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臼杵市民、稀な雪で感動する

  • 15 時間前
  • 読了時間: 6分

今年は東北地方が雪で大変な目に遭っています。「家から出られないほど雪が積もる」ということは臼杵市で生まれ育った私にはよく分からない状況でした。

 

少しの雪でさえも足をとられるのは当たり前で、私が北海道旅行を友人とした時などは、ビジネスホテルの近所にあるコンビニに買い物に出ただけで3回も転び、そのうち1回は手に持っていた牛乳パックで友人の後頭部を殴りつけてしまい、その友人も一緒にひっくり返るという、派手なコケ方でした。とにかく臼杵市民にとっては5センチの積雪でも命取りになる可能性があるのです。

 

そんな我々の生活エリアで、2月8日(選挙の日!)に3~5センチの積雪がありました。

臼杵市でここまで降り積もったのは、私の52年の人生で小学生の時の1回だけだったので「この機会を逃してはいけない!」とできる限り写真を撮ってきました。今日は、そんな臼杵の珍しい雪景色をご紹介します。

旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
旧臼杵藩主稲葉家下屋敷にて。自宅の庭じゃないのが残念

ココが撮影魂に火を点けた

朝起きて自室を出るや否や、ほぼ同時に廊下に出た母が

「ちょっと!外が大変で!雪や、雪!」

と盛り上がっていました。前日、確かに天気予報では雪が降ると言っていましたが、降り積もるとは予想していなかったので、私は父に車の運転をさせるべきか、止めるべきか悩んでいました。

 

結局2時間後家を出るときには陽が差してきたので、「セニアカー並みにそーっと運転する」という条件で父に車の運転を任せることに。

愛車の雪を払う
口を尖がらせて不服そうに愛車の雪を払う80歳・父Y雄

いつもの道のりもセニアカーのスピードで見るといろいろなものが見えるし、一面真っ白でなかなか新鮮な通勤風景でした。。

そして、月桂寺が見える本丁に差し掛かった時、圧巻の美壁に遭遇!

「これは撮らないといけない!」

と思い立って、関青果さんの前で車を飛び降り、約1時間の撮影散歩が突如スタートしたのです。

日差しに向かう雪だるま
関青果さん前ですでに作られていたかわゆい雪だるま

いつもとは違う月桂寺&多福寺の巨大石垣

臼杵のガイドマップ「わたしのうすきとりっぷ」でもイチオシで紹介している月桂寺&多福寺の石垣は、雪景色でも異彩を放っていました。


まずは本丁から多福寺へのまっすぐな道。

雪が積もった多福寺への一本道
絶妙な積もり具合!

これはもう「小京都・金沢です」と言っても多くの方が騙されるのではないでしょうか?

そして、月桂寺の下の道!まだ誰も歩いてなかったようで、日光に照らされた新雪が神々しいほど。

月桂寺の石垣
風雪にさらされ、石垣も雪化粧

こちらの月桂寺に上がる石階段の新雪がふんわりしていて、美味しそうに見えたのは私だけでしょうか?

石階段に積もった新雪
つい食べそうになった石階段の雪

多福寺下のこの大きな桜の木は3月末に満開になります。それも楽しみな今の寒さです。

多福寺下のソメイヨシノ
このソメイヨシノはあと1か月ちょっとで満開に

吉丸一昌の銅像と臼杵城址公園

「♪春~は名~のみ~の~風~の寒さや~♪」の歌詞で有名な「早春賦」を作詞した吉丸一昌氏。実は臼杵市海添の出身です。現在の上野丘高校から現在の熊本大学に進学し、さらに現在の東京大学で学んでいます。

早春賦を作詞したのは長野県の早春の風景にインスピレーションを得て、という説がありますが、臼杵から長野の2月を体験したら、それは詩の一つでも書いてみたくなると思います。


