私が運営しているケレシュ雑貨部では、2年に1回雑貨の買い付けを行っています。しかしコロナ禍で出かけられずに早5年。
「坐骨神経痛もあるし、このままでは8時間以上の長距離フライトに耐えられなくなるのではないか?」
そんな不安感が心の中を占めてしまう前に、思い切って行動してみることにしました。
ウクライナ侵攻の影響でイギリスに行くのは経済的・時間的にまだ難しいので、まずはアメリカから。
臼杵から海外へ!今回は地方移住しても快適に海外渡航する為のイロハの巻です。
海外旅行に必要なもの
コロナ禍での海外旅行。必要なものは渡航国によって若干違いますが、渡航前に要確認なのは概ね以下の3点;
1)有効期間が6か月以上あるパスポート
2)ビザが必要かどうか
3)コロナの陰性証明やワクチン接種完了証明
この3つは必ず確認が必要になります。今回はアメリカ旅行を例に見ていきましょう。
1)臼杵でパスポートを作る
臼杵市役所・市民課でパスポートを作ることができます。大体10日~2週間程度でできるのですが、後述する諸々の手続きの為、余裕をもって渡航の1か月前には取得できるようにしておいた方がよいでしょう。
私は2019年にパスポートが切れていたため、今回再度10年用パスポートを作り直しました。
①パスポート用の写真 *市浜のマックスバリューに撮影機械有り(4枚作成で900円)
②更新前のパスポート
③身分証明書原本(免許証など)
④戸籍抄本または謄本(当日申請して取得可。マイナカードがあると驚くほどスムーズ)
申請書にこれらの書類を添えて提出し、パスポートの受取日が決定。その日に再度市役所に行って、売店で16,000円の収入印紙を買ってパスポートを受け取ります。
パスポートが無い人はまずパスポートを作っておかないとその後の手続きができないので、とりあえず海外に行く際はパスポートを一番に準備しましょう。
2)ビザの確認とESTAの登録
観光を目的とした3か月以内のアメリカ滞在にビザは必要ないのですが、ESTAという電子渡航認証システムへの申請(申請費用21ドル)が必要です。
「ESTA」と検索すると代理申請してくれる業者の広告サイトが大量に出てきます。
依頼すると大体6000円~8000円位かかります。ESTA公式サイトは英語で記載されているのですが、入力事項はパスポート情報など単純なので、英語が多少苦手でもおそらく30分~1時間程度でできると思います。入力事項は業者でも自力でも同じなので、経験と思って自分でやってみてはいかがでしょうか?
海外渡航先が決まったら、ビザが必要かどうか調べ手続きを行いましょう。
3)コロナ陰性証明やワクチン接種完了証明
これも各国によって要件が違うので確認が必要です。
例えばアメリカの場合、現在はワクチン接種完了証明(2回接種で完了)が英文で必要ですが、その専用アプリがあります。もちろん紙媒体での発行も各自治体が行っていますが、一番簡単なのがアプリです。詳細は臼杵市役所の専用ページを確認ください↓
マイナカードとスマホがあればものの1分で接種完了証明が無料で取得できます。
余談ですが、マイナカードに関してセキュリティーの点から私は反対の姿勢なのですが、今回の接種完了証明書の取得に関してはマイナカードを持ってて良かったと思いました。紙媒体だと有料な上に発行までに1週間かかり、マイナカードが無ければ渡航日までに間に合わないところでした。危機一髪…
この証明書、航空会社に提出をします。今回私はデルタ航空利用で、この航空会社は事前にスマホでパスポート情報やワクチン接種完了証明を登録しチェックインができます。これで搭乗日は荷物を預けるのみ。本当に手続きが楽です。
フライトから逆算して「マルミヤ」出発を決定する
臼杵⇔大分空港には高速バス「サウスライナー」が走っています。この高速バスが無かったら海外旅行も面倒なのですが、サウスライナーのお陰でかなり便利です。
今回臼杵から出発するにあたって、夕方5時半の国際線に羽田から出発する為、そこから羽田→大分空港→臼杵の高速バス停(マルミヤ裏)を逆算し9:33発のバス利用が決定。
これも余談ですが、このサウスライナー、佐伯(さいき)と臼杵(うすき)を大分空港と繋ぐ「県南高速バス」という二つの意味で名づけています。最初見たとき「うまいことかけたなぁ」と感心しました。
荷物を計算する
今回大分⇔羽田はソラシドエアーを利用。どの航空会社も国内線エコノミーは総重量20キロ以内であれば個数制限はありません(サイズ規定はあり)。
デルタ航空はエコノミーで2個(23キロ/三辺の和158cm以内)無料、3個目から有料となります。ですので、国内線と国際線の各航空会社荷物規定を考えた荷造りが必要です。
埼玉に住んでいた時は国際線のことだけ考えて荷造りしていたので、地方移住者はその点が少し面倒かもしれません。
これ便利!出発前に手に入れたいもの
ここ10年位、海外旅行の際に気を遣っているのが
「いかに疲労を残さず日本に帰ってくるか?」
という点です。帰国してその翌々日には整体院も雑貨店も通常営業に戻るので、時差ボケしている場合でもないし、疲れるわけにもいきません。だからといってファーストクラスやビジネスクラスを使えるセレブでは全くありません。その為に
①搭乗までの待ち時間を快適に過ごす
②座席を少しでもゆとりのあるものにする
という2点を解決するために「デルタアメリカンエクスプレス・ゴールドカード」を持つことにしました。
年会費が3万円弱するのですが、国内・国際線の空港で(ビジネス)ラウンジ利用ができます。
羽田空港の「デルタスカイクラブ」は昨年7月に新設されたビジネスラウンジで、シャワールームやカフェバーの利用もOK。座席もゆったりですし、静かで風景が良いのが何よりのリラックス。
各空港で食事やサービス内容も若干変化しますが、2018年にロンドン・ヒースロー空港を利用した際はフェイシャルマッサージのサービスまでスカイクラブで受けることができました。マジ、爆睡です。
また、デルタ航空の日本⇔アメリカ路線の座席ではエコノミー(メインキャビン)が2つに分かれており、このカードがあるとうち一つの「コンフォートプラス」席に無料でアップグレードしてくれます。シートピッチが10センチ程度広いだけなのですが、長距離フライトではこの10センチが疲労に大きな差を生みます。今年五十路の私には本当にありがたい。
そして預入荷物も通常は2個無料なのですが、このカードがあると3個目も無料になります。
加えて航空券をこのカード払いで購入すると海外旅行保険も付帯。例えばコロナにり患した場合、300万円の保険が自動付帯されるのです。
さらに帰国した際は、大分まで無料で1個荷物を送ってくれます。
ビジネスラウンジ利用、座席のアップグレード、預入荷物1個無料サービス、海外旅行保険、荷物1個国内無料宅配サービスなどなど、1回海外旅行に出ると元が取れる優良カードなのです。
意外に近い「臼杵⇔海外」
臼杵に移住して初の海外渡航。確かに面倒なこともありますが、それでも時間のロス無くスムーズに海外へいけます。
大分空港からは羽田にJAL、ANA、ソラシドエアーが飛び、成田にはピーチやジェットスターが飛んでいます。現在はないのですが、コロナが落ち着いたら以前のように韓国路線も復活するのでは?という期待も。
成田・羽田共に就航している国際線に乗るにも大分空港は結構便利。
海外へのワクワク感も維持できる距離の田舎・臼杵。地方移住先候補にどうぞ!
Comments