臼杵の秋祭り「うすき竹宵」

今でこそ日本全国に広がる「灯り系」祭り。竹、ランタン、松明、キャンドルなど、その手法はいろいろありますが、実はそのブームの先駆けとなったのが我が故郷の大分県臼杵市というのはあまり知られていません。


2018年で22回目を迎える「うすき竹宵」(毎年11月最初の土・日に開催)。臼杵市の城下町にはお寺や武家屋敷がたくさんあります。私が幼いころ通った保育園も法音寺というお寺さんでしたし、友人の実家もお寺さん。武家屋敷に住んでいる友人もいたほどです。そんな風に町中に数多あるお寺や武家屋敷を開放して庭園などに竹のオブジェを飾り、中に配置したロウソクに火を灯します。もちろん路地にもたくさんの竹灯籠が並べられ、それぞれの柔らかい灯りに浮かび上がる城下町の風景はまさに幻想風景なのです。

そのお祭りの様子は、私が旅行記事を寄稿している「LINEトラベルjp」にも掲載されているので詳細はコチラからどうぞ↓

「秋夜の城下町に広がる幻想風景!大分「うすき竹宵」で竹灯篭の贅沢散歩」


臼杵石仏に伝わる平安~鎌倉期の「真名野長者伝説」をベースに始まったお祭りなので、平安絵巻のような時代行列も見ることができ、町の各所でも箏曲などのイベントが行われます。もう町中が目から耳から幻想に包まれるのです。


しかし、この祭りを始めてビックリしたのは、やり始めた当の臼杵市民だったと思います。何せ当時の旧臼杵市(野津町と合併する前)は人口が37,000人だったのに対し、二日間で15万人来たとも言われていました。現在でも公式発表で13万人弱が平均して訪れているようです。いつもは呑気な市民(特に商人)が1年に1回か2回、物凄く気合を入れる日の1日がこの「うすき竹宵」なのです。


祭りが好きなのかその後の打ち上げの飲み会が好きなのか定かではありませんが(←後者が有力)、基本的に臼杵市民はお祭りやイベントが大好き。それでもこの竹宵は観光客で道が埋まり、どの店も度肝を抜かれる忙しさになるので相当気合を入れて臨んでいます。私の実家のレストランもこの日は戦場と化します。いつもはペラペラ無駄口を叩くスタッフが鬼気迫る表情でエビフライを盛りつけるのです。来年、私も臼杵市に移住したらこの日ばかりはレストランの手伝いをすることになるでしょう。しかし私もここ10年お祭りを見ていないので、ぜひどこかでこっそり抜け出して竹灯りに照らされた城下町をじっくり散歩したいものです。


この夏初めて体験した「農家民泊」では、埼玉県から移住した方たちがホストになってくれたのですが、その方たちも竹宵には驚いていました。確かに、私が現在住んでいる埼玉県狭山市は16万の人口がいますが、竹宵規模での灯り系祭りはありません。10万人以上の規模のお祭りといえば「入間川七夕まつり」(13万人)と「入間航空祭」(20万人)です。お隣の川越市の「川越まつり」は100万人来ますが、人口が35万人なので約3倍。臼杵の竹宵は川越まつりと人口比率からいったらほぼ同じなのです!


移住してきた方も大好きな「うすき竹宵」。田舎暮らしや地方移住を検討していて「どこに移住しようかなぁ」とお悩み中の皆さん、このお祭りを見たら臼杵市にきっと住みたくなりますよ。お時間が合えばぜひ臼杵市に行ってみてください。 今年の開催はは11月3日(土)、4日(日)。イベントスケジュール、駐車場などの詳細は下記の公式サイトからどうぞ!


【関連リンク】

うすき竹宵(公式)

LINEトラベルjp/うすき竹宵