立春を超えたこの日もまさに「春は名のみ」。早春賦の歌詞にふさわしい風景だったので、記念に吉丸さんと臼杵城をとらえてみました。

臼杵城跡前の吉丸一昌銅像
半分雪が積もって寒そうな吉丸一昌氏の銅像

臼杵城の正面の風景も、東北の城を思わせるような風景。

臼杵城跡の積雪
場所によっては5センチ超えの積雪だったかも

とても寒かったのであまり人はいなかったのですが、雪景色を楽しそうにワイワイ楽しむ大人たちが・・。

よく見ると、おそらく造船所で働いている、南国フィリピンの方たち。そりゃあはしゃぎたくなる気持ちも分かります。彼らにとっても凄くいい思い出になったのではないでしょうか。


稲葉家下屋敷と八坂神社

お城を見た後は、「ついでにこのまま投票してしまおう」ということで投票所の「社会福祉会館」に向かうことに。途中、稲葉家下屋敷の日本庭園がどうなっているのか気になったので覗いてみました。


この日おそらく一番乗りだった私の目の前には、まだ踏み荒らされていない綺麗な雪景色の日本庭園が!

旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
絵画のような美しさだった旧臼杵藩主稲葉家下屋敷の雪景色

こんな風景、なかなか見られません。しかも、いつの間にか下屋敷の廊下部分が板から赤い床に化粧されており、写真映えする色調に。

旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
青空に映えてすべてが美しい!

私が子ども頃は料亭として使用されていたので、なかなか内部を見ることはできませんでしたが、現在臼杵市民は無料で内部を見学できます。またいつこんな景色を見られるか分かりませんが、雪が降ったときは下屋敷も外せません。


そして八坂神社の参道にある社会福祉会館で投票ののち、八坂神社へ。

八坂神社の鳥居
いつ見ても立派な鳥居の八坂神社

私の氏神様でもあり子どもの時の遊び場の一つでもあるお馴染みの場所です。この時八坂神社に雪はあまり降り積もっていませんでした。砂利が埋まるくらい積もっていたら、又素敵な風景だったと思うのですが、残念。

八坂神社本殿
それでも風情がある八坂神社の本殿

ただ、このお馴染みの八坂神社で、52年間知らずにいて、今年1月に発見した素敵な光景があるのでご紹介しておこうと思います。

それが「光の道」です↓

八坂神社の光の道
1月の別日に撮影した光の道!その陽を浴びると幸運が舞い込むかも!?

1月の午前8時くらいに、ゲストハウスに宿泊されたお客様と朝の散歩に出かけたのですが、偶然この光の道に出くわし、一緒に感動しました。なんだかご利益がありそうな陽ざしでした。臼杵での朝の散歩は想像以上に爽快で(←早起き苦手なため今まで知らず・・)「ゲストの方が楽しんでいただけるなら」と出かけましたが、私にとってもいい発見に。

今後も行ったことのない場所、時間帯など色々変えてゲストの方々と臼杵散歩を楽しんでみようと決心しました。


同じ町でも稀な機会にこそ感動大!

学生時代に留学していたイギリスでは、長い冬の間はずっと空模様もグレー。3月になってたまたま晴れた日に、街の若者が上半身裸で街を闊歩する姿を見て、コートを羽織ってブルブル震えていた私は「久々に日光を見てイギリス人がおかしくなった」と学校の先生に報告しましたが、今となってはちょっと気持ちが分かります。稀な機会があると、長年暮らした町でもやはり人は感動するのです。フィリピン人(らしき人)は当然ながら、寒い中1時間も写真を撮りまくっていた私もまた然り。感動しちゃったのです。


今度雪が降るのはいつなのか全く分かりませんが、おそらく10~15年に1回くらいこの程度の寒さがやってきている感じです。臼杵に移住を考えている方も、雪に出逢って感動するチャンスがまたあるかもしれません。

最高の雪景色
この日の私の一番はやはり石垣でした!

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