昭和が薫る喫茶店「シャローム」

更新日:2月16日

「世界で一番漬物が好きそうな顔をしてるのに?」

とよく言われる私は、世の中で唯一食べられないものが漬物です。

小学生の時の給食で完食を強要され(←昭和の教師はよくやった)、その夜高熱を出したほどで、現在でも食べられません。


このように「えー、そんな顔して意外だよね」と言われることがいくつかあるのですが、最近あったのが「カフェには一人で入れるが、喫茶店に入るのには勇気が要る」という事実。しかしついにその扉を叩く時が来ました。


本日は、臼杵市民なら「今さら!?」、移住者なら「それどこ?」と2極端に分かれる昭和薫る喫茶店「シャローム」についてレポートします。

決してオシャレではないけれど何故か惹かれる昭和の薫り

私、モグリですか?

実家のレストランでランチの配達に行った某所に、後日皿下げに行った時のこと。

野菜が山盛りの美味しそうな「ちゃんぽん」が配達されてあったのです。

「このちゃんぽんめちゃくちゃ美味しそう。どこの?」

と聞くと、その家のおばちゃんは驚愕のまなざしで

「アンタ、知らんのな!嘘やろ?すぐそこのシャロームので」

と臼杵のモグリを見た、と驚いた様子。


もちろん「喫茶店 シャローム」のことは知っています。シャロームができる前にあった散髪屋さんのことも覚えているので当然のことです。しかし、私が臼杵で育ったのは高校3年生までで、3年前にUターンするまで臼杵の喫茶店に入る必要など無かったのです。

そして何より、イマドキのカフェには一人で入ることはできても、「熟成された喫茶店」に1人で入るのには勇気が要りませんか?そのような感情を持っているのは私だけでしょうか?

いずれにしろ、ちゃんぽんが食べたい一心で、初シャロームを体験することに。


「す、凄い・・」誰もが息をのむ激盛野菜

熟成した喫茶店に入るのには覚悟が必要です。周りはきっと常連さんばかりで何かしらのルールがあるのではないかと心配してしまうからです。

「喫茶店 シャローム」の外観

しかし、中に入ると小ぢんまりしていて温かい雰囲気。他のお客さんも

「この人初めて見る人やなぁ」

という感じで見ますが、店主が見当たらず私がぼーっとしていると

「あんた一人な。そこ空いちょんで。そこに座りよ。」(訳:あなた一人?そこ空いてるよ。そこに座ったらいいよ)

と座席案内をしてくれます。

臼杵ではよくある風景で、店主がいないと他の人が店案内を始めたりするのです。店の人かと思って「じゃあこれください」と言うと「ちょっと待たんえ。店の人呼んでくるけんな」(訳:ちょっと待っててね。店の人を呼んでくるからね)などと言い残し姿をくらますので「え、どこの人だったの!?」という不可思議な状況がよく発生します。

カウンターに4席ほど、2~4人掛け位のテーブルが3つある店内

カウンター席についてしばらくすると、私の両親と同年代(70代)の女性が料理と共に登場。「気づかんで御免ね」と優しい笑顔で温かいお茶を出してくれます。事前情報で一人で切り盛りしていると聞いていましたが、私の両親と同年代で一度に5~6人のお客さんの注文をさばくのですから、穏やかながらパワーを秘めています。


ちゃんぽんを注文して数分。穏やかで優しい雰囲気からは想像できない、激盛ちゃんぽんが登場↓

「凄い・・」と息をのむ激盛

シャロームのちゃんぽん攻略法

実はこの記事を書くにあたって、私は2週に渡って2回シャロームのちゃんぽんを食べました。1回目は何も知らず真正面から戦いを挑みましたが、写真を見てお分かりの通り、豚肉を含む野菜の量が凄いのです。この野菜との戦いにかなり時間をかけてしまい、麺に辿り着いた時はちょっと伸びていたのです。


しかし、私のあとに来た常連さんと思しき人物は、ちゃんぽん注文時に取り皿も注文。

「その手があったか!」

ということで2回目には常連さんの作法で注文をして、まずは野菜と豚肉を先に取り分けることに。

取り皿いっぱいに取り分けても麺は見えず

この状態で「ちゃんぽん&野菜炒め定食」といった感じです。まずは丼の方からいただきます。


シャロームのちゃんぽんに必要なものはコショーです。「ちゃんぽんください」と注文して、最初に出てくるのがハウスのコショー。これをかけるのとかけないのでは味に大きな違いが出ると思いますが、お好みの量でどうぞ。


食後は淹れたてコーヒーで一服

何とか完食!と思ったところでタイミングよくコーヒーを淹れてくれます。

レトロなカップで出てくるランチのサービスコーヒー

濃い目のコーヒーが好きな私にはちょうど良い加減です。お腹もいっぱいで大満足のその料金もまた驚愕。なんと600円(税込)!

1人でたくさんのメニューをこなしています

昭和の喫茶店らしいメニューです。サンドイッチも種類が多く、以前差し入れで「カツサンド(700円)」をいただいたことがあるのですが、とても懐かしい美味しさだったのを覚えています。その他、1日中注文できる「モーニング(600円)」もあります。2回目に食べたとき半分のお客さんがモーニングを注文していたので、次回はチャレンジしてみようと思います。


昭和の喫茶店は焦らずのんびり時間を楽しんで

写真映えはしないですが、優しい味と激盛にハマってしまうシャローム。一人で切り盛りしている店主さんですので、注文してから提供までゆったり待てる余裕をもってお越しください。そして何より、創業から38年が経ちなお熟成中の昭和の薫りを楽しんでみてくださいね。


<喫茶店 シャローム>

住所:臼杵市大字臼杵本町4 地図

営業時間:11:00-19:00