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臼杵発、こども園の「お楽しみ会」が凄い

臼杵にUターン移住する前に住んでいた埼玉県。今思えば子育てにはかなり過酷な環境だったと思います。以前にも触れたことがあるように、入園・入学グッズは「家族が手作りしたもの」が条件だったり、お遊戯会にしても衣装を親が作らないといけない、という規定があるのもよく整体のお客さんから聞いていました。両親ともが都内に通勤しているお客さんの中には「ハンドメイド」が苦痛になっている方も多く、私が代行して作ることもあったほどです。


一方、Uターン移住して、姪たちが通う臼杵市内のこども園の様子を見ていると、そんな「ハンドメイドのすすめ」みたいな規定は皆無。通園バッグも市販のもので一向に構わないし、お楽しみ会の為に義妹Sが夜な夜な裁縫をしている姿も見たことがありません。


しかし、姪たちの通うこども園の「お楽しみ会」の総練習を観に行った時は驚愕!都会のこども園では絶対見られないような内容のお楽しみ会(お遊戯会)に遭遇。今回はその内容の一部をレポートいたします。


*今回レポートする「臼杵中央こども園」のお楽しみ会本番は今週末の24日。若干のネタバレを含みますがご了承ください


感染防止対策も万全の会場

臼杵中央こども園のお楽しみ会の会場は臼杵市洲崎にある中央公民館。私はお楽しみ会を見るのは初めてなのですが、以前ビデオで見たときは超満員。なんと保護者用のカメラ台まで設置されていました。今回はコロナ禍ということもあり、保護者も本番にドッと集まらないよう、総練習と本番で分散してきているようにも見受けられました。


入り口では検温と手指消毒が必須↓

もちろんマスク着用も必須です!

ホールの前ではプログラムを手に入れます

流行と伝統がコラボするプログラム

パッと見、年長・きりん組プレゼンツのオオトリ芝居「鬼滅の桃太郎」がとても気になります。

期待を胸に開始を待つ間、舞台の緞帳が気になって仕方ありません。緞帳の絵はやはり石仏なのですが、そのスポンサーがサントリーではないですか!

座席は約1メートル間隔でソーシャルディスタンスもバッチリ

余談になりますが、臼杵には昔サントリーの工場がありました。その歴史はかなり古く、いろいろな資料を調べると、竣工が1947年で1996年まで稼働していました。 そのサントリーがスポンサーとして寄付した緞帳なのでしょうから、少なくとも25年の歴史を持つ緞帳です。


この緞帳の裏では、きっと先生たちと子供たちがてんやわんや。

早速今回のお楽しみ会の見どころをチェックしていきましょう。


お楽しみ会のココが凄い①衣装編

前述したように、二人の姪が通っているこども園ですが、その母である義妹Sは特にこれという衣装づくりをしていなかったと思います。なのに総練習ではそれはそれは凄い衣装のオンパレードでした。例えば「はらぺこあおむし」↓

ちょっと見えづらいですが、こどもたちの背中にはあおむしが羽化した後の羽も!最初は羽が無かったのに、場面転換に合わせて羽が生えてくるのです。


また、多数のミッキーとミニーも登場↓

子どもたちが曲に合わせてしっかり踊れるように、舞台下では先生が全身全霊で踊りを促します。そのあまりの情熱に、子供たちが踊る先生を激見するほど。


紹介した二つの衣装は序の口です。もっとすごい衣装がたくさん出てくるのですが、子どもたちの可愛さだけを観に来たわけではない私には、先生たちの衣装製作の苦労ばかりが脳裏に浮かんで泣けてきました。

先生方、いつもありがとうございます。


お楽しみ会のココが凄い②ダンス編

子どもたちのダンスも見どころの一つです。結構練習したんだろうなぁと思える難しいものもあるし、元気いっぱいに踊る子供たちを観て「あんなに動けていいなぁ」と感心する場面も。

特にうさぎ組のこの子たち、絵になる動きです↓

躍動感たっぷりのちびキノコたち

顔をおみせできないのが残念ですが、保護者の方は是非会場でその表情も楽しんでください。

昨年人気だったあのグループの曲ではバトンダンスも登場↓

衣装も凄いですが、ダンスも先生たちが考えているわけですから、それは凄い演出力です。

しかし、先生たちがいかにお楽しみ会に力を注いでいるのかが分かるのが、その台本内容といえます。


お楽しみ会のココが凄い③台本編

どの先生が何を担当しているのかまでは分かりませんが、台本、キャスティング、演出とその内容はなかなかのものです。

例えば、こちらはぱんだ組によるお芝居「金のガチョウ」ですが、途中「TT兄弟」が登場するという奇抜な演出。私もあっけにとられてシャッターチャンスを逃したほどです↓

その他にも、先生たちの捨て身のギャグなど、シャッターを切るのを忘れてしまうほどのシーンが満載です。詳細は会場でお楽しみください。


そして私が一番気になった「鬼滅の桃太郎」の1シーン↓

社歌「紅蓮華」を歌う桃太郎カンパニーの社員一同

伝統的な童話「桃太郎」をベースに、昨年の流行(鬼滅の刃、夢グループのCMなど)を織り交ぜて現在、過去、鬼滅の世界と3段階構成になっている秀逸作です。

先生たちが基本的な台本を作り、子どもたちの性格に合わせてちょっとずつセリフを変えたであろう場面も感じられ、その製作努力に関心させられっぱなしでした。

先生たち渾身の台本や演出も子どもたちの熱演に並ぶ見どころです。


子連れ移住してきたらあなたもこの一員に!

今回は中央こども園のお楽しみ会のレポートでしたが、臼杵市のその他のこども園も同じように力のこもったお楽しみ会を繰り広げているのではないでしょうか?

園長先生がおっしゃっていましたが、「日々子供たちの楽しい風景を見て元気をもらっているおすそ分け」がお楽しみ会の趣旨の一つだそうです。子供たちの成長の確認と共に、こども園と一体となって楽しむことのできる会。子連れ移住検討者にもこんなお楽しみがたくさん待っているに違いありません。


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