昨年このブログでご案内したオンライン移住イベントに参加してきました。
2021年度は3回のオンライン移住イベントがあり、これに参加し尚且つ臼杵で「おためし暮らしをしてみたい」という移住を前向きに検討している方に向けてのモニターツアーが2/15まで開催されています。 2021年度の移住イベントの概要(当ブログでの紹介記事)
オンライン移住イベントは各回テーマ別で、私は個人的に1/14の「SDGsとうすきの暮らし テレワーク移住編」にとても興味があったので参加させていただいたのですが、面白い2時間でした。
今回のイベントに参加してみて、個人的な感想にはなりますが、以下のような方におすすめの回でした。
<個人の方>
「コロナで仕事の仕方やライフスタイルも変わり、住む場所を変えることも考えている」
「自分や家族の時間を大切にした生活を送りたい」
「都会生活に行き詰まりを感じてきた」
「美味しい物を日々食べたい」
<会社経営者>
「人材の選択肢を広げたい」
「社員に便利な土地で生活してもらうことによって、精神的・体力的負担を減らし生産効率を上げたい」
「会社の経費(地代家賃や交通費など)を下げたい」
個人的に初のオンライン移住イベント。その内容をご紹介いたします。
臼杵産品を飲みながら食べながら
セミナーの最初は皆さんリラックスしてもらう趣向もあってか、セミナー資料と共に送られた臼杵の産品紹介とテイスティング。⋆<>内は生産者名
①Jaga Stick <yomoyamaya>(ほんまもん野菜の農家さん)
②オーガニックかぼすシロップ<後藤製菓>
③フリーズドライ味噌汁<フンドーキン>
④かぼす果汁100%<大分有機かぼす農園>
⑤かぼすパウンドケーキ<かぼす工房>
大分県外に住んでいる人は想像できないと思いますが、大分県民は味噌汁にかぼすを絞って食べます。ただの味噌汁がカボスを絞ると高級料亭の味噌汁に!
今回もそんなことができる産品セットでした。
オンライン移住セミナーはZOOMで行うため、事前のダウンロードが必要です。
会議画面は下のようになり、メイン画面でスライド資料が出てきます↓
移住者は大きく分けて野津地域か臼杵地域に生活の基盤を置くことになり、特に農業をされる方は野津地域に多くなります。野津はほんまもん野菜の生産拠点とあって、有機農業や自然農をされている方が生活しています。一方臼杵地域はサラリーマン世帯や商売などをされる方が多いと思います。
二つの地域は元々別の自治体でしたが、平成17年に合併し臼杵市になりました。地域の個性がそれぞれ大きく異なるので、その違いをまずは理解されている方が、大まかな移住イメージを掴みやすいでしょう。
セミナーの最初はこういった現地の写真を使いながら地域別の紹介をしていきました。
移住xSDGsを実践している方々その①
地域説明が終わったら先輩移住者を交えての情報提供。
今回のセミナーではゲストとして先輩移住者が3組参加しました。私は参加者が誰なのか当日まで知らなかったのですが、そのうち2組は知り合いでした。臼杵って移住すると本当に狭いんです。
まずは野津地域で農業をされている小野さんの紹介。
実は小野さんが移住を検討して臼杵市内を見学していた2年半ほど前、私の整体院で施術を受けられました。現在は精力的に野津で農作業を行っていらっしゃいますが、会社でまだまだ仕事をする「働く役員」の小野さん。完全移住にはもう少し時間がかかるのか、神戸と臼杵で二拠点生活を送っています。
小野さんの移住活動で「これは素晴らしい試みだ」と感動したのが、神戸の社員に臼杵での田舎暮らしの機会を設けている点です。資料にも「将来的には若者、障がい者、農業体験希望者が研修できる農園を準備中」とあります。
コロナ禍において人命が奪われたり大変な出来事が多くありました。一方でこれまでのライフスタイルを見直す、というきっかけを与えられたターニングポイントでもあったと思います。臼杵市が行う「循環」をテーマにした農業や、田舎暮らし体験でエネルギー消費を抑えた生活ができることなど、小野さんの会社では社員研修を通じて実体験することができます。企業のこのような取り組みは自然とSDGsの活動に繋がっていると思うのです。
世の企業に「賃金だけではなく、社員に可能性を!」と願ってやみません。
経営者の皆さま、是非臼杵市役所にリモートワーク移住について問い合わせてみてください。
移住xSDGsを実践している方々その②
もう一組は先日もブログ記事の為に取材させていただいたフランソワ君とリエちゃんのカップル。二人の移住生活を取材した記事はコチラ↓
YoutubeでDIYを学びながら賃貸した家を破壊(?)し、新たな空間を生み出している2人。
夫妻は移住当初、東京の仕事をそのまま臼杵でしていました。パソコンがあればできる仕事でもあったので、まさにリモート移住にうってつけでした。
それまで臼杵にいつか移住したいなぁと思っていた背中を後押ししたものはやはりコロナだったそうです。
「東京にいてもリモートワークで家に閉じこもる日々ならば、移住してもいいんじゃない!?むしろ今!?」
と感じ、以前から計画していたゲストハウス経営の道へと踏み出したのです。
現在は東京の仕事も退職し、ゲストハウスの完成に向けてまっしぐら!臼杵での友達も増えたようで、いつ会っても楽しそうな二人が移住生活を自己採点↓
ゲストハウスが夏にきちんとスタート出来たら100点になるのだそう。
リモートワークから自分たち独自の道へリエゾンを行っている素敵カップルなのです。
リモート移住は十人十色
今回ご紹介した2組に加え、もう一組の方は現在東京の仕事をそのまま臼杵で行っている状況。仕事内容は三組三様で本当にいろいろな形のリモートワーク移住があるのだなぁ、と発見しました。
臼杵市の移住担当の方々もリモートワーク移住者が増えるにつれそのノウハウも蓄積されているようなので、「リモートワーク移住できるかどうか分からないけど、可能性を探ってみたい」という方でも臼杵市に興味があれば問い合わせてみてください。いろいろ話を聞いてみたら移住の可能性が格段にアップするかも。
お問い合わせは下記の臼杵市役所のリンクからどうぞ。
【関連サイト】
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