。自分の子供は居ませんが、姪や甥で実践していこうと思います。


番外編:クセが強い姪のラジオ体操

最後に、私の3歳の姪のラジオ体操風景。なぜこれほどクセが強いのか謎です。明らかに周囲の爽やかさとは一線を画しています↓

3歳上の姉のパーフェクトな姿と比較し、同じパートとは思えないポーズ

お馴染みのあの動きもこんな感じ。片足を毎回浮かせる独特の動き↓

来年はラジオ体操のCDでも買って、一緒に練習してみようと思います。







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