このブログの枕詞のようになってしまいましたが、今年の夏もイベントがほとんどありません。現在私の行動圏内で行われているイベントは八町大路の「幟市」か、石仏公園での「ひゃくすた」くらいなのです。
しかし何もないコロナ禍にあって、小規模ながらマニアックなイベントが8/7の幟市で行われました。それが「レトロカー&珍車名車 第1回臼杵オートサロン」。詳細をご紹介します。
車マニアでなくても興味津々のリノベ車
「レトロカー&珍車名車 第1回臼杵オートサロン」と銘打って開催されたこのイベント。昔懐かしいスタイルの車がズラリと八町大路に並びました。
このイベントを企画したカニ醤油12代目蔵元・可児愛一郎君(←高校時代の同級生)は
「レトロカー自体が臼杵の町並みに合っていて、自分もただただ見たいだけという動機!」
ということで開催した熱烈なレトロカーファン。
確かに物凄く古いフォルクスワーゲン・ビートルは彼の愛車で、何度もガレージに入れて丁寧に乗り回しているようなのです。
私は基本的に車の機械部分にはそれほど興味がないのですが、デザイン面は興味あり。愛車を手入れしながらどんどんアレンジを加えた歴史の結果が見られるのです。例えばコチラ↓
「ワーゲンバス」というのでしょうか?正面のデザインが本当にイケてます。1950年代に食料品店の配送用に使用されていた写真をネットで見ました。何もない空洞だったので、こちらのオーナーさんは中をかなりリノベーションしたと思われます。
これがあればキャンプはもちろん、フリマとかに出店しても中でゴロゴロしながら販売できそう。私もこのサイズが運転出来たら是非このように改造したいものです。
もう1台、凄いリノベーションカーを発見。
でもよく見ると↓
車体は軽トラ!?これ、軽トラの正面をワーゲンにして荷台に窓付きの四角い箱をくっつけています。
これ、絶対男性がオーナー!「ヒロシのぼっちキャンプ」を彷彿とさせるプライベート空間を創造しています。壁に色々と必要なものを機能的にぶら下げているのが男性的だなあと思います。釣り好きな人はルアーの仕掛けとか凄く丁寧に箱に小分けしたりしますもんね(とかいって、オーナーは女性かもしれませんが・・)。
このようなオーナーの車愛をリノベーションという形で見学するのは、車マニアでなくとも楽しむことができると思います。
レトロ炸裂!懐かしの日本車部門
私の記憶の中にある我が家の車はトヨタカローラのバンタイプ。実家がレストランでお弁当の配達にも使っていたので、車の中はいつもとり天の香りでした。なので可愛さとは無縁のデザイン。でも同年代、ホンダなどでは現在見ると可愛いスタイルの車があったようです。
色は後から塗りなおしたのでしょうか?水色って可愛いですよね。
しかも内装カラーも統一。
ファッションと同じように車を扱う。アメリカに住んでいた時、アメリカの男性は掃除はもちろん内装に凝った人もいて凄く車に気をつかうなぁと思ってましたが、これは万国男子の共通点なのでしょうか。
その他、「作り」そのものが面白いものも↓
現代の車には無い独特な造りに気づいたでしょうか?
そう、ドアが前開きなのです。やっぱり何かが不便で今のスタイルに変わったのでしょうが、だからこそこの車のレトロ感が光ります。
古い物を残すのは、家でも車でも大変な作業
このように古い物を敢えて残している人もいれば、自分の車を愛しすぎて手入れをしているうちにクラシックの域に入ってきたというオーナーさんも。しかしその保存には恐ろしく手間暇とお金がかかっているのは言うまでもありません。
現在の税法では、初回登録から13年を経過した車は税金がぐんと上がってしまうのです。これは新しい車ほど環境に優しいので、国としてはどんどん新しいものに買い替えて欲しいという意味があるそうなのです。でも、捨てた車はゴミになるから、一概に環境にいいとは言えませんよね。自動車メーカーに配慮している面もあるのでしょう。
そんな国の圧力にも負けない意地も見学できたオートサロンでした。
第2回目はすでに計画中!次回の見どころは?
ただただレトロカーが好きで企画したカニ君に次回開催の予定を聞いてみました。
八町大路全体を使うのか、旧マルショクの駐車場を使わせてもらうのか、場所は検討中だそうですが、1回目よりも大規模なものを検討中だそうです。1回目は小ぢんまりとしていましたが、それだけ広く会場を使うことになったら、今度は県内中から人が集まりそうですね。海外でもそうですが、レトロカーショーはなかなかの人気イベントです。これに合わせて、「レトロ」で何か統一したイベントを行うのも面白いかもしれません。その時は私のレトロ雑貨も出店させていただこうと思います。
「臼杵とレトロ」。絶対合うと思います。
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